印刷界OUTLOOK'99

印刷関連資格は何がありますか?(資格)

1999年8月16日


●印刷営業士,管理印刷営業士,技能検定など

 印刷関連の国家試験には,労働省の技能検定制度があり,合格すると技能士の称号が与えられます。
 印刷関連では「印刷」「製版」「製本」があり,合格者は毎年100〜200人ほどです。受験資格として,3級,2級,1級はそれぞれ1年,3年,12年以上の実務経験が必要です。特級は1級技能検定合格後5年以上の実務経験が必要となります。

 公的認定制度としては全印工連が行い,1988年度より労働大臣認定となった印刷営業士技能審査があります。
 社会一般の評価を高め,印刷営業マンの自覚と知識習得意欲を高めることを目的とし,一般印刷営業3年以上の実務経験者に受験資格があり,合格者は印刷営業士の称号が与えられます。
 その上級に,94年度より労働大臣認定となった管理印刷営業技能審査があり,印刷営業士を取得後,一般印刷で5年以上の実務経験者が受験でき,合格者は管理印刷営業士の称号が与えられます。
 印刷営業士は88年から90年に1000〜2000人台の合格者を出しましたが,その後は300〜400人台で推移しています。
 管理印刷営業士は,上級のため94年,95年を除き2けたの合格者数となっています。
 この他に全印工連では印刷生産士認定試験を実施しています。これらは印刷業界の従事者向けの資格のため,受験資格にあるように実務経験が重視されます。

●増加するDTPエキスパート認証試験

 近年注目を集める資格として,日本印刷技術協会の主催するDTPエキスパート認証試験があります。
 印刷物制作がDTP化される中で,印刷物制作にこれまでの専門家だけでなく,印刷業界以外の人たちもかかわるようになりました。
 この試験はそれらの人たちが,よい印刷物を制作するための知識の習得を目的のひとつとしています。
 DTPエキスパート認証試験の受験者数は,94年3月の第1期149人から第10期(98年8月)では1690人と,毎回増加しています。
 業種別受験者の割合では,第10期は印刷・製版出力センターが31.2%(第1期32.2%),一般・個人・教育関係・学生が44.1%(同24.3%),メーカー・ソフト・情報処理18.8%(同18.8%),出版・デザイン5.9%(同18.8%)となっており,一般企業・個人・教育関係・学生の割合が高くなっているのが注目されます。




プリンターズサークル 1999年4月号掲載「印刷界OUTLOOK'99」より)



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