第4回アジア印刷技術情報フォーラム
1999年北京
基調講演<概要>
2000年2月28日
●中国の新聞と印刷産業の技術革新
Mr.Wan Xuan
Deputy Director of China Science and Technology Association
Chairman of the Board Bureau Founder Group(HK)., Ltd.
中国の新聞出版は過去12年間で4つの改革をなし遂げた.
- 第一は1987年〜1993年にかけて,従来の活版技術に別れを告げ,レーザーによる写植組版システムを導入したこと.新聞の99%,出版の95%が利用した.
- 第二は1991年から始まった新聞のFAX伝送を廃止し,通信衛星を使った遠隔地転送へと移行したこと.
- 第三は,1992年から始まった新しい新聞制作システムの導入.Founderカラー出版編集システムによってカラー写真と中国語の同時処理が可能となり,オールカラーの新聞が発行できるようになったこと(Macao Daily).
- 第四は1994年から始まったコンピュータによる編集システム,管理システムによって紙と鉛筆を使わなくても済むようになったこと.
現在,世界の技術革新は,イメージセッタからCTP,そしてインターネットの普及,PDFと続いており,それは次の段階といえる. 今後の市場動向,技術動向を見るには,高度に発達した日本において様様な実験が行われており,日本の多くの会社と協力して学び,開発していく必要がある.
●科学技術の進歩による中国の印刷の発展
Mr. Li Shou Ren
中国印刷・設備器材工業協会理事長
1978年以降,中国は急速な技術発展を遂げた.プレプレスの電子化で,鉛の活字をやめ,レーザとエレクトロニクスを利用し,オフセット印刷へ移行していった. 80年代初めに16文字指針を掲げた. レーザ組版システム,電子製版,オフセット印刷,製本加工の自動化といったことである.
中国語の組版システムと長距離の新聞伝送システムで印刷は大きく発展した. しかし,まだまだ先進国とは格差があり,中国国内の需要を満たしてはいない.
印刷会社には2つの課題がある. 市場経済に移行し,近代的な経営をしていくこと. 市場の競争原理に合わせた技術,科学的なマネージメントを導入し,競争力をつけること.
工業会では将来へ向けての指針として,プリプレスのデジタル化,ネットワーク化,高能率なカラー印刷,印刷加工での多様化と自動化,高品質で継続的な装置と材料の利用等を掲げている.
(C)Japan Association of Graphic Arts Technology
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