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インクジェットプリンタのカラーマッチングツール

開催日時
2000年3月21日(火)14:00-17:00

主旨
CTPの普及に伴い,平台校正に替わるプルーフが本格的に求められるようになってきました。現在のところ方向性として大きく3つあげられます。
1つめは,本紙・網点・顔料を用いる高品質DDCP,2つめは,CTPとCIP3の組み合わせによる本機校正。3つめとして,汎用の安価なインクジェットプリンタの利用があります。
これらは,品質・コストの面で一長一短あり,どれか1つを選択するというよりは,クライアントの要望に応じて使い分けていくことになると思われます。
先に行われたPAGE2000において,最も活発だったのは,3つめのインクジェットプリンタを用いるもので,印刷本紙とのカラーマッチングを実現するために,さまざまな手法が提案されていました。
そこで今回のミーティングでは,最近登場したインクジェットプリンタを用いた各社のソリューションを紹介します。

内容と講師

14:05-14:45 BEST Color
  サカタインクス株式会社 印刷製版機材事業部
  デジタル営業部 デジタル開発室 マネージャー 堀本 邦芳 氏

BEST Colorは,ドイツBEST社の製品で欧米で既に高い評価を得ている。日本の総代理店であるサカタインクスより,BEST Colorの機能の中からICCプロファイルの反映効果、トリミング、ネスティング、タイリングなどの編集機能、特色の登録などを紹介する。

14:50-15:30 Desk Check1000/2000
  株式会社二樹エレクトロニクス 代表取締役 宮竹 正仁 氏

インクジェットプリンタ専用ソフトRIPによりカラーマッチングを実現。色管理の知識がない方でも簡単に使用できる。
従来のICCプロファイル作成方法とは異なる独自の関数処理によるCMYK変換を行い、少ないパッチ数でプロファイル作成が可能。スクリーンチェック・ソフトによりモニター上で色校正、PSデータ確認、分版、およびトラッピングの確認が可能。価格を抑えデザイナーにもご使用頂くことを念頭に開発。

15:35-16:15 Matchprint Inkjet System
  イメーション株式会社 プリンティングシステム技術グループ
  アシスタントマネージャ 永嶋 正志 氏

「レインボー」で培われたカラーマチングおよびRIP技術がベース。カラープルーフィングソフトウエア「マッチプリント・カラー・RIP・ソフトウエア」,専用プルーフィング 用紙から構成。「マッチプリント・カラー・RIP・ソフトウエア」は,ICCに準拠した色変 換エンジンでありながらCMYKデータの墨版情報を保持した色変換を行う。

16:20-17:00 LabFit/LabProof
   大日本スクリーン製造株式会社グラフィックアーツ事業本部東京支店
   東京テクニカルセンター 福原 節寿 氏

最終ターゲットを印刷物とおき、印刷までの各工程において,その都度適切な印刷シュミレーションを行うというコンセプトで各種ツールを開発。
・「LabFit」
独自のアルゴリズムによる高精度なICCプロファイルを簡単に、高速に作成する。編集も可能。
・「LabProof」
RIP Onceのコンセプトに基づき、RIP後のビットマップデータ(編点画像)を確認できるカラープルーフィングシステム

主催
社団法人日本印刷技術協会

会場
社団法人日本印刷技術協会 アネックス 研修室
〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11

参加費
 テキスト&グラフィックス研究会メンバー:無料
 テキスト&グラフィックス研究会メンバー以外:1名 10,500円

申込み
テキスト&グラフィックス研究会メンバー:
  メンバー専用の申込書でお申込み下さい。
一般/JAGAT会員:
  FAX申込みフォームをプリントしFAX(03-3384-3481)でお申込み下さい。

参加費振込先
参加費は,下記口座にミーティング開催日の2日前までに振込み願います。なお,お申込み後の取消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願い致します。
 口座名:(社)日本印刷技術協会
 口座番号:富士銀行中野支店(普)202430

内容問い合わせ
社団法人日本印刷技術協会 研究調査部 テキスト&グラフィックス研究会担当
Phone: 03-3384-3113/Fax: 03-3384-3116

2000/03/21 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会