本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

印刷情報の充実化を図るprint-better

社団法人日本印刷技術協会(以下JAGAT)が,本サイト(www.jagat.or.jp)とは別に,印刷関連の情報サイト「www.print-better.ne.jp(以下print-better)」を10月1日に立ち上げて,おかげさまで約1年になりました。

print-betterは,印刷物を作る際に便利な情報を集めたサイトです。サイトのコンテンツは,大きく分けて「印刷のツボ」と「問い合せ情報」の2つになります。

「印刷物を作る際の辞書」をコンセプトにした「印刷のツボ」は,当初「ページ物印刷物企画」から始まり,現在では「アナログ博物館」「色彩概論」「書評」「DTP玉手箱」が加って全5項目となり,充実を図っています。

アナログ博物館は,写真植字機や湿版など印刷にデジタル化が導入される前の技術を中心にとりあげていきます。現在は1981年に社団法人日本印刷技術協会から発行した『印刷発明物語』(馬渡力著)(*絶版)を抜粋して連載しています。馬渡力は印刷雑誌社を経て,印刷学会常務理事,日本印刷協働研究会常任理事,社団法人日本印刷技術協会の副会長を歴任し,その幅広い印刷技術の知識は印刷業界の技術発展に大きく貢献しました。『印刷発明物語』からは「カラースキャナ創世紀の素描」と「写真植字機の発明略史」の章を掲載します。

「色彩概論」は当協会客員研究員の野島正樹がまとめた色に関する知識について連載している。印刷は色をCMYKの4色で再現しているため,いわゆる色彩に関する関心が薄かったといえます。しかし,DTPが普及し,コンピュータで色を扱うようになると,画像処理ソフトは,CMYKではなく別の尺度で色を扱っており,必然的にそれらの知識が必要となっています。ここでは,人間の色の認識や色の表現方法など画像処理には欠かせない項目について解説していきます。

「書評」では,JAGATの機関紙「JAGATinfo」や月刊誌「Printers Circle」などに連載された印刷に関する書評を掲載していきます。

「ナンデモQ&A」や「印刷技術情報」ではサイトのオープン当初より連載し,印刷現場での技術的な問題点を解決する情報も,豊富で多岐にわたってまいりました。

今後,日常の仕事にかかわりの深い情報を順次追加していく予定です。ぜひhttp://www.print-better.ne.jp/をご利用ください。

2002/11/02 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会