News Clip (199711)
■DS,IBMと著作権保護で提携
大日本スクリーン製造と日本アイ・ビー・エムはデジタル化されたデータの著作権保護と秘密漏洩防止技術に関する販売と技術提携に合意した。インターネットの普及,情報のデジタル化の促進に伴い,データの2次使用,著作権保護問題が深刻化している。こうした背景から,IBMの「IBM Digital Library」の著作権保護,秘密漏洩防止技術と,DSの画像処理システム「レナトス」を組み合わせ,コンテンツに作成者の氏名や作成日などの情報を刷り込む技術を製品化する。12月下旬に製品化の予定でDSを通じて販売する。
■QuarkXPress4.0日本語版発表
クォークジャパンは,QuarkXPress4.0日本語版およびマルチメディアオーサリングツールQuarkImmedia日本語版を発表した。Quark
XPressはMac上の定番DTPソフトだが,日本語環境ではWindows版が提供されていなかった。ベジェ描画機能など75以上の新機能が追加され,Windows版も同時にリリースされる。QuarkImmediaは,QuarkXPressのエクステンションで,インターネット,CD-ROM上のコンテンツと印刷物を同時に作成可能となる。価格はオープン価格,発売は’98年第1・四半期の予定。
■凸版,人気コンテンツの配給業開始
凸版印刷は個人などによる人気インターネットコンテンツと契約し,プロバイダーなどに配給するコンテンツエージェントサービス「ネットエージェント」を開始した。メールの返信,更新など,肉体的・経済的な限界を抱える個人の人気コンテンツ制作者と契約して,開発金・契約金・開発環境・開発チームなどを用意し,代わりに配給権を得てプロバイダーなどに売り込む。凸版ではすでに数十人と契約,大手プロバイダーも数社を確保したという。初年度配給量は50本を目標。http://cpj.topica.ne.jp/toppan/
■ライノタイプ・ヘル,社名変更
ライノタイプ・ヘルは10月1日付けで会社名をハイデルベルグ・プリプレスに変更した。ドイツ本社であるライノタイプ・ヘル・AGがハイデルベルガー・ドルックマシーネン・AGとの合併に伴うもので,日本国内における組織,取扱商品,サービスなどの変更はない。なお,JADE,SAPHIR ultra,OPAL ultraなどのエントリーレベルスキャナ,LinoColorなどのカラーマネジメントソフトのブランド名はLinotype CPSに変更される。また欧文・和文書体Linotype Libraryブランドは従来通り継承され,サポートされる。
■Iネット利用のペーパーレス編集
京阪神エルマガジン社(大阪市・TEL:06-344-5136)は凸版印刷の協力を得て,インターネットで入稿を受け付け,自動編集するペーパーレス編集を実現,関西のマルチメディア関連企業450社の情報を収録した「デジタル&ネットワークハンドブック'98〈関西〉」を刊行した。凸版印刷のサーバに各企業が入稿・登録,校正も各企業がサーバ上のファイル内の自社データにアクセスして画面上で行い,これを直接出力・製本する。サーバへのファイル作成からデータの確認校正,印刷までのペーパーレス化は国内初の試み。
■イントラネットで管理・営業を情報化
印刷物の企画・製作を手がけるダイサン(栃木県)は,管理・営業部門の情報化を推進する予定。'98年に宇都宮市内にイントラネットを導入した新本社ビルを開設,営業部員を中心に携帯型パソコンを配備。本社内にサーバを置き,見積りや原価計算のデータベースと工程管理データベースをもとにイントラネットを構築,社員がリアルタイムで情報交換できる体制を作る。製作部門の役職者にも携帯型パソコンを配備,印刷状況などを管理する。全社的にデジタル化を進め,情報の一括管理で業務の効率化とコスト削減を図る。
■富士通FIP,チラシ情報をネットで提供
情報処理サービスの富士通エフ・アイ・ピーは全国各地の新聞折り込みチラシとその分析データをインターネットで提供する初の情報サービス「チラシの殿堂」を開始した。チラシレポート,日本経営コンサルタントと共同で事業化したもので,全国約1万5000店の月間約1万枚におよぶチラシ情報をチラシレポートがデータベース化,日本経営コンサルタントが価格情報などの詳細な分析を加え,インターネット情報システムを通じて提供する。料金は入会金1万円,月会費2000〜5000円。http://www.chirashi.ne.jp/
■アドビ,テクノ・ラボとCPSIライセンス締結
アドビシステムズと日本テクノ・ラボはCPSI(Configurable PostScript Interpreter)に関するライセンス契約を締結した。テクノ・ラボはカラープリンタ用プリンタサーバソフトの開発実績を持つ。同社の新製品Web対応のWindowsNTベースのMistral Print Server(異なるクライアント環境のドキュメントや印刷管理がWeb上で可能)のRIPエンジンにアドビのCPSIを標準搭載。カラーを含むWebで情報配信とネットワークプリンティングの普及が予想され,PDFとPostScript3の連携という点でも注目される。
■グラパック,高解像度の素材集発売
グラパックジャパン(TEL:03-5213-5563)は,ビジネス用,ショップの宣伝・販促物制作用,はがき制作用の用途別素材集「超ネタ(スゴネタ)」3本を発売した。既存の素材集にみられる写真データ解像度(512×768pixel)に加え,その約2倍の解像度(768×1024pixel)のものも格納し,高解像度・高品質を追求した。厳選した使用権フリーの素材を,さまざまな用途に対応するファイル形式で収録。サウンドはMIDIフォーマットを採用。今回のシリーズは同社の自社制作による初の一般向けソフトウェア。価格は8800円。
■宝印刷,投資家向け広報会社設立
宝印刷は,IR(投資家向け広報)支援サービスのアイ・アール ジャパンと提携,共同出資でIR関連事業を手がけるフィナンシャルメディアを設立した。投資家向けIR情報誌『ジャパニーズ・インベスター』を発行するほか,コンサルティング業務やアナリスト情報の提供を行う。宝印刷は有価証券報告書などの法定ディスクロージャー書類の印刷が主力だが,今回の提携でIR関連サービスのソフト面充実を図る。新会社は資本金 3000万円,宝印刷が80%を出資,社員13名で発足,初年度1億7000万円の売上げを見込む。
■博報堂,ゲームと動画による新広告展開
博報堂はゲームと動画をミックスさせたインターネット上の新広告事業に乗り出した。日本法人マクロメディア社の技術協力を得て,同社のプラグインソフト,Shockwaveを使った広告ムービーとゲームで構成,展開している。「電脳空間アトラクション・ガチャロボ」と名付けられ,ブラウザ上に現れる「ガチャロボ」アイコンをクリックすることで,ゲームを楽しめる。ブランドのロゴや商品イメージなどを盛り込み,ゲームをクリアした人へのプレゼント情報なども用意されている。http://www.gacharobo.co.jp/
■DNP,衛星デジタル放送に番組供給
大日本印刷は,衛星デジタル多チャンネル放送向けに番組供給事業を開始する。年内に放送開始予定の衛星デジタル放送「ディレクTV」に出版情報チャンネル「BOOK TV」を供給。社内外から約100人の専任スタッフを確保,印刷会社に関わりの深い出版物をコンテンツとして取り上げる。具体的には新作・ベストセラー紹介や作家へのインタビュー,対談などの内容を計画。午前10時から深夜2時までの放送枠で放映する。これを手始めに他のデジタルCS放送やCATV,デジタル地上波などへの番組供給を展開する方針。
(出典:プリンターズサークル 1997年11月号より)
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