News Clip (199802)

■Acrobatの機能強化バージョン発売

 アドビシステムズはAdobe Acrobat3.0JのForm機能とJavaScriptとの連携を強化したバージョンを発売。電子フォームの作成・記入ツールとして利用できるForm機能を追加,AcrobatReaderのプラグインFormsFill-inやAcrobatExchangeのプラグインAcrobatFormsAuthorとの連携によりPDF上のイベントとJavaScriptを同期できるため,既存の開発ツールを使わず,フォーム機能を持ったプログラムをPDFベースで作成できる。AcrobatReader3.0Jはhttp://www.adobe.co.jp/よりダウンロード可能。

■コダック,オンライン画像サービス推進

 日本コダックはインターネットを利用したオンライン画像サービス「コダック ピクチャー ネットワーク」を事業化する。マルチメディア・キオスク端末(店頭画像サービス・アクセス端末)をサービスの中核に置き,パソコンユーザー以外のユーザーにも手軽に利用できるようにすること,アクセス速度や使用の容易さを損なうことなく,画像保管に高い安全性と機密性を確保することを重点とする。NTTコミュニケーションウェアの協力でネットワークを構築・運用し,'98年のできるだけ早い時期に試験的に開始の予定。

■横浜でオンデマンド印刷ショップ展開

 横浜ハイテクプリンティング(横浜市)は,10〜100部単位の印刷物に対応する専門ショップ「NUTS(ナッツ)」を横浜市西区に開店した。中小企業や個人からの小ロット注文に対応,オンデマンド印刷により短時間,低価格で印刷物を作成する。通勤時などに利用できるよう7時半から営業,即日の商品引き渡しも可能。「夏以降,市内の繁華街に2号,3号店を設ける」という。また,オンデマンド印刷を手がける東京,大阪,名古屋,福岡の同業者とデザインサービス志向の商品開発集団「プリーズクリエイト」を結成した。

■DNP,編集者向けレイアウトシステム開発

 大日本印刷は,割付指定紙などの作成作業を大幅に軽減する「編集者向けレイアウト支援システム」を開発した。先割方式の場合,レイアウト時に版下・組版指定の情報や画像の配置情報を盛りこむことが可能で,文字は文字枠を指定するだけで文字量が分かり,文字の代わりに□(四角)で表示し,全体のイメージもつかめる。また画像の拡大・縮小やトリミングもマウス作業で簡単に行える。雑誌の折り数の入力も可能。作成されたデータは製版データに利用できるため,品質向上や時間短縮にもつながるという。

■凸版,「定期昇給」を廃止

 凸版印刷は,毎年自動的な昇給が保障される「定期昇給」的な考え方を払拭した昇給システムを導入する。社員の意識改革を狙ったもので,個々の職務遂行能力の伸びを求めるとともに集団から「個」に視点を置いた昇給システムを目指すという。定期昇給に相当する「基本昇給」を廃止し,昇給は「昇格昇給」「能力昇給」「個別昇給」の3項目を中心に行われる。昇給に関する総財源は固定せず社内外の情勢を勘案して,また各々の昇給項目の配分比も固定せず状況を勘案して毎年決定する。 '98年3月21日より実施される。

■絵や文字が繰り返し浮かぶ磁気カード

 ユージェイシステム(鳥取市)は,特殊感熱インキを使った磁気カード「マジックチャンスカード」を開発した。紙の裏に磁気テープを貼り,表面を感熱インキで加工,専用読み取り機を通すと120種類の組み合わせの文字や絵が現れる。1回目と2回目では違う文字が出るというように繰り返し使用できる。外食産業で販促用に使われるくじ付きカード(硬貨でこするタイプ)は1回しか使えずコスト高だが,このカードは製造コストが1枚28円前後,数回来店すれば,くじの結果が分かるというように新たな販促策になるという。

■吉田印刷所,CD-ROM検索雑誌発刊

 吉田印刷所(新潟県五泉市)は,企画提案型の営業の一環としてCD-ROMの総合検索雑誌『CD-META』を発刊,無料配布した。CD-ROM業界は大手と小規模との格差が大きいため,小規模メーカーの宣伝広告活動を支援し,印刷業務の取引の開拓が狙い。42社の作品約1000点について,ジャケット,商品内容,連絡先などを掲載。同社ホームページで募集し,アンケートに回答した応募者のうち抽選で1000人に,1月末に発送した。雑誌発刊で企業の宣伝活動を支援し,パンフレットやジャケットなどの印刷受注を目指す。

■小森,米GIIと大型契約締結

 小森コーポレーションは米国最大の商業枚葉印刷ネットワーク,グラフィック・インダストリーズ社(GI I)と大型契約を締結した。この契約によるとGIIは向こう6年間に合計225ユニット以上,約5500万ドル以上のリスロンを購入する。GIIはネットワーク全体で6色以上の菊全判リスロン40を中心に合計29台,171ユニットの小森印刷機を使用しており,今回の契約でも,納入時の色数に柔軟性を持たせており,6色以上の印刷ユニット構成のリスロン40が中心となる模様。GIIはこれにより積極的な事業拡大策を推進する。

■凸版,携帯電話型ソフトを共同開発

 日本移動通信(IDO)と凸版印刷はインターネットでリアルタイムに文字会話ができる携帯電話型ソフト「WebPhone(ウェブフォン)」を開発した。インターネットを通じてIDOの携帯電話を仮想体験しながらコミュニケーション可能。電子メールのアドレスと異なり,利用者が任意で指定した10桁の数字で電話感覚で連絡を取り合える。IDOのホームページ「CLUB“ido”NET」(http://www.mediagalaxy.co.jp/ido/)でダウンロードし,HP上でユーザー登録する。料金はインターネットへの接続と電話料金のみ。

■余分なロール紙の仲介サービス

 コンピュータ関連デザインのハーツアンドマインド(東京都)は,印刷会社が使い残したロール紙の仲介業務を開始する。余分なロール紙の売り物情報を集め,新しい紙を少量だけ使いたい会社に仲介する。ホームページ上でロール紙の新品の価格表と,あまったロール紙の一覧表を掲示,買い手が決まれば,同社が売り手から新品の6割で買い取り,同7割の価格で売却。輸送費などを差し引いた新品価格の約5%が収入に。売り物情報は電話やファクスで受けつける。会員制で入会金無料。(http://www.bnn-net.or.jp/~kami)

■デジタルフォントに初の著作権保護

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は,デジタルフォントがプログラムの著作物として初の著作権保護を受けたことを明らかにした。モリサワのフォントのパッケージソフトの海賊版販売事件について,デジタルフォントを「書体デザインをコンピュータ上に表現するための指令をコンピュータ言語で表現した『プログラムの著作物』である」と定義。違法複製,著作権侵害事件として立件された。同協会は,データベース著作物保護の件などもあわせて発表し,あらゆるデジタルメディアの著作権保護推進が必要と強調。

■Windows対応ソフトで本格新聞制作

 中国・北大方正グループの日本法人,方正の新聞制作用Windows95対応レイアウトソフト「FounderMEGALITH(メガリス)」を使った国内初の日刊紙が刊行された。新創刊の「日刊京都経済」(京都経済新聞社)は’97年12月より,メガリスを含めた編集出力システムを使って作成されている。方正のシステムは従来の大規模新聞制作システムに比べ,大幅に導入コストを圧縮できるため,中小規模新聞社でも利用しやすく,紙面内製化をパソコンソフトで実現できる。同社では新聞向け特殊編集ソフトを順次開発していく。

(出典:プリンターズサークル 1998年2月号より)

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97.1.26