本業回帰と第2の本業 JAGATの推計によれば、1998年度の印刷産業の出荷額は対前年比で5%程度のマイナス成長になった模様です。過去最悪の不況といえますが、それ以上に問題なのは最近の印刷産業界がビジョンを失いつつあることです。 印刷業界では、DTPが普及段階に入ってほぼ3年が経ちます。一部先行企業はすでにコストダウン効果を享受することができました。しかし、DTP化がどこでも当たり前になったいま、DTP化の推進だけでは利益に貢献することが少なく、しかも設備は以前に増して容赦なく陳腐化して行く状況になってきています。 一方、今後の経営戦略の中で、マルチメディア事業や情報処理事業などを掲げる企業は急速に減りつつあります。数年前まで、CD-ROMの企画・作成や情報処理業務は、印刷産業にとって次代の事業拡大の目玉として意識されていましたが、その夢は全体としては萎んでしまいました。 既存の印刷市場では、無駄な印刷物作りを減らしながら、ぎりぎりのスケジュールで印刷物を作ることが要求されるでしょう。印刷業としての従来からの本業部分は、非常にシビアな物的生産性向上の競争になり、プリプレス作業の価値の低下もあいまって、すくなくとも名目の市場規模は縮小していくと思われます。 ビジネスの効率や安定性を考えると本業回帰という戦略になりますが、やはりビジネスは伸ばしていくべきだと考えると、印刷の取り引きに派生するサービスをそれ自体で価値を生む事業として成り立たせていくことが必要になります。 従来から、印刷の取引に派生したサービスは大変多く、サービスを広げる可能性は八方にあると考えられます(下図)。しかし、パートナーとして信頼して任される能力の内容と範囲は何かを突き詰めて知識集約化を図っていかなければ、新しい価値を生み出すビジネスにはならずに、過去の「ソフトサービス化」の二の舞になるでしょう。 パートナーシップとは コンテンツ分野では、知的財産権の管理力がなければ、データ処理の請負業はできてもいわゆるコンテンツビジネスにはなりません。マルチメディア・オーサリングの仕事では、自分が単にその一員になるのではなく、専門家を集めたチームで仕事を進めるプロデューサー、ディレクタとして全体を調整していける能力があればその部分の価値が評価されるでしょう。 情報処理ビジネスでは、特定のプログラムを扱えるだけでは継続できないので、遠回りに思えても基本になる技術を押さえておくことが必要になります。ポストプロダクション(制作代行)分野では、コンテンツはデジタルデータとして顧客の側で処理されるので、自社の設備、能力に合わせたやり方を顧客に押し付けるのではなく、相手に合わせた仕事のやり方を考えて実行できる力がなければ、利幅のある継続的な仕事にはできません。場合によっては、人の派遣も必要になるでしょう。 流通分野では、単に運搬を分担するというだけではなく、ジャストインタイムでの納品が保証できる仕組み作り如何がパートナーとしての関係を維持できるかどうかの鍵になります。加工分野でも、加工処理ができるだけならば従来と変わらないビジネスしかできません。印刷物の流通、使用場面から、加工仕様や加工方法を提案、実行できるエンジニアリング能力があってはじめて信頼されるパートナーとしての評価につながります。 プリントオンデマンドのビジネスとは、もともと小ロット、短納期、低料金の要望に応えようということですから、従来通りのやり方では利益を出しにくいのは当然です。ファシリティーマネージメントでの展開など、新たな業態での取り組みが必要な分野も多いと思われます。デザインの取り込みも印刷業が長らく取り組んできたことですが、デザインの善し悪しとは別に、顧客を納得させるプレゼンテーション能力がなければビジネスにはなりません。 つまり、新しい価値をもたらすパートナーシップとは、従来のソフトサービスにおける発想のように、印刷プラスアルファの機能を提供するということではなく、第2の本業のつもりで取り組まなければ築くことがむずかしいものです。 技術的自立に向かって 技術面でいえば、便利に使えるアプリケーションを使えればそれで事足れりということではなく、先に述べたように遠回りであっても基本を押さえておくことが必要です。SGMLがその典型的な例です。ネットワークについても同様で、従来のようにメーカー、ディーラーのサポートに頼り切る姿勢を変えていかなければビジネスは限定されたものにならざるを得ません。 時代はDTP化の先に歩を進めることを求めています。その道筋は多様ですが、JAGATでは、どの道にも共通で必須となるテーマについて、研究会、SIG(Special Interest Group)活動、Work Shop、セミナー等、多彩な事業形態で実施してまいります。1999年のテーマは以下の4つです。 @ ネットワークを使いこなせる基盤作り A データーベースを構築・運用できる基盤作り B パートナーシップをリードできるディレクター機能の強化 C 新しいビジネスモデル構築 研究会 お問い合わせ:研究調査部(TEL:03-3384-3113) 昨今のデジタル化は、企業によっては、投資や教育をしても手元に残るのは寿命の短いコンピュータ環境だけという状況をもたらしました。 デジタル技術をベースにしたビジネスは、顧客や狙いのマーケットに合わせてカスタマイズすることが重要になります。しかし、多くの印刷企業では、個別のアプリケーションに詳しい作業者は確保できていても、そのような観点から総合的な技術戦略を立てることができるリーダーが欠けています。これが先に述べた状況を生み出している最大の原因です。 ここでいう総合性を持った人材の育成には、毎日新しい情報に触れ、定例の勉強会を行い、外部の人と意見交換をして、年に1〜2回はレポートをまとめるくらいのことが必要になります。そして、勉強の中身は、話題の技術を追い回すようなものであってはなりません。 研究会では、当然、話題の技術を取り上げます。しかし、それは、技術の本流がどの方向に向かうのか、どのような段階にあるのかを捉えるひとつの視点として扱うもので、活動の主体は技術の本流を見誤ることなく捉えることにあります。研究会の目的は、各社の技術戦略を総合的に立てていただくための判断材料を提供することにあります。 JAGATの技術研究会は、技術動向把握のための情報収集機会としてだけではなく、各社のデジタル技術分野のリーダー育成にもご利用いただける研究会でもあります。 研究会には、テキスト&グラフィックス研究会/ 通信&メディア研究会の2つがあります。いずれも、レポートの発行(月1冊または2冊)とセミナーの開催(無料の定例ミーティングと有料ですがメンバー割引が適用されるセミナー)を通じて情報を提供しております。 ■テキスト&グラフィックス研究会(TG) ・研究範囲:フルデジタル化の方向は疑う余地もありませんが、その道筋は単にDTPや画像処理ソフトだけを使いこなせばよいというわけではなく、各工程のいろいろな技術を組み合わせてはじめて実用となります。テキスト&グラフィックス研究会では、こうした複数の技術をどのように舵取りするかに焦点を当てて調査し、情報を提供致します。 ・1999年度ミーティング予定(年24回):「SGML利用事例」、「Photoshopの内部構造」、「NEXPO99報告」、「デジタルカメラ」、「印刷会社のPDF利用」、「ネットワークと受発注」、「コピードットスキャン」、「SSF99報告」、「デジタルアセッツ」、「広告のデジタル配信」、「プリントオンデマンドの利用」、「JIS第3第4水準をめぐって」,etc ■通信&メディア研究会(CM) ・ 研究範囲:オフィス、生産現場の効率向上にとって、通信は欠かせない要素になり、紙以外のメディアを使ったサービスへの対応は差し迫った問題です。しかし、この分野に関する情報は多く、技術の分野は広く専門的です。 通信&メディア研究会は、断片的な技術解説ではなく、通信とメディアに関する技術・市場の全体像を捉える素地としての情報を提供致します。 ・1999年度ミーティング予定(年12回開催)):「データベースビジネス」、「メディアリテラシー」、「企業ネットワーク構築の最新事情」、「DVD最新動向」、「電子カタログ」、「データベース構築」、「通信インフラの最新動向」、「デジタルアーカイブ」、「多様化する情報サービス」,etc *技術以外の研究会として、プリンティングマーケティング研究会も行っております。 具現化事業 お問い合わせ:研究調査部(TEL:03-3384-3113) 具現化事業とは、新しい技術、手法を取り入れていこうとする時に直面するさまざまな障害に対して、具体的な問題解決の支援をする事業です。テーマに応じて、SIG(Special Interest Group)活動とWork shopのふたつ形態で実施いたします。テーマは、いずれも数年間のうちに必ずしや普及していくだろうと思われるものを選びます。 SIG SIG活動は、新しい技術の導入に関する問題を抱えている企業が、共同で問題の解決策をまとめていく共同研究活動と位置づけています。 JAGATは、会員企業にSIG活動への参加を呼びかけるとともに、問題解決をスムースに行えるよう、テーマに応じた専門家の協力依頼、参考になる事例研究のアレンジをいたします。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @ CMS(Color Management System) A 通信ネットワーク B CTP Work Shop 技術自体に導入の障害はなくても、その導入、運用に関する知識、能力を身に付ける機会がないために、新しい技術を導入できない場合があります。このようなテーマについて、実際のハード、ソフトを使い、その場で実践的な能力を身に付けていただき、技術導入を推進していただく機会として企画、実施するのがWork Shopです。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @「ネットワーク管理-WorkShop」 ・「デジタル社会に立ち向かうためのネットワーク戦略」 ・「自社ネットワークをデザインする」 A「SGMLシリーズ-WorkShop」 ・「SGML/XMLにどう取組むのか」 ・ 「SGML(新)提案編」 ・ 「SGMLデータ加工編」 ・ 「SGML出力・印刷編」 経営者・幹部のための「デジタル経営戦略シリーズ」 JAGATでは、上記の具現化事業の他に、デジタル時代の経営戦略作りをお考えの経営者および経営幹部の方々を対象に、今後の事業展開の基盤となるテーマについて、その背景、フレームワーク、そして印刷業界の取り組み方を解説するセミナーを企画、実施いたします。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @ SGML A CTP B デジタルネットワーク C プリンティングコーディネーター D CMS(カラーマネージメントシステム) 定着化事業 お問い合わせ:マーケティング部(TEL:03-3384-3112) デジタル技術は生産プロセスを変革してきましたが、印刷ビジネスそのものが変革される段階となってきました。印刷会社側は、得意先の意識変化や受発注環境の変化に対応するために、組織再編、業務改革を行い、得意先との接点となる営業力強化を進めなくてはなりません。定着化事業は、そのための実務知識や自己啓発のための教材を提供します。 ビジネスチェンジシリーズ デジタル技術は社会構造、企業構造を根底から変えようとしています。印刷物をDTPで制作するといった印刷の生産現場のデジタル化、ネットワーク化にとどまっていることはビジネス市場からの撤退を意味するといっても過言ではない状況です。経営管理・営業のネットワーク化、データベース化は急速に社会全体に広まりつつあります。このような環境の中で営業取引をし、企業を発展させるには従来の延長では上手く行かない事は周知のとおりです。ビジネスの発想、仕組みをチェンジする必要があります。この決断は経営者、営業・技術の幹部、リーダの重要な仕事です。本講座はビジネスチェンジのヒントになることを願って開講します。 第1回 企業の上手な買い方〜実例:印刷会社のM&A−強くなるための企業買収〜 第2回 印刷物発注減を恐れるな!〜顧客満足度アップのPDF戦略〜 第3回 組織改革は社内ベンチャーから 第4回 ネットワーク社会で生き残れる条件とは 第5回 データベースで変わる印刷ビジネス 変貌する得意先の情報環境と印刷物 得意先の情報発信環境は、急速に変貌しつつあります。マスコミニュケーションツールとして君臨した印刷メディアの役割は曲がり角にきています。情報内容や目的に応じて発信形態、表現形態を変え、最適なメディアを選択する時代となり、メディア効果に対しても厳しく評価が下されます。当然印刷メディアにも再評価の目が向けられています。印刷がニューコンセプトメディアとして新たなサービス提供を提案していかなければパートナーとして生き残ることはできません。本シリーズは、得意先がいま何を目指しているか、メディアとどう取り組んでいるか、印刷をどう位置づけようとしているのかを、得意先の様々な取り組みから探ります。 第1回 多メディア時代の情報ツールの選択〜本田技研工業、ソニーの事例〜 第2回 ダイエー・松下電工担当者に聞く 印刷発注システムの改革進む〜カタログ・チラシの行方を探る〜 デジタルメディア提案・受注即戦力教室 〜商業印刷物のデジタル展開その企画提案から納品まで 「デジタルメディアの企画・制作の際にまず覚えておくべき知識と手配の基本」を2日間で習得していただくことを目的としています。カタログ、マニュアルその他販促物など私たちになじみの深い商業印刷物のデジタルメディア展開を中心に各メディアの特性、制作手配のチェックポイント、得意先へのプレゼンテーション手法などを演習を交えて解説します。 営業マンはデジタル武装せよ! 〜技術をいかにビジネスに活かすか〜 目まぐるしく進化するデジタル技術により印刷界を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。しかし次から次へと提示される技術には役に立つものとそうではないものがあります。生産現場と得意先の間に立つ営業マンは、その技術が仕事の中で如何に活用出来るのか判断し、的確な提案ができることが評価になります。従来型印刷営業スタイルからデジタル対応型営業スタイルへの脱却を図るためにデジタルを取り巻く様々な技術を取り上げ、印刷営業マンの視点でその対応を考察します。 