そして今回これを実現した技術がWebサービスの技術で、SOAPやWSDLなどが使われている。これらは、XML技術を利用したインターネット上にある他のコンピュータのアプリケーションを利用するための技術である。アプリケーションへの情報の受け渡しや起動や結果を返すための情報をXMLを利用して行っている。その利用事例として、GoogleがGoogle Web APIとして提供を始めたもので、検索条件を渡して検索結果を受け取ることができるという話である。
最近は、Webサイトの構築を行う上でも、インタラクティブにしかもダイナミックなWebサイトの構築の要求が増えている。従来の情報提供型から、アクセスする人とコミュニケーションをとりマーケティング情報にしたり、または商品を提供したりするホームページが増えていることもある。このようなサイトを構築する技術は、静的にHTMLで書かれたホームページから各種スクリプトを利用したホームページに変わってきている。データをデータベースからアクセスしてダイナミックにHTMLを生成して表示するような技術で、電子カタログや買い物をする際の個人情報のやりとりなどに使われている。そしてこのような環境をサポートしているマイクロソフトの環境がいわゆるASPと呼ばれる環境であった。そしてWEBサービスを前提とする場合これらの環境が.NETフレームワークの環境に変わってくる。
BtoCやBtoBのためのシステムを構築提供している(株)ベイテックシステムズのBayCommerceの環境も、今回マイクロソフトの.NETフレームワークを採用してWebサービスに対応したという話もある。ニュース記事
XML Webサービスが注目を浴びる中で、今年の春からマイクロソフトが提供を始めた.NETフレームワークについては、IT技術情報を提供しているWebサイト@ITの中にInside.NETがある。
通信&メディア研究会では、.NETについて何が実現できるのかについてこのサイトを運用されているデジタルアドバンテージ様によるセミナーを6月25日にテーマ「Web開発にも必要な.NETフレームワークとは」で行います。
2002/06/15 00:00:00