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―ウェブマスターの役割−
インターネットはたいへん魅力的なメディアであり,HTMLというプログラム言語を書くことができれば,だれにでもウェブサイトをつくることができる。しかしより本質的にものを表現する手段を学ばなければ,人の心に訴えるような表現や,よいウェブサイトの構築は難しい。
ではどうしたらよいウェブサイトをつくることができるだろうか。そもそもよいウェブサイトとは何だろうか。ウェブサイトを技術的にアプローチするだけではなく,企業や個人情報を伝え,情報をデザインする上で不可欠な力が「情報デザイン」である。
インターネット元年といわれる1995年から今日までにウェブサイトを制作する上で取り上げられてきた問題点を整理すると,「1.ハードとシステム」「2.ソフトとコンテンツの中味」「3.コミュニケーション」に集約される。これらを解決して,よいウェブサイトを制作するには,「情報デザイン」に通じたウェブマスターの存在が必要である。
ウェブマスターの役割は3つ
ウェブマスターの役割を整理すると,以下の3点が挙げられる。「1.対製作者の仕事であり,具体的には仕様書の作成と制作進行・運営管理である」「2.対ユーザーの仕事であり,ユーザーの反応をフィードバックしてウェブサイトの方向を決定したり,企業内へ還元をする」「3.専門用語を使わず企画書を作成するなど企業内コミュニケーションを図る」
ウェブマスターに必要な7つのデザイン
ではウェブマスターになる人がよいウェブサイトを創るためには,具体的にはどのようなことに気をつければいいのだろうか。以下に挙げる「7つのデザイン」を習得しなくてはならない。 ・ コンセプトデザイン/サイト自体のコンセプトと位置づけを確認する。 ・ ユーザーデザイン/対象とする年齢層やインターネットのキャリアを決める。 ・ インフォメーションデザイン/ウェブサイトに載せる情報の優先順位をつけ,削ぎ落とす作業をする。 ・ システムデザイン/ウェブサイトの環境やキャリアやセキュリティを構築する。 ・ メンテナンスデザイン/更新のガイドライン,ルール,予算を決めなくてはならない。 ・ プロモーションデザイン/オンラインプロモーションなどの方法により検索エンジンに登録してヒット数が増えた場合,キーワードの選定や会社紹介が非常に重要になる。 ・ コミュニケーションデザイン/サイトの更新や進行管理をウェブサイト上で行えるようにするなどの工夫をする。
(出典:月刊『プリンターズサークル』1999年2月号・特集「デジタルメディアの「見せ方」「読ませ方」――「よいウェブサイトを見せるにはウェブマスターの存在が重要 (株)シンク 佐々木 博氏」より抜粋)
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