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画像データの有効活用による新たなビジネスチャンス

 デジタルカメラやCGなどの画像データは、紙への印刷だけではなく、Webサイトや携帯・モバイルなど、いろいろなメディアで横断的に扱うようになりその必要性も強くなってきた。したがって、画像データを共有化したり有効に活用することは、印刷会社などデータを扱う企業には重要なファクターになる。

 たとえば、印刷物製作で使用されるテキストや画像データは、クライアントや印刷会社による見直しや校正がおこなわれ、結果として高精度、高品質データになる。しかし、これらのデータは、一元管理や再利用など有効利用されていないケースが多く、クライアントも改善策を望んでいる。
 これらの貴重なデジタルコンテンツを一元管理することにより、承認されたメンバーに正確なデータをタイムリーに供給することができ、印刷物をはじめWebサイトなどクロスメディア対応にも活用できる。

 あるビジュアルコンテンツを手がける会社では、ビジュアル情報の共有化のためのデータベースソリューションを提供している。商品写真のフイルムデータや各種マニュアル類、アーカイブデータ等、企業の保有するさまざまなビジュアル情報を資産として共有化し、適切に運用管理することで既存ワークフローの効率化や新たなビジネスチャンスを生み出すという。
 また、撮影、デジタル画像制作、データ入出力、著作権マネジメントなど、広告制作の現場で培われたノウハウを活用して、企業の保有する画像のデジタル化からデータベースの運用管理まで、トータルにサポートする。

 手持ちのフイルム類は、入力センターで高精細デジタルデータに変換する。その際、面倒な画像登録やリサイズなどの作業も代行する。さらに、画像データは、カテゴリーごとに登録・整理され、しかも管理者はいつでも自由に情報を更新できる。利用者はサーバにアクセスすることで、簡単に画像データを検索・閲覧・ダウンロードすることができる。

2006/08/30 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会