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コンテンツと基幹システムの一元化

XMLによる情報交換がいろいろいわれた割には、その応用範囲は急速には広がっていないが、将来に向けてシステムを組みなおす機会があるごとに、XMLによるデータ交換は盛んになっていくだろう。今まで印刷やメディア応用の立場からXMLが有用であるという議論はしていたが、その元となるXMLを顧客のビジネスの中からどのようにうまく取り出すかが問題であった。

既存の企業の基幹システムの中にある商品データなどはそのままではカタログに使えないものが多く、従来は印刷カタログを作る際に校正がされて、そのデータがWebにも使用される流れであった。しかしWebによる販促の比重が高まるとともにWebファーストで進む必要が出たものの、そのことはWebの側に文字や画像データの校正もしてもらわなければならないことでもある。

既存のWebシステムはCMSのように制作の最終段階を受け持つだけで、ドキュメントシステムのように法令に基づいた用語や表記のチェックなどをする機能はない。今後はいかにして基幹システムにあるさまざまな情報を、すぐ使えるコンテンツ化していくかという課題が発注側にある。XMLのデータを受ける制作側からも、こういったところの支援とかアウトソーシングの提案はされつつあるが、発注側がeビジネスの必要性を感じているところはそのように進むであろう。

その場合は単にメディアでの表現用のデータが用意されるだけではなく、購買履歴の統計処理や購買パターンの分析などをメタデータ化したものも同時に構築されていくので、Webならリコメンデーション、紙媒体ならばバリアブルプリントといった形でクロスメディア的な展開がされていくようになる。現状のクロスメディア云々の取組みはそういった際の下地を作っているようなものである。

ビジネスプロセスのIT化が進んで、営業マンや顧客の行動の記録から販売の統計処理がリアルタイムに処理できるようなところから、本当のクロスメディアのメリットが出るのであって、出口のメディアだけで引っ張っていける範囲には限度がある。

クロスメディア研究会会報221号より)

2007/12/13 00:00:00


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