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商品カタログの自動組版システムを構築商品カタログや情報誌などの分野では、データベースパブリッシングや自動組版を利用した組版レイアウトがおこなわれている。テキスト&グラフィックス研究会では、商品カタログの自動組版と分析・設計プロセスについて、日立インターメディックス株式会社の長浜孝信氏にお話を伺った。 ■自動組版システムへの取り組み
以前は日立印刷として商業印刷・出版印刷中心の会社だったが、「印刷からITへ」として社名を日立インターメディックスに変更した。
現在の自動組版システムは、Webブラウザからデータ入力や組版指示をおこない、自動組版サーバーを通してPDFで返す。PDFとして校正を行う。入力しては結果を確認し、間違っていれば何度でも繰り返すことができる形としている。 ■自動組版の分析・設計
クライアントから自動組版の依頼があると分析をおこなう。デザインを重視するものは、自動組版には向かない。パターン化できるかどうか、費用対効果が適正か判断する。 あるクライアントから、「文書をXMLにし、それを自動組版してほしい」という依頼を受けたことがある。しかし、システム構築費用が嵩むため、クライアントにも日立インターメディックスにもメリットが生まれない。結局、Wordで文書を作り、Wordで納めたところ、費用が安くなって喜ばれた。 費用対効果を考えた上で実現できるかどうか、どんな仕組みを作るか、スタート段階で考えるべきことである。 ■自動組版システム構築の事例
日立の家電セールスマン用で、約400ページ、商品点数3,000点〜4,000点のカタログがある。以前はMacで手作業のDTPでやっていた。家電製品にはJANコードがあるため、160ページのJANコード表という別冊もあった。その2冊を自動でやってほしいという依頼があった。
商品が多種に渡るため、データベースの統一が難しい。レイアウトパターンも商品の種類によって違うため、非常に多くなる。また、商品スペックを紹介するため表組も多い。図版をどうするかということも問題であった。 ページ数も商品点数もパターンも多いため、現状のままでは自動組版に向いていないと判断した。しかし、他の印刷会社から自動組版の提案があると受注できないという危機感があり、「ぜひ、自動組版を作る」として開発を進めることとなった。 全部のページを自動組版することは無理と判断し、自動化できる部分とできない部分を見極め、80%自動化を目指してシステム開発をおこなった。 (この続きは、テキスト&グラフィックス研究会会報誌 Text & Graphics No.262に掲載) テキスト&グラフィックス研究会 |