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デバイス環境を超えた色再現〜JAGAT新資格 「色評価士」の目指す色再現のポイント〜四月に入ってJAGATも新しい2008年度が始まったが、今年度も新しいイベント・資格試験が目白押しだ。大連で計画されているDTPエキスパート技術試験もその一つだが、九月下旬から十月上旬実施に向けて熱烈準備中である。日本国内への人材紹介等、東アジア圏の印刷経済圏確立の一助にもなると期待している。 もう一つの資格試験が「色評価士」だ。これは元々DTPエキスパート認証試験の上位資格として計画されたものだが、上位資格としての位置づけは維持するものの、より広い色に関係した資格と発展させたいと考えている。その資格に合わせて制作した教科書が図1にある「眼・色・光」だが、中身をご覧になっていただければ分かると思うが、正直「目から鱗」の内容である。執筆者も現在日本が誇る最先端の色彩関係者を揃えている。もっとも最先端ということでは日本は名実共に世界でもトップクラスなのであるから「世界のトップ」とは少々恥ずかしいが・・・。 このように専門家は世界のトップクラスなのだが、コンシューマレベル(実際にはハイエンドアマチュアという人たちの存在が日本では無視できない)も負けてはいない。パソコンの普及と共にインキジェットプリンタをはじめとした技術進歩は目を見張るものがあり、プリンタでは6〜8色は当たり前、12色まで登場しているくらいだが、アマチュアがこのような機械を自費で買ってハンドリングしている奇妙な国なのである。それに負けじとプロシューマ達も頑張りだしている。Japan Colorなどの標準印刷規格以外にインキの顔料を改良して再現色域を伸ばしたものやインキジェットの様に多色インキで画像の色域や階調を豊富に表現することが行われている。これらは広く広色域印刷と呼ばれており、高精細高品質印刷として市場を形成している。 また、デジタルカメラの普及は今更取り上げることもないが、広色域のデジタル撮影や、CGでリアルな表現をするなど画像の作り方も変わりつつあり、トラブルの頻度もウナギ登りに増えていうのが現状だ。今まさに総合的なカラーディレクションの重要性が叫ばれているといえるだろう。 そこで色再現における新たな仕事のリーダーシップをとることができる人材を発掘・育成するため、JAGATは「色評価士」検定を2008年度にスタートする。この検定では、色再現を一貫して考えることができる人材開発を目指している。具体的には、CGを含めより高度なデジタル表現を考えることや、現場における多原色のマネジメントや応用開発ができることである。単なるRGB to CMYK変換が分かる人ということではなく、色を科学的に思考し、現実の技術でいかにトラブル無く再現できるようにする科学に裏付けされた知識や技術を認定する資格である。色に関係した業種は多く、印刷業界だけではなく、自動車をはじめとした工業製品、医療、化粧品、アパレル、建材、等々枚挙していったらキリがない位である。 色評価士のポイントは、視覚情報処理、質感の理解、メタメリズムの克服、広色域の色再現、カラーマネジメントの自動化などがあげられるが、新資格「色評価士」の説明も織り交ぜながら、4月22日にセミナーを開催する。セミナーでは、職種を問わず、さまざまなデバイス間のカラーマッチングに関する仕事に携わる方のための色再現を整理し、新たにスタートする「色評価士」検定のポイントを解説する。資格試験に興味のある方も現在色を売り物にしている印刷会社は是非ご参加いただきたい。 (2008年4月 郡司秀明)
■関連セミナー
■関連情報
主旨:
近年はオフセット印刷でもプリンタでも5〜8色などを使って画像の色域や階調を豊富に表現することが行われています。またフィルムレスで広色域で撮影するとかCGでリアルな表現をするなど画像の作り方も変わりつつあります。このような新しい環境で新しい仕事のリーダーシップをとれる人材を開発します。
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