クロスメディアエキスパートの受験をするのに何を勉強すればよいかという問い合わせをいただくが、お答えすることは決まっていて、メディア制作の仕事の話の中でわからない言葉にでくわしたならば、その場で(あるいはなるべく近いうちに)ネットで調べなさいということである。
実際にクロスメディアエキスパートのカリキュラムにあるキーワードを全部用語解説的な範囲で検索してプリントして積み上げると1mくらいになる。必ずしもプリントをする必要はないのだが、そのくらいWeb上には膨大な情報があって、しかもメディア制作に関してはまだ印刷物になっていないような項目もWebには結構載っている。
つまりWebはうまく活用すれば百科事典にも参考書にもなるし、SNSで受験の情報交換をすることもできるように、すでになっているのである。クロスメディアエキスパートの受験に際してこれらがうまく駆使できないならば、受験しないほうがよいくらいである。
受験だけでなくWebサイトの設計に際しても、一サイトでなにもかもするのではなく、ビジネスの文脈に沿って外部の情報を参照(リンクとかマッシュアップ)して活用するとか、逆に内部の情報を他サイトとシェアするなどWeb2.0的な進め方をして、お互いにWebでのサービスを膨らませていくことができるし、そうしないと相対的にサービスの悪いサイトになる。
いずれにせよ利用者にとってはネット上に情報がふんだんにあるようになるのだから、むしろ情報過多で利用者が右往左往しないような工夫こそが新たなサービスになる。イントラネットならば社内のWeb自体が業務のサポートに留まらず、業務に必要な教育システムにもなるように考えるべきである。
Webは「調べもの」を超えて進む。つまり業務のコンテンツと教育のコンテンツは分ける必要はなく、社員教育という文脈で業務コンテンツを辿って、学習できるとかその人を評価して、その結果から再教育・次ステップの教育ができるような、人の成長に対応したWebなり知識処理のシステム化が求められるだろう。
(クロスメディア研究会会報222号より)
2007/12/25 00:00:00