企画の品質管理:リーガルマネジメント(法規管理) 実践!印刷物制作の法規管理と責任 販促支援の企画提案やデザイン制作の受注が多くなる中で、企画/デザインの最も重要な品質管理は法規管理(リーガルマネージメント)です。業界ルールや社会ルールを無視したり、知らないで印刷物企画はできません。法規管理のミスでトラブルを起こしたり、巻き込まれたりすることが増えています。本セミナーでは、印刷物及び電子メディア、イベントなど印刷会社が関わる企画制作分野の法律を整理し、実践に即して、法的管理のポイント、デザイナー、プランナー、ライター及び外部スタッフへの指示伝達について学びます。 印刷の受発注契約と所有権の徹底研究 <上手な契約と権利の確保> 印刷会社にとって知的財産権は、重要な営業戦略項目となりました。企画開発、データ処理、製造ノウハウ、保管管理等々、あらゆる印刷ビジネスにおいて、必須知識となりました。リーガルマネージメントシリーズ第2弾では、印刷版及びデータの所有権動向と印刷基本契約、各種関連契約書のポイントについて、サンプルを使いながら実務的解説を行ないます。 オンラインビジネスと知的財産権 本セミナーは、印刷のデジタル化にともなう著作権の新たな問題と対応を整理するとともに、グローバルに動くネットワーク、データベースの世界でどんなことが起きているのか、これからのオンラインビジネスのための法的環境を包括的かつ最新動向をお伝えします。デジタル環境でニュービジネスに取り組まれている企画・営業の方には是非ご参加頂きたいセミナーです。 ■通信教育 <新コース> 印刷業のための「リーガルマネージメント」講座 −企画制作・製造の法規管理と責任− 印刷物の企画提案・制作・保管・契約にともなう様々な法的環境を理解することは、事前にトラブルを回避といったリスク管理に役立つことは当然ですが、もっと大きな効果は、提案先への大きな信頼であるリーガルマーケティングの能力を高めることです。パートナーとして企画制作の法規管理と責任について正しい知識を持っていただくための講座です。 印刷・電子メディア制作の問題解決を図る プリンティングコーディネータ養成講座 「とにかくデジタル化」で始まったデジタル対応は第二幕へと移り、より高い品質のデータ・印刷が求められています。トラブルのない合理的なデータづくり、差別化のできる印刷品質を、クライアント、デザイナー、エディタ、ADマンらとコラボレーションしながら、造り上げていく印刷のプロ、それがプリンティングコーディネータです。またこれからは電子メディアへの橋渡し役も担う、幅広い総合的な知識と問題解決能力を身に付けた人材によるコーディネータ機能こそがこれからの「印刷情報産業」を支える大きな柱となります。 【ハイレベルな目標に向かって】 いろいろな印刷物の設計、品質管理、企画支援などについて実務的な講義を通して「コーディネータとしての目、判断力・指示力」を養い、「良い印刷物とは何か」を深めていく一方で、今回よりネットワークや電子メディア分野へのコーディネートも目指します。 ■通信教育 <新コース> 印刷メディアの企画制作コーディネートコース 営業マンはデザインや制作のプロである必要はありませんが、お客様が持っている表現や仕様についての要望を的確につかんで伝え、最終的にはイメージに限りなく近いアウトプットの製品に導く責任をもっています。本コースでは、そのために必要な基礎知識と演習を通してわかりやすく解説しています。 社内組織体制改革のツール:ISO ISOは、大企業を中心に外部(顧客)要請による取得が多くありました。ところが昨今は中小企業やサービス業といった従来とは違った広がりを見せています。何よりも今は産業構造の変化の時代であり、それに伴って会社組織や経営について見直し・改革が必要な時期となっています。しかし、会社組織や経営の見直しといっても、理念だけで変革はできません。そこでISOという国際的な品質保証システムの仕組み(規格)を上手に活用することで、業務改革、組織改革を検討し、権限や責任を明確にし、自社の経営革新、会社革新に繋げていけるとすれば、大変有益な経営ツールとなります。 ISO9000s取得支援集中講座 −ISO事務局設立に向けて 印刷業界においても、ISO9002への関心は高く、多くの企業がすでに取り組まれています。しかし、審査の正否は、経営トップのISOへの理解、決断と意思の強さ、そしてリーダーシップの取れる事務局の存在にかかっています。これから本気でISO9002に取り組もうとされる企業のために、「取得を目的とした支援集中講座」(事務局立ち上げに向けて)を開催いたします。 ISOでわが社はどう変ったか 〜欧文印刷、日宝綜合製本の事例にみる〜 欧文印刷、日宝綜合製本がISOにどのように取り組まれ、導入後、会社、社員がどのように変化したか(意識と業務システムの両面)、また対外的にもどのような変化があったかなどを具体的にお話いただきます。 品質保証のパスポート:DTPエキスパート DTPエキスパート認証・登録制度 DTPエキスパート認証試験は,「よい印刷物を作る」ための,DTPシステム理論と実務および製版・印刷に関わる幅広い知識を問うものとなっています。この基準をクリアすることを目標に企業単位で受験されるところが増加してきています。DTPエキスパートの所属する企業は,DTPエキスパートの存在を顧客への保証,自社の強みとして,顧客との関係強化に活用されています。また,DTPエキスパート認証試験合格を社内教育の一つの目標として設定されて活用されている企業が多くなってきています。 ●第12期DTPエキスパート認証試験:8月22日(日) ●第13期DTPエキスパート認証試験:3月12日(日) デジタル印刷ビジネス創出をめざす、実践マガジン 月刊プリンターズサークル 印刷デジタル革命は、第1ラウンドの「生産技術のDTP化」を終えて、「印刷ビジネスそのものをデジタル化する」第2ラウンドへ突入しました。来る2000年を印刷の新しいミレニアム(千年紀)とするため、総力をあげてこの問題を克服しなくてはなりません。 月刊プリンターズサークルは、「デジタル印刷ビジネス創出をめざす、実践マガジン」です。基本テーマとして「デジタルビジネスの環境変化と印刷の体質見直し」をかかげ、マーケット起こし、デジタルビジネスの仕組み作り、新たな印刷業務の進め方などの実務に関する事例や知識、理論を多角的に取上げ、実現へ向けてサポートいたします。 ●顧客のDTP導入とサポートビジネス 変貌する印刷受発注の環境(1999年3月号特集) ●印刷ビジネスが変わる!! クライアントの意識変化にどう対応するか(1999年5月号特集) ●官公庁の電子化が創る印刷受発注環境(1999年6月号特集)
