News Clip (199710)

■富士ゼロックス,情報処理ショップ展開

 富士ゼロックスは,サテライトオフィス勤務者や在宅勤務者など,地域におけるワークスタイルを支援するため,各種の情報サービスを提供するドキュメント・カルチャー・ステーション「DOCST(ドクスト)」事業を展開,8月末に千葉県浦安市にモデル店をオープンした。一般家庭での情報発信や自治会などのイベント開催といったニーズに対応するため,情報機器レンタルや宅配サービスのほか,レンタルオフィス,DTP,ホームページ制作など幅広い業務を行う。都市近郊の周辺地域へのデジタル化に対応していく。

■トッパン,CD-ROM版販促ツール開発

 情報管理サービスのトッパン・フォームズは,CD-ROMを活用した販促ツール「Hyper DM(ハイパー・ダイレクトメール)」を開発した。DMは紙に印刷されたものが主流だが,CD-ROMならA4判カラー2000ページを1枚に収録できる。企業の商品・サービス情報などを書き込み,同社が独自に開発した専用の紙ジャケットに入れて,定形郵便(90円)で送れる。同社の宛名印刷のノウハウとCD-ROMを組み合わせたマーケティングツールで,注文は5万枚程度から受け付け,1枚当たりの価格は400円からの設定。

■ミュー,「デジタルコンビニ」展開

  デジタル文書処理のミュー(東京)はワープロやパソコンで作成した文書の印刷・製本を受け付ける「デジタルコンビニ」店を本格展開する。4月に東京・新宿に実験店を開設,事業化の見通しが立ったため,'99年末までに20の直営店を出店する。デジタルコンビニはDTPの顧客を開拓するもので,フロッピーやMOディスクで持ち込まれた文書データを教材やマニュアル,機関誌などに編集・加工し,2〜4時間で仕上げる。同社では大口注文に備えて甲府市内に専門工場を10月に開設,インターネット経由のサービスも予定。

■DNP,NTTと新通信ビジネスで協力

 NTTと大日本印刷は米国,TVインタラクティブ社が開発したCD-ROMケースや本などの上の写真に触れるだけでデジタルコンテンツを見ることができる赤外線を使った通信技術「TVIQ」のビジネスを共同で展開する。「TVIQ」は,印刷された写真や絵などに直接触れることで,その映像情報をパソコンなどを通じて画面に映し出すもので,キーボードやマウスに不慣れな人でもデジタルコンテンツを簡単に楽しむことができる。両社では「TVIQ」の普及を図り,通信と印刷を融合した新分野のサービス,製品を開発していく。

■アイワード,新郵便番号変換ソフト発売

 アイワード(札幌市)は郵便番号が来年2月に7ケタになることに対応した郵便番号受託変換サービスを開始するとともに,Windows上で動作する変換ソフト「MAIL-7(メール・セブン)」を発売した。日本加除出版と共同開発したもので,顧客データベースからデータの地名部分を読み取り,新番号に自動的に上書きする。全国44万件の住所辞書をもとに作成しているため,変換精度が高くなっているという。CD-ROM版で1セット25万円,500セットの販売を見込んでいる。問い合わせ先/TEL(011)241-9341

■返信用に再利用できる封筒を開発

 陽光ビジネスフォーム(宇都宮市)は切り取り線を付けることで,返信用に再利用できる封筒を開発した。封筒の下側1/3程度を空白にして切り取り線にしたがって細工すれば通常の文書用封筒として再利用できるようになっている。すでに製法特許を出願している。直販のほか,富士フイルムビジネスサプライを通じて全国で販売,古紙70%の使用で,エコマークを付けて環境製品をアピール。栃木県内の自治体が採用を決めるなど,資源再利用に関心の高い自治体,企業などに導入の動きが広がっているという。

■短納期,割安でポスター・案内板制作

 プリント加工のユーテック(つくば市)は,プレゼン用ポスターや案内表示板,看板などのデザイン・製作を始めた。文字やイラストをパソコンでデザイン,フルカラーで印刷出力した後,ラミネート加工を施す。短時間で仕上がり,枚数が少ない場合は一般印刷に比べ割安になる。「でざいん工房」の名称で事業を展開している。イラストなど描画や編集はすべてパソコンで処理,注文から3日程度で納品できる。屋外用顔料インクで印刷できるプロッタも導入。価格は用紙サイズのみの設定で,A4判1枚当たり1500円程度。

■アップル,「Mac OS8」を発表

 アップルコンピュータはMacintosh用新OS「Mac OS8」日本語版を発表した。Windows95にあってMacにはなかった機能が追加されるなど,全体的には使いやすさが向上した。ただ少なくとも10MB,通常は12〜15MBが必要となるなど,メモリは今まで以上に増えている。価格は2万4000円,OS7.6からのアップグレードキットは1万2000円。今後2回ほど小さなアップデートを行い,来年中にはコードネーム「Allegro」と呼ばれる次期バージョンとなる。開発中の新OS「Rhapsody」にもOS8の機能は引き継がれる。

■朝日印刷紙器,医薬品情報を提供

 医薬品や化粧品パッケージ印刷の朝日印刷紙器は,製薬会社や医師向けに医薬品情報を提供する新会社「アムネット」(東京都中央区)を10月1日設立した。国内外の文献や専門雑誌記事,学会リポートなどを編集し,データベースを構築,製薬会社の研究開発や医者の研究活動などに役立ててもらう。また外部のデータベースから必要な情報を抽出して提供するサービスも行う。医薬品のマーケティングや広告制作など販売促進活動も支援する。新会社による顧客開拓を通じて,本業である印刷事業の受注拡大にもつなげていく。

■印刷用紙,下落基調鮮明に

 今年度の,製紙会社の新設備の稼働による供給圧力の強まりや販売競争の激化により,印刷用紙と段ボール原紙の価格下落基調が鮮明になってきた。軽量コート紙(A3)の東京の代理店卸価格は1kg125〜129円前後(8月末現在)で,1カ月間に3円下落,上質コート紙(A2)や微塗工紙も同じく2〜3円下がっており,印刷用紙は値崩れの様相。秋に値上げを計画していた製紙各社も需要側の値下げ要求に厳しい対応を迫られそうだ。印刷業界でも値下げ要求を強めており,通販業界でも輸入紙の共同購入などで牽制している。

■特殊グラビア印刷をオンデマンドで

 特殊グラビア印刷用製版のナベプロセス(高松市)はオンデマンドグラビア印刷事業「ハイパー プリント」に乗り出した。インディゴ社製Omniusを導入,入力したデジタル情報をもとに1枚ずつブランケットに画像を転写して印刷する。試作パッケージやブライダル用など従来の印刷では対応できない超小ロットの需要を開拓する。オフセットでオンデマンドを手掛ける企業は多いが,グラビアでは全国初。印刷速度は毎時1000枚と遅いが,1枚からでも高品質なカラー印刷が可能で,製版コストの高い小ロット向き。

■DNP,ニフティ上でPDFデータを販売

 大日本印刷は,ニフティサーブの会員向けに,WWW上でコンテンツをPDFデータで販売するサービス「マガジンプラザ」(https://www.niftyserve.or.jp/mplaza/)を開始した。以前から無料で情報を公開し様子をみていたが,好評のため有料化した。主なものはダイヤモンド社の『全上場会社組織図要覧』や東京地図出版の『ミリオンマップ東京23区市外道路地図』など。1件50〜800円程度でニフティの利用料金とともに引き落とされる。PDFデータなのでプリントアウトしても印刷物と同様のレイアウトで打ち出される。

(出典:プリンターズサークル 1997年10月号より)

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97.9.24