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メディアのプロを目指す人のために

かれこれ20年間ほど,日常の印刷物制作の仕事をこなす一方で,デジタル化のために格闘したので,昔から考えると夢のような今日のフルデジタルが拓けたのである。この20年間の開発は決して平坦な道ではなく,リスクが多かったために,脱落した会社も少なくない。それでもデジタル化に取り組めたのは,デジタルが大きな夢を与えてくれたからであろう。

しかし大方の製造業と同じく,モノ作りに携わる喜びは変質してしまった。人間が直接手を触れるところはどんどん減り,プリプレスという作業もなくなるかのように見える。だから今の若い人がプリプレスの将来に夢を持つことはできない。ではデジタル化の先に次世代にどんな夢を残せるのだろうか? これから10〜20年苦労するとしても,格闘するに値する仕事とはどんなことだろうか?

今の「不況」が一段落した時には,勝ち残りの戦略が用意されていないと走り出せない。デジタル化の今日の到達点の次の戦略を持たず,目前の売り上げや利益にしか関心がない企業は,大きな流れには取り残されてしまうだろう。幸い印刷を核としたビジネスの可能性は八方に広がっている。その中で,やはりメディア作りは楽しい,メディアに関わっていきたいと考える人は多いのではないだろうか。

まず,経営のトップ層がメディアのプロとは何かをつかんで,社内を洗脳できるリーダーにならねばならない。脱プリプレスのためには,今までにない新しい能力をこれから多く身につけなければならないが,リーダーの意気込みや迫力がなければ,若い人を勉強する気にさせることはできない。

たとえ情報発信者になるのではなくても,もっとコミュニケーションやコンテンツのことを,社会的な位置づけ,ビジネスの可能性,技術動向,運用ノウハウなどについて広く知っておかなければ,メディアのプロになるロードマップは描けない。つまり,今後も紆余曲折があろうとも,目標を見失わない強力な事業コンセプトを構築することが,今日的な課題である。

PAGE99では,印刷ビジネスとネットワーク,電子メディア・電子コンテンツへの接近,新しいサービスなど,社会や技術の進展に沿った21世紀の戦略を考えることを主眼に3日間のコンファレンスを用意した。これらのセッションは,経営者・幹部自身が思想的リーダーになるために必須と考えた項目である。次世代に託す夢をもたなければ,印刷産業は萎縮するので,ぜひ夢を大きく確固たるものとするために,PAGE99を活用していただきたい。

● キーポイントは以下のセッション!
【日米セッション:情報環境変化】
2/3(水)10:00〜16:00 プリンスホテル3F 「天覧の間」
(10:00〜12:00)「New Paradigm:情報ネットワークの中の印刷ビジネス」 
  スピーカー:Paul Beyer/BANTA Integrated Media   ココに参考記事

(13:00〜14:20)「Infra:ネットワークで変わるビジネス」 
  Cris Bristow/Wam!Net   ココに参考記事

(14:40〜16:00)「Print On Demand:爆発までのシナリオ
  Charles A. Pesko Jr./CAPventure   ココに参考記事

「メディアリテラシー」 2/4(木) 10:00-12:00 文化会館7F 710
モデレータ:工学博士/和久井 孝太郎
スピーカー:常盤大学 教授 後藤和彦,東京経済大学 教授 山中速人

「情報デザイン」2/4(木) 13:00-15:00 文化会館7F 710
モデレータ:(社)日本印刷技術協会 小笠原 治
スピーカー:(株)エーエスピー 鵜澤 幹夫,(株)リクルート 森 茂利,(株)インプレス 田村 明史   ココに参考記事    ココに参考記事

「ワンソースマルチユース」 2/5(金) 16:00-18:00 文化会館7F 704
モデレータ:(社)日本印刷技術協会 杉山 慶廣
スピーカー:(社)日本印刷技術協会 理事 小笠原 治,日本アイ・ビー・エム(株) 近藤 良平   ココに参考記事

「メディアと電子調達」 2/5(金) 16:00-18:00 ワールドインポートマート8F 807 モデレータ:ゲイン 杉山 伸一
スピーカー:松下電工(株) 酒巻 芳正,プライスウォーターハウスコンサルタント(株) 斎藤 嘉信

(他のコンファレンス・セミナーにつきましては,こちらをご覧下さい)

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