パートナーシップとは コンテンツ分野では、知的財産権の管理力がなければ、データ処理の請負業はできてもいわゆるコンテンツビジネスにはなりません。マルチメディア・オーサリングの仕事では、自分が単にその一員になるのではなく、専門家を集めたチームで仕事を進めるプロデューサー、ディレクタとして全体を調整していける能力があればその部分の価値が評価されるでしょう。 情報処理ビジネスでは、特定のプログラムを扱えるだけでは継続できないので、遠回りに思えても基本になる技術を押さえておくことが必要になります。ポストプロダクション(制作代行)分野では、コンテンツはデジタルデータとして顧客の側で処理されるので、自社の設備、能力に合わせたやり方を顧客に押し付けるのではなく、相手に合わせた仕事のやり方を考えて実行できる力がなければ、利幅のある継続的な仕事にはできません。場合によっては、人の派遣も必要になるでしょう。 流通分野では、単に運搬を分担するというだけではなく、ジャストインタイムでの納品が保証できる仕組み作り如何がパートナーとしての関係を維持できるかどうかの鍵になります。加工分野でも、加工処理ができるだけならば従来と変わらないビジネスしかできません。印刷物の流通、使用場面から、加工仕様や加工方法を提案、実行できるエンジニアリング能力があってはじめて信頼されるパートナーとしての評価につながります。 プリントオンデマンドのビジネスとは、もともと小ロット、短納期、低料金の要望に応えようということですから、従来通りのやり方では利益を出しにくいのは当然です。ファシリティーマネージメントでの展開など、新たな業態での取り組みが必要な分野も多いと思われます。デザインの取り込みも印刷業が長らく取り組んできたことですが、デザインの善し悪しとは別に、顧客を納得させるプレゼンテーション能力がなければビジネスにはなりません。 つまり、新しい価値をもたらすパートナーシップとは、従来のソフトサービスにおける発想のように、印刷プラスアルファの機能を提供するということではなく、第2の本業のつもりで取り組まなければ築くことがむずかしいものです。 技術的自立に向かって 技術面でいえば、便利に使えるアプリケーションを使えればそれで事足れりということではなく、先に述べたように遠回りであっても基本を押さえておくことが必要です。SGMLがその典型的な例です。ネットワークについても同様で、従来のようにメーカー、ディーラーのサポートに頼り切る姿勢を変えていかなければビジネスは限定されたものにならざるを得ません。 時代はDTP化の先に歩を進めることを求めています。その道筋は多様ですが、JAGATでは、どの道にも共通で必須となるテーマについて、研究会、SIG(Special Interest Group)活動、Work Shop、セミナー等、多彩な事業形態で実施してまいります。1999年のテーマは以下の4つです。 @ ネットワークを使いこなせる基盤作り A データーベースを構築・運用できる基盤作り B パートナーシップをリードできるディレクター機能の強化 C 新しいビジネスモデル構築 研究会 お問い合わせ:研究調査部(TEL:03-3384-3113) 昨今のデジタル化は、企業によっては、投資や教育をしても手元に残るのは寿命の短いコンピュータ環境だけという状況をもたらしました。 デジタル技術をベースにしたビジネスは、顧客や狙いのマーケットに合わせてカスタマイズすることが重要になります。しかし、多くの印刷企業では、個別のアプリケーションに詳しい作業者は確保できていても、そのような観点から総合的な技術戦略を立てることができるリーダーが欠けています。これが先に述べた状況を生み出している最大の原因です。 ここでいう総合性を持った人材の育成には、毎日新しい情報に触れ、定例の勉強会を行い、外部の人と意見交換をして、年に1〜2回はレポートをまとめるくらいのことが必要になります。そして、勉強の中身は、話題の技術を追い回すようなものであってはなりません。 研究会では、当然、話題の技術を取り上げます。しかし、それは、技術の本流がどの方向に向かうのか、どのような段階にあるのかを捉えるひとつの視点として扱うもので、活動の主体は技術の本流を見誤ることなく捉えることにあります。研究会の目的は、各社の技術戦略を総合的に立てていただくための判断材料を提供することにあります。 JAGATの技術研究会は、技術動向把握のための情報収集機会としてだけではなく、各社のデジタル技術分野のリーダー育成にもご利用いただける研究会でもあります。 研究会には、テキスト&グラフィックス研究会/ 通信&メディア研究会の2つがあります。いずれも、レポートの発行(月1冊または2冊)とセミナーの開催(無料の定例ミーティングと有料ですがメンバー割引が適用されるセミナー)を通じて情報を提供しております。 ■テキスト&グラフィックス研究会(TG) ・研究範囲:フルデジタル化の方向は疑う余地もありませんが、その道筋は単にDTPや画像処理ソフトだけを使いこなせばよいというわけではなく、各工程のいろいろな技術を組み合わせてはじめて実用となります。テキスト&グラフィックス研究会では、こうした複数の技術をどのように舵取りするかに焦点を当てて調査し、情報を提供致します。 ・1999年度ミーティング予定(年24回):「SGML利用事例」、「Photoshopの内部構造」、「NEXPO99報告」、「デジタルカメラ」、「印刷会社のPDF利用」、「ネットワークと受発注」、「コピードットスキャン」、「SSF99報告」、「デジタルアセッツ」、「広告のデジタル配信」、「プリントオンデマンドの利用」、「JIS第3第4水準をめぐって」,etc ■通信&メディア研究会(CM) ・ 研究範囲:オフィス、生産現場の効率向上にとって、通信は欠かせない要素になり、紙以外のメディアを使ったサービスへの対応は差し迫った問題です。しかし、この分野に関する情報は多く、技術の分野は広く専門的です。 通信&メディア研究会は、断片的な技術解説ではなく、通信とメディアに関する技術・市場の全体像を捉える素地としての情報を提供致します。 ・1999年度ミーティング予定(年12回開催)):「データベースビジネス」、「メディアリテラシー」、「企業ネットワーク構築の最新事情」、「DVD最新動向」、「電子カタログ」、「データベース構築」、「通信インフラの最新動向」、「デジタルアーカイブ」、「多様化する情報サービス」,etc *技術以外の研究会として、プリンティングマーケティング研究会も行っております。 具現化事業 お問い合わせ:研究調査部(TEL:03-3384-3113) 具現化事業とは、新しい技術、手法を取り入れていこうとする時に直面するさまざまな障害に対して、具体的な問題解決の支援をする事業です。テーマに応じて、SIG(Special Interest Group)活動とWork shopのふたつ形態で実施いたします。テーマは、いずれも数年間のうちに必ずしや普及していくだろうと思われるものを選びます。 SIG SIG活動は、新しい技術の導入に関する問題を抱えている企業が、共同で問題の解決策をまとめていく共同研究活動と位置づけています。 JAGATは、会員企業にSIG活動への参加を呼びかけるとともに、問題解決をスムースに行えるよう、テーマに応じた専門家の協力依頼、参考になる事例研究のアレンジをいたします。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @ CMS(Color Management System) A 通信ネットワーク B CTP Work Shop 技術自体に導入の障害はなくても、その導入、運用に関する知識、能力を身に付ける機会がないために、新しい技術を導入できない場合があります。