News Clip (199712)

■コーヨー21,カタログ配信サービス開始

 コーヨー21(大阪市)は通販会社のチラシ,カタログなどの商品情報をインターネットなどさまざまなデジタル媒体向けにコンテンツを作成して配信するサービスを来年1月から開始する。配信先は同社がインターネットに開設している通販の専用ページのほか,同社が広告枠を持っているテレビを利用した双方向データ通信「アイティービジョン」,決済機能を持つ街頭マルチメディア端末「四次元ポート」を予定。顧客からのカタログ請求などは同社が一括して受ける。費用は1社当たり年間50万円ほど。

■凸版,再生紙の高速印刷を可能に

 凸版印刷は和紙や再生紙など印刷不適正用紙に高速カラー印刷を可能にする加工を施した「ライトペーパー」を開発・販売した。同社が昨年開発した,耐水性・耐汚染性を持つ機能性フッ素印刷技術「テクノフ」を応用,印刷後にオーバープリントするのとは逆にアンダープリントを施したもの。用紙表面にフッ素粒子配合のインキを塗布することで耐水性を持たせ,インキの発色性,印刷時における見当合わせのしやすさを向上させた。印刷機で行えるため,コスト上昇もわずかだという。印刷不適正用紙の用途拡大が期待される。

■富士ゼロックス,Iネットで出版事業

 富士ゼロックスはデジタル化した出版物や論文などから,ユーザーが必要とする部分だけを抜き出して印刷・製本・配送するオンデマンド・パブリッシングサービス「BookPark」を開始した。インターネットを通じてユーザーから直接受注する。第一弾として,ダイヤモンド社との協業で,同社の出版物からユーザーが選択した記事を印刷・簡易製本するサービスを開始。企業や研究者を対象としており,さらに10社ほどのビジネス・学術関係の出版社にサービスへの参加を打診中。http://www. bookpark-unet.ocn.ne.jp

■キヤノテック,AI技術応用のCMM開発

 キヤノテックは中国・ハルビン工業大学と共同で,人工知能技術の応用により高速なカラー・マッチングが可能な「ColorDimension」を開発,ライセンス供給を開始した。カラーマスキング法を応用した高品質のカラー・マッチングを実現。モジュールが小さく,各種プラットフォームに無理なく実装できる。カラー・マスキング定数が格納されたフォーミュラファイルも小さいため(0.5KB)高速なうえ,インターネットでの配信も容易にできる。Mac,Windowsに対応しており,各種ドライバへの組み込みも容易。

■Windows DTPフォーラム設立

 宝印刷,エスピースタッフ,札幌凸版印刷,イステムジャパン,金羊社,日本印刷など10社はWindowsベースでのDTPの普及を図るため,「WindowsDTPフォーラム」を設立した。情報交換や技術支援を通じてWindowsによるDTPの標準化を進めるほか,インターネットを通じてユーザー企業への情報発信も手がける。会費は半年間で60万円,広く参加を呼びかけている。さらにインターネット上でも技術情報などの提供を進めるため,ホームページ「メディア・ステーション」(http://www.media-station.com)を開設した。

■寿精版印刷,調肉通信ソフト開発

 寿精版印刷(大阪市)は特色インキの配合演算をインターネット経由で行う調肉通信ソフト「スペクトロチェック」を開発,ビー・エム・エスがCCM演算センターの運営を開始した。特色インキを配合する調肉は,コンピュータ上で配合量を演算するCCMシステムにより,正確に行えるようになってきたが,一式500万円前後と高価。同ソフトを使えば,測定した目標色の分光データを電子メールで演算センターへ転送,演算結果の配合指示データを再度電子メールで受け取れる。http://www.rexnet.com/BMS/CCM

■住商,新画像圧縮ソフトを販売

 住友商事は画像処理ソフトのフォーシスと提携,フォーシスが開発した新画像圧縮ソフトの販売を展開する。新方式のデジタル連続階調圧縮(DCCP)技術は,画像データを点の集合と定義するのではなく,平面2軸に加え,第3の軸に輝度情報を定義し,画像をベクトル化。これにより画像拡大時にJPEG方式に見られるような品質劣化がなくなり,出力機器に合わせたスキャニングも不要となる。Photoshop,PageMakerのプラグインモジュール,ソフトウェアRIPで提供。問い合わせ先:住商ファイングッズTEL:03-5124-0805

■リコー,デジタル印刷ショップをFC展開

 リコーはさまざまなデザインパターンをデータベース化し,ユーザーが最適なものを選べる「1 to Kシステム」を利用した低コスト・短納期のデジタル印刷工房をFC展開,第一号店「1 to K麹町店」が10月にオープンした。リーフレット200部の場合,5万3700円,4日で納品する。FCショップは当面,データベースを組み込んだMacと仕上がりイメージを確認するためのプリンタを設置する店を中心に募集。受注情報はネットワーク経由で出力センターに伝送され,出力,丁合い,製本され,回収車でFC店に配達される。

■DIC,コダックと印刷資材事業で提携

 大日本インキ化学工業と米イーストマン・コダックは印刷資材事業を統合,米国に合弁会社「コダック・ポリクローム・グラフィックス」を折半出資で設立する。DICの米子会社,サンケミカルとコダックの製版用フィルムとPS版の製造・販売業務を集約する。新会社の売上高は1200億円,従業員2600人で,印刷資材分野で世界シェアの20%を占め,ドイツ・アグフアや富士写真フイルムと並ぶ。デジタル化に伴うCTPの普及により,製版フィルムとPS版は複合化するとみられ,両社ではこの分野での開発を加速させる。

■SGML共同研究で業務提携

 機械設計製作および翻訳,マニュアル作成などを手がける大興(広島市)とマニュアル作成・印刷のクレステック(浜松市)はSGML(文書標準化言語)の共同研究と営業活動の支援を目的に業務提携契約を結んだ。早くからSGMLに取り組んでいる大興とマニュアル翻訳や海外での印刷などを得意とするクレステックが,互いの得意分野で協力し合う。営業面では双方の得意先と取引内容のリストを交換し,相互融通することで幅広い受注に対応できるという。マニュアル作成から翻訳,印刷の一括受注と,海外展開を目標とする。

■DS,小森,製版・印刷をデジタル融合

 大日本スクリーン製造と小森コーポレーションは製版と印刷工程をデジタル融合するシステムを開発した。製版機側から印刷機をソフトウェアで制御するもので,刷り出しまでの準備時間を従来比約20%短縮するなど,印刷機のセットアップを大幅に短縮。印刷・製版の国際標準を目指す「CIP3」に基づいている。中心となるソフト「レナトスCIP3アウトプット」などは,大日本スクリーンが同社の「レナトス」向けに開発した。レナトスからのデジタル信号を小森のワークステーションに送り,印刷機の動作を制御する。

■新プリントサーバで待ち時間短縮

 新星コーポレィションの関連会社,コンパスはMacベースのプリントサーバソフト「プリントデスク日本語版」を発売する。ポストスクリプトレベル2準拠のプリンタに対応,簡単な設定ですぐに使用可能。また,多くのメーカーのRIPとの相性もよい。出力の際に印刷指示からM ac解放までの時間が従来の1/3に短縮でき,待ち時間も短縮できるため,作業効率が向上する。レーザープリンタスプール版,イメージセッタスプール版,イメージセッタOPI版の3仕様。ハードパッケージの「コンパスOPIサーバー」も同時発売。

(出典:プリンターズサークル 1997年12月号より)

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JAGAT HOMETOP
97.10.24