News Clip (199807)

■DNP,バーチャル体感システム開発

 大日本印刷は(財)ハイビジョン普及支援センターの協力を得て,ハイビジョン3次元CGで表示した物体に指先でバーチャルにさわり,その物体をディスプレイ上で動かしたり,物体の形状や硬さ,質感,重さなどを指先でリアルに体験できる新たなシステムを開発した。制御装置を2本の指にセットし,ディスプレイ上の指の位置を物体に接触させると,物体に接触したような感触を得られる。リアルに鑑賞することができるため,実際に手にすることのできない文化財を所有する美術館・博物館などでの利用を提案していく。

■マイクロソフト,WindowsDTPフォーラム加入

 WindowsDTPフォーラムは,一般企業で多用されているWindows PCを活用したWindowsDTPを印刷業主導で立ち上げようと,昨年10月に活動を開始したが,この4月,Windows本家のマイクロソフトが賛助会員として加入した。今後はWindowsDTPのさまざまな課題について,マイクロソフトにレポートを提出して,製品に反映してもらうなどの支援を受けることになる。当面,マイクロソフトが進めている産業別ソリューションズに印刷業として初めて取り組んでいく。http:// www.media-station.com/

■屋外広告用超大型プリントサービス開始

 富士写真フイルムの子会社,現像サービスのフジカラーサービスは,屋外広告向けのデジタルプリントサービス「デジタルビルボード」の受注を開始した。米国サインテックスの5m幅の大型インクジェットプリンタを導入,デジタル処理した画像を4色の油性顔料インクで特殊強化シートに印刷するもの。両面同時出力を選ぶことにより,内照式も可能。また,加工することにより最大300uの超大型広告が制作できる。初年度は10億円の受注を目指すという。受注価格は1平方メートル当たり3万5000円。問い合わせ先(03)5571-5450

■QuarkXPress4.0日本語版発売

 クォークジャパンは,QuarkXPress 4.0日本語版を発売した。ベジェ曲線の描写が可能となり,従来Illustratorなどで作成していたフォントのアウトライン化,ベジェ曲線に沿ったテキスト配置など,75以上の新機能が追加された。英語版ではすでに実現しているWindows版を初めてサポートした製品で,Macintosh版との同時リリース。販売価格はオープン価格,従来製品からのバージョンアップ料金は,日本語版3.3 for Power Macintoshからは9万9000円,3.3 for Macintoshからは10万9000円,3.1以前からは12万9000円。

■DS,アビッドと販売代理店契約

 大日本スクリーン製造は,ノンリニア編集システムメーカー,米国アビッド・テクノロジーの日本法人であるアビッドジャパンと,日本国内における同社製ノンリニア編集システムなどに関する正規販売代理店契約を締結した。ノンリニア編集システムは,ビデオ映像をコンピュータ上で加工編集できるシステム。印刷関連業界でも,新事業の映像制作やマルチメディアコンテンツ制作の工程の一部として導入する企業が増加。大日本スクリーンは印刷関連業界の販売チャネルを活用して,デジタル映像編集機器の販売拡大を目指す。

■キンコーズ,Iネット接続サービス開始

 コピーや名刺印刷などの事務サービスを24時間営業で請け負う「ビジネス版コンビニエンスストア」を展開するキンコーズジャパンは,インターネットの接続サービスを開始した。店内のパソコンを使ってホームページを閲覧できるほか,電子メールのアドレスを持つ人ならメールの受発信も可能。同社は現在,東京,大阪,名古屋などの大都市で21店舗を展開。インターネット接続サービスは,まず大手町店(東京・千代田区)や西新宿店(同・新宿区)など13店で開始,今秋までに全店で提供する予定。利用料金は15分間250円。

■マイクロバーコード,凸版が独占使用権

 凸版印刷は,ネオレックス(名古屋市)が開発した極小サイズのバーコードフォントの独占使用・販売権を取得した。通常の1/20〜1/30の約2×10mmと極めて小さく,印刷しても目立たないサイズ。リーダー(読み取り)端末の価格も従来の約1/5と安価なのが特徴。凸版が開発するアプリケーションにマイクロバーコードを結び付けることで,コスト面や印刷物のページ数,デザイン面などの問題が解消される。インターネットによる受発注システム,CD, DVD電子カタログ,プレゼントボード作成システムへの展開を図る。

■ソニー,ジャストシステムに資本参加

 ソニーは,ジャストシステムに資本参加し,次世代の有望市場として注目されるデジタル家電向けソフトの技術提携を行う。ジャストシステムが7月に実施する第三者割当増資をソニーが全額引き受け,ソニーの出資比率は6.7%となる。ジャストシステムは3月期に初の赤字に転落。今後も厳しい経営環境が続くと見て,ソニーの支援により経営再建を進める。今後,AV機器とパソコンなどが融合するデジタル家電分野で,ジャストシステムのソフト開発力とソニーの家電技術を活用して,新しいアプリケーションソフトを開発する。

■方正,FounderFITをバージョンアップ

 方正はWindows95ページレイアウトソフト「FounderFIT2.0」の販売を開始した。今回のバージョンアップでは,Macプレビュー付きEPSファイルをそのまま読み込め,従来,Windows環境とMac環境で同じ画像を重複して作成・管理していた煩雑さを解消,Windows-Mac間の画像の一元管理を実現した。また日本語組版では,かな詰めのピッチテーブルをユーザー側でカスタマイズでき,より細やかな対応が可能になった。他に文字枠属性コピーや画像ブラウザ機能なども追加。価格150万円。問い合わせ先(03)3779-2551

■コダックとインテル,業務提携

 イーストマン・コダックとインテルは,デジタルイメージング分野における製品開発など,次の4分野で協力することに合意した。インテルの半導体分野における専門知識と,コダックのイメージサイエンスおよび写真技術におけるリーダーシップを活用したデジタルイメージング製品・プラットフォームでの共同開発。広範にわたる特許の相互使用許可。インテルのスキャニング機器を用いて,コダックの現像処理会社,クォレックスのラボをグレードアップし,消費者に低価格のコダックピクチャーCDを提供。マーケティング活動。

■名刺内製化ソフトを共同開発

 印刷機器関連商社のムサシと書籍装丁用クロスのダイニックは企業向けの名刺作成ソフト「MP企業名刺作成ソフト」を開発,7月から販売する。営業担当者が納入時に人事データの取り込みと図案などの初期設定を行う。あとは,画面上の操作だけで簡単に名刺が作成できる。作成速度は3分間で100枚。ソフトの価格は20万円,専用プリンタが108万円から。両社の試算によると,従業員300人の企業では外注する場合に比べ,年間140万円程度のコスト削減が可能という。経費削減を図る一般企業の内製化需要を開拓していく。

■山忠,米国で経営者セミナー開催

 山忠は,8月31日〜9月2日の3日間,サンフランシスコにおいて,APMセミナー(印刷業界アメリカ最新マネジメントセミナー)を開催する。第5回目となる今回は,「アメリカ印刷企業の未来戦略」と題して,情報革命,グローバル化,デジタル化で先行する米国において,現在起こりつつある印刷業経営の大きな潮流を包括的に取り上げ,米国トップマネジメントの考え方や取り組みを紹介する。セミナーは,米国印刷業界人による講義,会社見学,米国印刷業界人との交流会の3つで構成される。問い合わせ先(025)245-2100

(出典:プリンターズサークル 1998年7月号より)

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98.6.24