このようなテーマについて、実際のハード、ソフトを使い、その場で実践的な能力を身に付けていただき、技術導入を推進していただく機会として企画、実施するのがWork Shopです。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @「ネットワーク管理-WorkShop」 ・「デジタル社会に立ち向かうためのネットワーク戦略」 ・「自社ネットワークをデザインする」 A「SGMLシリーズ-WorkShop」 ・「SGML/XMLにどう取組むのか」 ・ 「SGML(新)提案編」 ・ 「SGMLデータ加工編」 ・ 「SGML出力・印刷編」 経営者・幹部のための「デジタル経営戦略シリーズ」 JAGATでは、上記の具現化事業の他に、デジタル時代の経営戦略作りをお考えの経営者および経営幹部の方々を対象に、今後の事業展開の基盤となるテーマについて、その背景、フレームワーク、そして印刷業界の取り組み方を解説するセミナーを企画、実施いたします。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @ SGML A CTP B デジタルネットワーク C プリンティングコーディネーター D CMS(カラーマネージメントシステム) 定着化事業 お問い合わせ:マーケティング部(TEL:03-3384-3112) デジタル技術は生産プロセスを変革してきましたが、印刷ビジネスそのものが変革される段階となってきました。印刷会社側は、得意先の意識変化や受発注環境の変化に対応するために、組織再編、業務改革を行い、得意先との接点となる営業力強化を進めなくてはなりません。定着化事業は、そのための実務知識や自己啓発のための教材を提供します。 ビジネスチェンジシリーズ デジタル技術は社会構造、企業構造を根底から変えようとしています。印刷物をDTPで制作するといった印刷の生産現場のデジタル化、ネットワーク化にとどまっていることはビジネス市場からの撤退を意味するといっても過言ではない状況です。経営管理・営業のネットワーク化、データベース化は急速に社会全体に広まりつつあります。このような環境の中で営業取引をし、企業を発展させるには従来の延長では上手く行かない事は周知のとおりです。ビジネスの発想、仕組みをチェンジする必要があります。この決断は経営者、営業・技術の幹部、リーダの重要な仕事です。本講座はビジネスチェンジのヒントになることを願って開講します。 第1回 企業の上手な買い方〜実例:印刷会社のM&A−強くなるための企業買収〜 第2回 印刷物発注減を恐れるな!〜顧客満足度アップのPDF戦略〜 第3回 組織改革は社内ベンチャーから 第4回 ネットワーク社会で生き残れる条件とは 第5回 データベースで変わる印刷ビジネス 変貌する得意先の情報環境と印刷物 得意先の情報発信環境は、急速に変貌しつつあります。マスコミニュケーションツールとして君臨した印刷メディアの役割は曲がり角にきています。情報内容や目的に応じて発信形態、表現形態を変え、最適なメディアを選択する時代となり、メディア効果に対しても厳しく評価が下されます。当然印刷メディアにも再評価の目が向けられています。印刷がニューコンセプトメディアとして新たなサービス提供を提案していかなければパートナーとして生き残ることはできません。本シリーズは、得意先がいま何を目指しているか、メディアとどう取り組んでいるか、印刷をどう位置づけようとしているのかを、得意先の様々な取り組みから探ります。 第1回 多メディア時代の情報ツールの選択〜本田技研工業、ソニーの事例〜 第2回 ダイエー・松下電工担当者に聞く 印刷発注システムの改革進む〜カタログ・チラシの行方を探る〜 デジタルメディア提案・受注即戦力教室 〜商業印刷物のデジタル展開その企画提案から納品まで 「デジタルメディアの企画・制作の際にまず覚えておくべき知識と手配の基本」を2日間で習得していただくことを目的としています。カタログ、マニュアルその他販促物など私たちになじみの深い商業印刷物のデジタルメディア展開を中心に各メディアの特性、制作手配のチェックポイント、得意先へのプレゼンテーション手法などを演習を交えて解説します。 営業マンはデジタル武装せよ! 〜技術をいかにビジネスに活かすか〜 目まぐるしく進化するデジタル技術により印刷界を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。しかし次から次へと提示される技術には役に立つものとそうではないものがあります。生産現場と得意先の間に立つ営業マンは、その技術が仕事の中で如何に活用出来るのか判断し、的確な提案ができることが評価になります。従来型印刷営業スタイルからデジタル対応型営業スタイルへの脱却を図るためにデジタルを取り巻く様々な技術を取り上げ、印刷営業マンの視点でその対応を考察します。 企画の品質管理:リーガルマネジメント(法規管理) 実践!印刷物制作の法規管理と責任 販促支援の企画提案やデザイン制作の受注が多くなる中で、企画/デザインの最も重要な品質管理は法規管理(リーガルマネージメント)です。業界ルールや社会ルールを無視したり、知らないで印刷物企画はできません。法規管理のミスでトラブルを起こしたり、巻き込まれたりすることが増えています。本セミナーでは、印刷物及び電子メディア、イベントなど印刷会社が関わる企画制作分野の法律を整理し、実践に即して、法的管理のポイント、デザイナー、プランナー、ライター及び外部スタッフへの指示伝達について学びます。 印刷の受発注契約と所有権の徹底研究 <上手な契約と権利の確保> 印刷会社にとって知的財産権は、重要な営業戦略項目となりました。企画開発、データ処理、製造ノウハウ、保管管理等々、あらゆる印刷ビジネスにおいて、必須知識となりました。リーガルマネージメントシリーズ第2弾では、印刷版及びデータの所有権動向と印刷基本契約、各種関連契約書のポイントについて、サンプルを使いながら実務的解説を行ないます。 オンラインビジネスと知的財産権 本セミナーは、印刷のデジタル化にともなう著作権の新たな問題と対応を整理するとともに、グローバルに動くネットワーク、データベースの世界でどんなことが起きているのか、これからのオンラインビジネスのための法的環境を包括的かつ最新動向をお伝えします。デジタル環境でニュービジネスに取り組まれている企画・営業の方には是非ご参加頂きたいセミナーです。 ■通信教育 <新コース> 印刷業のための「リーガルマネージメント」講座 −企画制作・製造の法規管理と責任− 印刷物の企画提案・制作・保管・契約にともなう様々な法的環境を理解することは、事前にトラブルを回避といったリスク管理に役立つことは当然ですが、もっと大きな効果は、提案先への大きな信頼であるリーガルマーケティングの能力を高めることです。パートナーとして企画制作の法規管理と責任について正しい知識を持っていただくための講座です。 印刷・電子メディア制作の問題解決を図る プリンティングコーディネータ養成講座 「とにかくデジタル化」で始まったデジタル対応は第二幕へと移り、より高い品質のデータ・印刷が求められています。