大学在学中、DTP関係の会社でアルバイトをしていた経験があったものの、幅広い内容と膨大な問題数に悪戦苦闘。しかし、DTPエキスパートを受験しなければ知ることはなかったことを学べる貴重な経験となりました。
毎週土曜の講習と、毎日の問題集の反復学習。課題製作では、社内の受験者が休日に集まって、互いにアドバイスをし合いながら同じ目標に向かって取り組みました。結果、諸先輩方の支えもあって、何とか合格することができました。
仕事に対する考え方が変わり始めたのもちょうどこの時期。
入社当初、私は上司からよく「仕事をしろ!」と言われていました。自分の中では特に怠っていた認識はなく、何を言われているのかよく分かりませんでしたが、最近その意味が分かるようになってきたと思います。
私の仕事は、デスク上での手配がほとんどです。印刷枠を取って、紙を手配する。後は細かい調整をすれば済んでしまいます。しかし、それは「作業」であり「仕事」とは言えません。私は、「仕事」とは本質を理解し、考えて、初めて成り立つものだと学びました。
品質、コスト、納期などニーズをしっかり把握して、それに合った方法を考え、お客様に満足していただける製品作りができて始めて「仕事」として認められる。こういったことを意識していくうちに徐々に仕事にも慣れて、面白さや大変さを感じられるようになりました。
正直なところ、DTPエキスパートは取得できましたが、私の仕事で普段Macを使うことはめったにありません。即戦力でDTPを使いこなせるかといえばできません。しかし、JAGATのホームページに「DTPエキスパートはゴールではなくスタート」と書いてあるように、これからたくさんの生きた知識と経験を養って「真のエキスパート」として活躍できるようになれればよいと思います。
私は、「印刷のエキスパート」になるため「現場100回!」を今の目標にしています。1回でも多く現場へ赴いて知識を吸収することは、印刷について理解するためのチャンスであり、私の楽しみです。
また、将来の自分がどうありたいのか?そのためにはどんなスキルアップが必要なのか?を模索しています。
「印刷のエキスパート」であるためには、印刷物ができるまでの企画、デザイン、編集、製版、印刷、加工という工程をしっかりと把握することも大切ではないかと思います。今はまだトータルに印刷物を作っていけるだけの知識も経験もありませんが、もっと自分のレベルが上がった時に、がんばって取得したDTPエキスパートが必ず生きてくると確信しています。
まだまだ、失敗も多いし、勉強不足ではありますが、社内、社外を問わず多くの人の力を借りながら成長していきたいと思っています。
■月刊プリンターズサークル連載 「DTPエキスパート仕事の現場」2006年11月号
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2006/10/30 00:00:00