ワールドインポートマート5F
2月5日(水)
15:45-17:45 G2  印刷会社におけるEPUB制作と課題 17,000円
(当日申込み価格)
2012年にAmzonを始め有力ストアがオープンして以来、電子書籍や電子コミックが本格化してきました。印刷会社から見ると既存のDTPデータから電子書籍化するための最適な手法、また今後は新規出版物のコンテンツ制作や管理方法も課題となってきます。制作側から見たEPUB、および今後の電子書籍の課題を取り上げます。
モデレータ:田原恭二   一般社団法人 電子出版制作・流通協議会
(凸版印刷 デジタルコンテンツソリューションセンター 課長)
日本語組版(CTS)、XMLによる出版コンテンツの標準化、デジタルデバイスにおけるテキスト表現、収蔵品管理、地図情報サービス、DTPによる高速自動組版などの研究開発に従事。
また、JIS X 4051をはじめ、電子書籍関連、外字・異体字利活用環境整備など、多数の標準化活動にも参画。2011年より電流協・EPUB研究会の部会長を務める。
スピーカー:吉田 政紀   大日本印刷 hontoビジネス本部 制作開発部
プリプレス工程(DTP・CTP)ワークフローの構築、CTP製造統合システム・進捗管理システムの開発、自動化・省力化など制作支援ツールの開発を経験。
現在、電子書籍制作ワークフローの構築をテーマとして、各種データからEPUBへの効率的な変換基盤の開発に従事。
スピーカー:遠藤亮正   凸版印刷 デジタルコンテンツソリューションセンター
InDesignをはじめとするDTPアプリケーションを用いた自動組版システムや制作支援ツールなどの開発を経て、現在は電子書籍を制作する基盤の構築に従事。
電子出版制作・流通協議会 技術委員会制作規格部会、EPUB研究会 会員。
スピーカー:鎌田幸雄   シーティーイー
1992〜2002年頃、AppleScriptによるQuarkXPress自動化・効率化に取り組む。
2006年シーティーイーに入社、組版効率化のツール開発を担当。総ルビ付与ツール「RubyCloud」やPDFデジタル検版ツール「BeforeAfter」を開発。
2012年より電子書籍を担当し、InDesignデータからEPUB制作のワークフロー構築、制作効率化のためのツール開発、営業を行っている。
(著書)「QuarkXPressユーザーのためのAppleScript入門」(1997、工学社)
スピーカー:田嶋淳   三陽社 メディア開発室
書籍系DTPオペレーターを経て、Web構築および電子書籍制作を担当。社内に大量に蓄積されている専門書関連のDTPデータを電子書籍に変換する手法の効率化、最適化を模索し、チーム体制での効率的なEPUB制作ワークフローの構築を目指している。
また、ブログ『電書魂』を通じて、「電書協EPUB用XHTMLモード」や「電書協EPUB3用OPFファイル生成」などのEPUB作成補助ツール・スクリプト、「InDesignデータ→電子書籍で字形の変化する文字」などの資料を公開中。