トラブルのない合理的なデータづくり、差別化のできる印刷品質を、クライアント、デザイナー、エディタ、ADマンらとコラボレーションしながら、造り上げていく印刷のプロ、それがプリンティングコーディネータです。またこれからは電子メディアへの橋渡し役も担う、幅広い総合的な知識と問題解決能力を身に付けた人材によるコーディネータ機能こそがこれからの「印刷情報産業」を支える大きな柱となります。 【ハイレベルな目標に向かって】 いろいろな印刷物の設計、品質管理、企画支援などについて実務的な講義を通して「コーディネータとしての目、判断力・指示力」を養い、「良い印刷物とは何か」を深めていく一方で、今回よりネットワークや電子メディア分野へのコーディネートも目指します。 ■通信教育 <新コース> 印刷メディアの企画制作コーディネートコース 営業マンはデザインや制作のプロである必要はありませんが、お客様が持っている表現や仕様についての要望を的確につかんで伝え、最終的にはイメージに限りなく近いアウトプットの製品に導く責任をもっています。本コースでは、そのために必要な基礎知識と演習を通してわかりやすく解説しています。 社内組織体制改革のツール:ISO ISOは、大企業を中心に外部(顧客)要請による取得が多くありました。ところが昨今は中小企業やサービス業といった従来とは違った広がりを見せています。何よりも今は産業構造の変化の時代であり、それに伴って会社組織や経営について見直し・改革が必要な時期となっています。しかし、会社組織や経営の見直しといっても、理念だけで変革はできません。そこでISOという国際的な品質保証システムの仕組み(規格)を上手に活用することで、業務改革、組織改革を検討し、権限や責任を明確にし、自社の経営革新、会社革新に繋げていけるとすれば、大変有益な経営ツールとなります。 ISO9000s取得支援集中講座 −ISO事務局設立に向けて 印刷業界においても、ISO9002への関心は高く、多くの企業がすでに取り組まれています。しかし、審査の正否は、経営トップのISOへの理解、決断と意思の強さ、そしてリーダーシップの取れる事務局の存在にかかっています。これから本気でISO9002に取り組もうとされる企業のために、「取得を目的とした支援集中講座」(事務局立ち上げに向けて)を開催いたします。 ISOでわが社はどう変ったか 〜欧文印刷、日宝綜合製本の事例にみる〜 欧文印刷、日宝綜合製本がISOにどのように取り組まれ、導入後、会社、社員がどのように変化したか(意識と業務システムの両面)、また対外的にもどのような変化があったかなどを具体的にお話いただきます。 品質保証のパスポート:DTPエキスパート DTPエキスパート認証・登録制度 DTPエキスパート認証試験は,「よい印刷物を作る」ための,DTPシステム理論と実務および製版・印刷に関わる幅広い知識を問うものとなっています。この基準をクリアすることを目標に企業単位で受験されるところが増加してきています。DTPエキスパートの所属する企業は,DTPエキスパートの存在を顧客への保証,自社の強みとして,顧客との関係強化に活用されています。また,DTPエキスパート認証試験合格を社内教育の一つの目標として設定されて活用されている企業が多くなってきています。 ●第12期DTPエキスパート認証試験:8月22日(日) ●第13期DTPエキスパート認証試験:3月12日(日) デジタル印刷ビジネス創出をめざす、実践マガジン 月刊プリンターズサークル 印刷デジタル革命は、第1ラウンドの「生産技術のDTP化」を終えて、「印刷ビジネスそのものをデジタル化する」第2ラウンドへ突入しました。来る2000年を印刷の新しいミレニアム(千年紀)とするため、総力をあげてこの問題を克服しなくてはなりません。 月刊プリンターズサークルは、「デジタル印刷ビジネス創出をめざす、実践マガジン」です。基本テーマとして「デジタルビジネスの環境変化と印刷の体質見直し」をかかげ、マーケット起こし、デジタルビジネスの仕組み作り、新たな印刷業務の進め方などの実務に関する事例や知識、理論を多角的に取上げ、実現へ向けてサポートいたします。 ●顧客のDTP導入とサポートビジネス 変貌する印刷受発注の環境(1999年3月号特集) ●印刷ビジネスが変わる!! クライアントの意識変化にどう対応するか(1999年5月号特集) ●官公庁の電子化が創る印刷受発注環境(1999年6月号特集)
技術的自立に向かって 技術面でいえば、便利に使えるアプリケーションを使えればそれで事足れりということではなく、先に述べたように遠回りであっても基本を押さえておくことが必要です。SGMLがその典型的な例です。ネットワークについても同様で、従来のようにメーカー、ディーラーのサポートに頼り切る姿勢を変えていかなければビジネスは限定されたものにならざるを得ません。 時代はDTP化の先に歩を進めることを求めています。その道筋は多様ですが、JAGATでは、どの道にも共通で必須となるテーマについて、研究会、SIG(Special Interest Group)活動、Work Shop、セミナー等、多彩な事業形態で実施してまいります。1999年のテーマは以下の4つです。 @ ネットワークを使いこなせる基盤作り A データーベースを構築・運用できる基盤作り B パートナーシップをリードできるディレクター機能の強化 C 新しいビジネスモデル構築 研究会 お問い合わせ:研究調査部(TEL:03-3384-3113) 昨今のデジタル化は、企業によっては、投資や教育をしても手元に残るのは寿命の短いコンピュータ環境だけという状況をもたらしました。 デジタル技術をベースにしたビジネスは、顧客や狙いのマーケットに合わせてカスタマイズすることが重要になります。しかし、多くの印刷企業では、個別のアプリケーションに詳しい作業者は確保できていても、そのような観点から総合的な技術戦略を立てることができるリーダーが欠けています。これが先に述べた状況を生み出している最大の原因です。 ここでいう総合性を持った人材の育成には、毎日新しい情報に触れ、定例の勉強会を行い、外部の人と意見交換をして、年に1〜2回はレポートをまとめるくらいのことが必要になります。そして、勉強の中身は、話題の技術を追い回すようなものであってはなりません。 研究会では、当然、話題の技術を取り上げます。しかし、それは、技術の本流がどの方向に向かうのか、どのような段階にあるのかを捉えるひとつの視点として扱うもので、活動の主体は技術の本流を見誤ることなく捉えることにあります。研究会の目的は、各社の技術戦略を総合的に立てていただくための判断材料を提供することにあります。 JAGATの技術研究会は、技術動向把握のための情報収集機会としてだけではなく、各社のデジタル技術分野のリーダー育成にもご利用いただける研究会でもあります。 研究会には、テキスト&グラフィックス研究会/ 通信&メディア研究会の2つがあります。いずれも、レポートの発行(月1冊または2冊)とセミナーの開催(無料の定例ミーティングと有料ですがメンバー割引が適用されるセミナー)を通じて情報を提供しております。 ■テキスト&グラフィックス研究会(TG) ・研究範囲:フルデジタル化の方向は疑う余地もありませんが、その道筋は単にDTPや画像処理ソフトだけを使いこなせばよいというわけではなく、各工程のいろいろな技術を組み合わせてはじめて実用となります。テキスト&グラフィックス研究会では、こうした複数の技術をどのように舵取りするかに焦点を当てて調査し、情報を提供致します。 ・1999年度ミーティング予定(年24回):「SGML利用事例」、「Photoshopの内部構造」、「NEXPO99報告」、「デジタルカメラ」、「印刷会社のPDF利用」、「ネットワークと受発注」、「コピードットスキャン」、「SSF99報告」、「デジタルアセッツ」、「広告のデジタル配信」、「プリントオンデマンドの利用」、「JIS第3第4水準をめぐって」,etc ■通信&メディア研究会(CM) ・ 研究範囲:オフィス、生産現場の効率向上にとって、通信は欠かせない要素になり、紙以外のメディアを使ったサービスへの対応は差し迫った問題です。しかし、この分野に関する情報は多く、技術の分野は広く専門的です。 通信&メディア研究会は、断片的な技術解説ではなく、通信とメディアに関する技術・市場の全体像を捉える素地としての情報を提供致します。 ・1999年度ミーティング予定(年12回開催)):「データベースビジネス」、「メディアリテラシー」、「企業ネットワーク構築の最新事情」、「DVD最新動向」、「電子カタログ」、「データベース構築」、「通信インフラの最新動向」、「デジタルアーカイブ」、「多様化する情報サービス」,etc *技術以外の研究会として、プリンティングマーケティング研究会も行っております。 具現化事業 お問い合わせ:研究調査部(TEL:03-3384-3113) 具現化事業とは、新しい技術、手法を取り入れていこうとする時に直面するさまざまな障害に対して、具体的な問題解決の支援をする事業です。テーマに応じて、SIG(Special Interest Group)活動とWork shopのふたつ形態で実施いたします。テーマは、いずれも数年間のうちに必ずしや普及していくだろうと思われるものを選びます。 SIG SIG活動は、新しい技術の導入に関する問題を抱えている企業が、共同で問題の解決策をまとめていく共同研究活動と位置づけています。 JAGATは、会員企業にSIG活動への参加を呼びかけるとともに、問題解決をスムースに行えるよう、テーマに応じた専門家の協力依頼、参考になる事例研究のアレンジをいたします。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @ CMS(Color Management System) A 通信ネットワーク B CTP Work Shop 技術自体に導入の障害はなくても、その導入、運用に関する知識、能力を身に付ける機会がないために、新しい技術を導入できない場合があります。このようなテーマについて、実際のハード、ソフトを使い、その場で実践的な能力を身に付けていただき、技術導入を推進していただく機会として企画、実施するのがWork Shopです。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @「ネットワーク管理-WorkShop」 ・「デジタル社会に立ち向かうためのネットワーク戦略」 ・「自社ネットワークをデザインする」 A「SGMLシリーズ-WorkShop」 ・「SGML/XMLにどう取組むのか」 ・ 「SGML(新)提案編」 ・ 「SGMLデータ加工編」 ・ 「SGML出力・印刷編」 経営者・幹部のための「デジタル経営戦略シリーズ」 JAGATでは、上記の具現化事業の他に、デジタル時代の経営戦略作りをお考えの経営者および経営幹部の方々を対象に、今後の事業展開の基盤となるテーマについて、その背景、フレームワーク、そして印刷業界の取り組み方を解説するセミナーを企画、実施いたします。1999年度の実施予定テーマは以下の通りです。 @ SGML A CTP B デジタルネットワーク C プリンティングコーディネーター D CMS(カラーマネージメントシステム) 定着化事業 お問い合わせ:マーケティング部(TEL:03-3384-3112) デジタル技術は生産プロセスを変革してきましたが、印刷ビジネスそのものが変革される段階となってきました。印刷会社側は、得意先の意識変化や受発注環境の変化に対応するために、組織再編、業務改革を行い、得意先との接点となる営業力強化を進めなくてはなりません。定着化事業は、そのための実務知識や自己啓発のための教材を提供します。 ビジネスチェンジシリーズ デジタル技術は社会構造、企業構造を根底から変えようとしています。印刷物をDTPで制作するといった印刷の生産現場のデジタル化、ネットワーク化にとどまっていることはビジネス市場からの撤退を意味するといっても過言ではない状況です。経営管理・営業のネットワーク化、データベース化は急速に社会全体に広まりつつあります。このような環境の中で営業取引をし、企業を発展させるには従来の延長では上手く行かない事は周知のとおりです。ビジネスの発想、仕組みをチェンジする必要があります。この決断は経営者、営業・技術の幹部、リーダの重要な仕事です。本講座はビジネスチェンジのヒントになることを願って開講します。 第1回 企業の上手な買い方〜実例:印刷会社のM&A−強くなるための企業買収〜 第2回 印刷物発注減を恐れるな!〜顧客満足度アップのPDF戦略〜 第3回 組織改革は社内ベンチャーから 第4回 ネットワーク社会で生き残れる条件とは 第5回 データベースで変わる印刷ビジネス 変貌する得意先の情報環境と印刷物 得意先の情報発信環境は、急速に変貌しつつあります。マスコミニュケーションツールとして君臨した印刷メディアの役割は曲がり角にきています。情報内容や目的に応じて発信形態、表現形態を変え、最適なメディアを選択する時代となり、メディア効果に対しても厳しく評価が下されます。当然印刷メディアにも再評価の目が向けられています。印刷がニューコンセプトメディアとして新たなサービス提供を提案していかなければパートナーとして生き残ることはできません。本シリーズは、得意先がいま何を目指しているか、メディアとどう取り組んでいるか、印刷をどう位置づけようとしているのかを、得意先の様々な取り組みから探ります。 第1回 多メディア時代の情報ツールの選択〜本田技研工業、ソニーの事例〜 第2回 ダイエー・松下電工担当者に聞く 印刷発注システムの改革進む〜カタログ・チラシの行方を探る〜 デジタルメディア提案・受注即戦力教室 〜商業印刷物のデジタル展開その企画提案から納品まで 「デジタルメディアの企画・制作の際にまず覚えておくべき知識と手配の基本」を2日間で習得していただくことを目的としています。カタログ、マニュアルその他販促物など私たちになじみの深い商業印刷物のデジタルメディア展開を中心に各メディアの特性、制作手配のチェックポイント、得意先へのプレゼンテーション手法などを演習を交えて解説します。 営業マンはデジタル武装せよ! 〜技術をいかにビジネスに活かすか〜 目まぐるしく進化するデジタル技術により印刷界を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。