これまでJAGATでは、印刷業の生産管理において、見積もり段階で工程のコストがどの程度発生するかを捕える「標準原価」の重要性を訴えてきた。
■標準原価への意識の高まり
工程を要素作業に分解し、要素作業の標準原価を設定し、要素作業の組み合わせによって、生産工程の「標準コスト」が把握可能となる。昨年、JAGATでは「生産部門コストシミュレーションの無料説明会」を開催し、標準原価の算出に関する考察を、紹介させて頂いたが、当初の見込みより多数の方々が参加され、この標準化の重要性に気付かれている経営者・生産管理者の方が多いことに驚かされた。
■コスト構造の把握によって改善が進む
この生産工程における標準原価を、具体的に見てみよう。例えば最も単純な「刷版」工程では1品(1受注)において発生する刷版工程の標準原価として、「1版当りの標準原価」に、「版数」を掛けたものになる。1版当りの標準原価は、版代(材料代)と作業原価から構成される。作業の原価は、単位時間当りの標準原価に、想定される標準処理時間を掛けたものになろう。単位時間当りの標準原価とは、人的労働に伴う標準原価とCTPなどの機械稼動による標準原価の合計を、稼働時間で割ったものから算出される。(図1)
JAGATでは、この様なアプローチによる生産工程(刷版、印刷、製本加工)の標準原価算出ツールをExcelベースで既に開発しており、標準原価の算出ロジック、コスト構造の分析、考え方、などについてセミナーを開催する。次回は、8月7日(火)10:00−17:00を予定している。
本セミナーに参加希望の方は、こちらを印刷し必要事項を記入の上、JAGATまでFAXにて、お申込下さい。
また、本セミナーへのご質問や興味を持たれた方は、JAGAT 研究調査部までお問い合わせ下さい。(問合せ先: 03-3384-3411)
2007/06/27 00:00:00