各地の声(199812)

98年10月の印刷産業の出荷額は,前年比 ▲6.4%となった。
中小印刷業の出荷額と上場印刷企業の中間決算の結果を合わせて、印刷業界全体の1998年上期(4月〜9月)の出荷額を推計すると、前年比▲5.8%となった。

宮城:事務、フォーム

9月は、前半同月に特需があって今年は大幅な落ち込みになった。10月も前年割れの見込みであるが、利益はそこそこ確保したいと考えている。9月からプリプレス部門のフルデジタル化が完成し、品質、価格、商品拡大の面で、差別化、特化に大きな期待を持っている。

群馬:商業

景気低迷のため受注が少なく、官庁等は価格低下のためほとんど受注できず売上がほとんど伸びない。極力無駄を無くし、ヤレ防止、リストラ等で何とか乗り切らなければならないと思う。

茨城:商業

デザイン部門の強化を進めており、来期は新卒デザイナ6名が入社する。ソフト面のマンパワーの強化をはかり、全体の底上げをめざす。

東京:商業A

少数多品種の稼動が続いている。フィルム出力の内製化が短納期対応、コストに好影響。とにかく先が見えないので厳しい。

東京:商業B

全体に仕事不足で大変なピンチ。同業者からの仕事も薄い状態である。

東京:出版、商業C

9月は期末で駆け込み需要が増えるが、昨年フルカラーであったものが、2色やモノクロに変更になったり、数量が減少するなど景況は厳しい。

東京:出版、商業D

得意先(出版、民間、団体関係)の不振とともに受注が低迷。外注、仕入費の削減等で利益確保をはかりつつあるが、減収分までのカバーできない。

東京:紙器E

小ロット化と価格低下により苦戦中である。

東京:製版F

平成10年4月から連続して約20%の売上ダウン。しかし、労働時間はあまり減っていないと思う。デジタル化による売上圧縮、仕事量減少にもかかわらず、納期短縮で労働時間は減らない。

東京:その他

8月は最悪だが9月は売上目標をクリア。10月〜11月がどうなるか? 12月は期待できる。明年1〜3月の受注見通しは良い。問題は、それ以降。

愛知:出版

売上前年比は、9月が2.7%増、10月は9.8%増

愛知:商業

昨年と比較して全般的に仕事量が少なく、受注、売上も下がり気味。社内生産増に努力する。

大阪:出版、その他

昨年より1件当たりの受注量低下が目立つが、今夏以降は見積価格低下が著しく、採算ベースにならない。大変厳しい状況。

大阪:商業

売上が前年同期より10%程度マイナスである。受注確保と稼働率アップが課題。

岡山:商業

9月は売上前年比微増だが上半期の基調は前年比1割減と不振が続く。価格競争激化。

広島:商業、事務

売上前年比で第一四半期は6%増、第二四半期は±0、第三四半期は2ヶ月過ぎた時点で、10%減と次第に悪化。このままでは、前年割れもありうる厳しい状況。

福岡:商業A

6〜8月が非常に悪く絶望的な心境だったが、市議選挙で一息ついている。売上高、付加価値(粗利)ともに昨年を上回っているが、受注件数、紙代が前年比減で本格的回復ではないと思う。年末にかけてそこそこの受注ができればと考えている。

福岡:商業B

今後、ますます受注の落ち込みが予測されるので、社内の不良債権の排除をおこない小さくても強い企業経営をめざす。

大分:商業。事務

売上は前年比増だが、収益はそれに比べて増えていない。人員も増やしたからかもしれない。

(出典:プリンティング・インフォメーション1998年12月号より)

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