しかし次から次へと提示される技術には役に立つものとそうではないものがあります。生産現場と得意先の間に立つ営業マンは、その技術が仕事の中で如何に活用出来るのか判断し、的確な提案ができることが評価になります。従来型印刷営業スタイルからデジタル対応型営業スタイルへの脱却を図るためにデジタルを取り巻く様々な技術を取り上げ、印刷営業マンの視点でその対応を考察します。 企画の品質管理:リーガルマネジメント(法規管理) 実践!印刷物制作の法規管理と責任 販促支援の企画提案やデザイン制作の受注が多くなる中で、企画/デザインの最も重要な品質管理は法規管理(リーガルマネージメント)です。業界ルールや社会ルールを無視したり、知らないで印刷物企画はできません。法規管理のミスでトラブルを起こしたり、巻き込まれたりすることが増えています。本セミナーでは、印刷物及び電子メディア、イベントなど印刷会社が関わる企画制作分野の法律を整理し、実践に即して、法的管理のポイント、デザイナー、プランナー、ライター及び外部スタッフへの指示伝達について学びます。 印刷の受発注契約と所有権の徹底研究 <上手な契約と権利の確保> 印刷会社にとって知的財産権は、重要な営業戦略項目となりました。企画開発、データ処理、製造ノウハウ、保管管理等々、あらゆる印刷ビジネスにおいて、必須知識となりました。リーガルマネージメントシリーズ第2弾では、印刷版及びデータの所有権動向と印刷基本契約、各種関連契約書のポイントについて、サンプルを使いながら実務的解説を行ないます。 オンラインビジネスと知的財産権 本セミナーは、印刷のデジタル化にともなう著作権の新たな問題と対応を整理するとともに、グローバルに動くネットワーク、データベースの世界でどんなことが起きているのか、これからのオンラインビジネスのための法的環境を包括的かつ最新動向をお伝えします。デジタル環境でニュービジネスに取り組まれている企画・営業の方には是非ご参加頂きたいセミナーです。 ■通信教育 <新コース> 印刷業のための「リーガルマネージメント」講座 −企画制作・製造の法規管理と責任− 印刷物の企画提案・制作・保管・契約にともなう様々な法的環境を理解することは、事前にトラブルを回避といったリスク管理に役立つことは当然ですが、もっと大きな効果は、提案先への大きな信頼であるリーガルマーケティングの能力を高めることです。パートナーとして企画制作の法規管理と責任について正しい知識を持っていただくための講座です。 印刷・電子メディア制作の問題解決を図る プリンティングコーディネータ養成講座 「とにかくデジタル化」で始まったデジタル対応は第二幕へと移り、より高い品質のデータ・印刷が求められています。トラブルのない合理的なデータづくり、差別化のできる印刷品質を、クライアント、デザイナー、エディタ、ADマンらとコラボレーションしながら、造り上げていく印刷のプロ、それがプリンティングコーディネータです。またこれからは電子メディアへの橋渡し役も担う、幅広い総合的な知識と問題解決能力を身に付けた人材によるコーディネータ機能こそがこれからの「印刷情報産業」を支える大きな柱となります。 【ハイレベルな目標に向かって】 いろいろな印刷物の設計、品質管理、企画支援などについて実務的な講義を通して「コーディネータとしての目、判断力・指示力」を養い、「良い印刷物とは何か」を深めていく一方で、今回よりネットワークや電子メディア分野へのコーディネートも目指します。 ■通信教育 <新コース> 印刷メディアの企画制作コーディネートコース 営業マンはデザインや制作のプロである必要はありませんが、お客様が持っている表現や仕様についての要望を的確につかんで伝え、最終的にはイメージに限りなく近いアウトプットの製品に導く責任をもっています。本コースでは、そのために必要な基礎知識と演習を通してわかりやすく解説しています。 社内組織体制改革のツール:ISO ISOは、大企業を中心に外部(顧客)要請による取得が多くありました。ところが昨今は中小企業やサービス業といった従来とは違った広がりを見せています。何よりも今は産業構造の変化の時代であり、それに伴って会社組織や経営について見直し・改革が必要な時期となっています。しかし、会社組織や経営の見直しといっても、理念だけで変革はできません。そこでISOという国際的な品質保証システムの仕組み(規格)を上手に活用することで、業務改革、組織改革を検討し、権限や責任を明確にし、自社の経営革新、会社革新に繋げていけるとすれば、大変有益な経営ツールとなります。 ISO9000s取得支援集中講座 −ISO事務局設立に向けて 印刷業界においても、ISO9002への関心は高く、多くの企業がすでに取り組まれています。しかし、審査の正否は、経営トップのISOへの理解、決断と意思の強さ、そしてリーダーシップの取れる事務局の存在にかかっています。これから本気でISO9002に取り組もうとされる企業のために、「取得を目的とした支援集中講座」(事務局立ち上げに向けて)を開催いたします。 ISOでわが社はどう変ったか 〜欧文印刷、日宝綜合製本の事例にみる〜 欧文印刷、日宝綜合製本がISOにどのように取り組まれ、導入後、会社、社員がどのように変化したか(意識と業務システムの両面)、また対外的にもどのような変化があったかなどを具体的にお話いただきます。 品質保証のパスポート:DTPエキスパート DTPエキスパート認証・登録制度 DTPエキスパート認証試験は,「よい印刷物を作る」ための,DTPシステム理論と実務および製版・印刷に関わる幅広い知識を問うものとなっています。この基準をクリアすることを目標に企業単位で受験されるところが増加してきています。DTPエキスパートの所属する企業は,DTPエキスパートの存在を顧客への保証,自社の強みとして,顧客との関係強化に活用されています。また,DTPエキスパート認証試験合格を社内教育の一つの目標として設定されて活用されている企業が多くなってきています。 ●第12期DTPエキスパート認証試験:8月22日(日) ●第13期DTPエキスパート認証試験:3月12日(日) デジタル印刷ビジネス創出をめざす、実践マガジン 月刊プリンターズサークル 印刷デジタル革命は、第1ラウンドの「生産技術のDTP化」を終えて、「印刷ビジネスそのものをデジタル化する」第2ラウンドへ突入しました。来る2000年を印刷の新しいミレニアム(千年紀)とするため、総力をあげてこの問題を克服しなくてはなりません。 月刊プリンターズサークルは、「デジタル印刷ビジネス創出をめざす、実践マガジン」です。基本テーマとして「デジタルビジネスの環境変化と印刷の体質見直し」をかかげ、マーケット起こし、デジタルビジネスの仕組み作り、新たな印刷業務の進め方などの実務に関する事例や知識、理論を多角的に取上げ、実現へ向けてサポートいたします。 ●顧客のDTP導入とサポートビジネス 変貌する印刷受発注の環境(1999年3月号特集) ●印刷ビジネスが変わる!! クライアントの意識変化にどう対応するか(1999年5月号特集) ●官公庁の電子化が創る印刷受発注環境(1999年6月号特集)