News Clip (199902)

■アグフア,新組織体制に

 アグフア・ゲバルトグループは本年第2四半期に予定している証券市場への上場を控え,1月1日より新組織体制を導入した。新体制では,特に経営委員会本部の強化を図り,より戦略的な経営機能となる。この機能は事業本部の担当とし,企業全体を統括する。これにともない,コンシューマーイメージング,グラフィックシステム,メディカルイメージング,非破壊検査,インダストリアルイメージングの5事業本部が誕生。営業部門では欧州,NAFTA(米国,カナダ,メキシコ),極東など地域別営業体制を導入する。

■凸版,海外含む大容量デジタル網構

 凸版印刷は高速デジタル専用回線を利用し,本社を含む国内7か所の工場・事業所と欧米2拠点を結んだ国際ネットワーク伝送体制を構築した。大容量データを日米欧3地域間で即時にやり取り可能にし,国際協業を進めるとともに納期短縮を目指す。本格的大容量デジタルデータ網は印刷会社としては国内初。国内では高速ATM専用線を使い,本社と制作拠点,工場など関東地区を中心とした7拠点を接続。第一次計画のネットワーク構築とテスト運用による検証を10月までに完了し,11月から実稼働レベルで運用を開始する。

■広済堂,デジタル印刷を一貫体制に

 広済堂印刷は,デジタル印刷関連設備をマルチメディア事業部の傘下に集約し,新たに「デジタル印刷工場」として稼働させた。電子データを紙媒体や電子媒体で多角的に展開するための一貫体制を整えるのがねらい。デジタル印刷工場は東京・港区や浦和工場の設備・システムなどからなり,営業から生産まで一体化することで効率的な組織運営を目指す。アウトソーシング需要を受けて,デジタル印刷工場の稼働を機に,データプリントサービスに参入。データベースの構築,運用管理,印刷,封入,発送までを一貫して請け負う。

■DNP,音の出る店頭販促ツール開発

 大日本印刷は,音の出る店頭販促ツール「トーキングポップ」を開発・発売した。音響機器メーカーのオーセンティックの平面スピーカー技術を採用。外観はベニヤ板や段ボールを使った通常のPOPで,全体を震わせて音を出し,視覚と聴覚に働きかけて宣伝効果を高める。音源をICメモリーで再生する音源内蔵型と,カセットなどを使って外部から接続する音源接続型がある。さまざまな素材に対応。サイズ,形状とも加工できるうえ,360度の指向性を持つ。音源内蔵型で1万円弱。初年度10億円の売上を目指す。

■アドビ,Webグラフィックス作成ツール発売

 アドビシステムズは,Webグラフィックス作成ツール,Adobe ImageStyler日本語版を発売した。図形,画像,テキストなど,どんなオブジェクトにもグラフィックスタイルをすばやく作成,適用できる。あらゆる効果が変更可能で,ベースとなるオブジェクトの置換,修正も可能。また,プログラムを書かずにJavaScriptのロールオーバー効果が作成可能。Web対応のHTMLレイアウトとイメージマップを正確に作成。HTML自動変換機能を利用して,サイトの外観と操作感を変更可能。Mac,Windows版同時発売。

■角川書店,同朋舎と業務提携

 角川書店は,同朋舎と業務提携を行い,雑誌・書籍の販売を中心とした物流業務を代行し,再建中の同朋舎を支援していく。同朋舎出版は特別精算会社となっており,1997年3月に新生同朋舎を設立して努力してきたが,資金的に苦しい状況となっていた。今回の提携で,雑誌は1月発行分から,書籍は2月から角川書店が発売元となる。受注も書籍・雑誌,ビデオは角川書店受注センターで請け負い,販売,販促活動も角川書店営業部が行う。物流も角川書店。その他,取次・書店ルート以外の直販ルートは,従来通り同朋舎で行う。

■DNP,顧客DB構築,販促支援体制強化

 大日本印刷は,ポイントカードシステムによるデータベース(DB)マーケティングをはじめとした,ポイント・顧客データの集計・管理・運用・分析と販促サポートを行う「ポイントカード顧客DBトータルサポートパッケージ」を構築した。従来,ポイントカードシステムの販売を行ってきたが,今回顧客DB構築と販促活動支援体制を強化し,今春,ビジネスフォーム部内の「DNPポイント・顧客DB管理センター」のサーバに得意先の顧客DBを蓄積,分析業務代行サービスを開始する。初年度10億円の売上見込み。

■ベンチャー主導でXML推進団体設立

 全国デジタル・オープン・ネットワーク事業協同組合は,Webの最重要技術のひとつに取り上げられているXMLを推進する「XMLビジネスユニット」を設立した。同組合員企業の中で,XML技術の実用化を目指す企業が集まった企業コンソーシアムであり,インターネット関連のベンチャー企業が中心。XMLがどのようなビジネスシーンに応用できるのかを調査・研究し,XMLを利用した日本発のインターネットビジネス展開を目指す。調査・研究内容をホームページで無料配信している。http://www.digital.or.jp/XML/

■凸版,CMSを印刷対応にバージョンアップ

 凸版印刷はカラーマネジメントシステム「CS-Sharpener」を,DTPワークフローでより使いやすく,印刷の色校正がプリンタで簡単に確認できるようにバージョンアップした。WindowsDTPもサポート。旧版では対応していなかった印刷まで包含する機能を搭載している。DTPアプリケーションで使用可能なICCプロファイルが簡単に作成できる。ColorSync対応DTPアプリケーションと,作成したICCプロファイルの組み合わせにより,印刷の色校正がプリンタで可能になった。価格は測色器込みで13万円,ソフトのみ5万円。

■メールアドレスのドメイン変換を無料で

 メール配信サービスなどを手がけるトライコーンは,インターネットのメールアドレスに含まれるドメインを変換する無料サービスを,同社のWebサイト(http://www.tricor n.co.jp/)上で開始した。日本のインターネット・プロバイダーが「or.jp」と「ne.jp」の2つのドメインを併用できる期間が3月末で終了,対応はプロバイダーにより異なる。変更が必要なメールアドレスをそのまま利用していると,メールが届かなくなる恐れがある。同社は各プロバイダーの対応をデータベースとして用意,Webで利用可能にした。

■コニカ,地球温暖化防止活動で受賞

 コニカ・小田原生産事業部が展開している「地球環境共生工場の実現を目指した省エネ推進活動」が,(財)省エネルギーセンターの推薦を受け,環境庁主催による「平成10年度 地球温暖化防止活動大臣表彰」を受賞した。同社では以前から環境保全を経営理念のひとつに掲げ,「使用効率・変換効率の向上,廃熱の有効利用,燃焼効率の向上」という省エネ法の分類にしたがって,独自のアイデアと省エネ技術を導入し,確実な成果を収めてきた。今回の受賞は,このような地球温暖化に対する同社の取り組みが評価された。

■ネット上に画像ライブラリー開設

 Cqueは,写真の検索,注文,納品までのすべてをインターネット上で行えるショップを開設。写真素材をデジタル化して用意,その場ですぐ使えるDTP主体のライブラリーで,DTPの現場から簡単に画像を入手できる。専用のURLからダウンロードでき,即日納品が可能。すべての写真をホームページでチェックでき,購入検討用のカンプ用データを常備している。世界遺産などの風景画像もラインナップしており,今後は動画素材やポリゴンデータも販売する。MOでの受け渡しもできる。http://www.flashbackj.com

(出典:プリンターズサークル 1999年2月号より)

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