クロスメディアについて
Q:クロスメディアとは
A:これまで,ニューメディア,マルチメディアなどデジタルの情報資源を多様なメディアに展開することを表現する言葉がいくつもでてきました。クロスメディアもその流れのひとつです。ただし,従来は同じ情報資源を異なるメディアでも同じように利用するという考え方が主流でしたが,クロスメディアではメディアそれぞれの特質を理解し,それにあわせた展開を意識することが重要になってきています。
Q:クロスメディアは新たなビジネスやマーケットを創造するのですか?
A:クロスメディアは付加価値のあるメディアビジネスを提案するための手段であり,クロスメディアビジネスという市場があるわけではありません。
認証制度について
Q:クロスメディアエキスパート認証制度とは
A:情報資源を紙,DVD,インターネット,モバイルなど多様なメディア(クロスメディア)へ効率的かつ効果的に展開することができる,デジタルメディア制作のディレクターを,クロスメディアエキスパートとして認証する制度です。
Q:クロスメディアエキスパートの役割
A:情報資源を持つクライアントの要望や課題を読み取り,いろいろなメディアから適切なものを選択したり,組み合わせたりして,効率的で効果的なメディア制作を実現できるコーディネーターの役割を担います。
Q:カリキュラムになぜ「経営概論」が入っているのですか。メディア制作のディレクターならば,制作に関する技術動向を知っていれば十分ではないですか。
A:電子メディアを活用してクライアントの抱える課題を解決する際には,その企業の経営戦略・情報戦略を理解することが必要です。実際に,プロデューサーや経営者の方と話し合いをすることもあるでしょう。基礎的な経営の知識は,クライアントの目的に沿って適切なメディアを使った提案をすることに大いに役立つでしょう。
Q:認証制度を受験するのはどのような人が対象なのですか。
A:メディアを効率的かつ効果的に作ることができる制作ディレクターとしています。予算や経営戦略の理解なども求められることから,プロデューサーを指向する制作ディレクターという位置づけになります。
Q:紙メディアに関する記述があまりないようですが。
A:紙の制作についてはDTPエキスパート認証制度の範囲であるため,クロスメディアエキスパート認証制度には含めていません。2つの認証制度に合格することで,紙メディアも電子メディアもディレクションできることが認証されることになります。
Q:論述問題はどのような力が試されるのですか。
A:論述試験問題では,クライアントの抱える課題を記述した文章,財務諸表などが提示されます。それを,読み解き,メディアを活用した解決策に関する提案書を2時間で記述します。
クライアントの要望を的確に読み取り,その要望に適した提案ができるかどうかを判断します。2時間という制限時間の中で,手で提案書を記述するという作業により,分析力,論理的な思考能力,提案能力を問います。
複雑で高度な提案を合格にするというわけではありません。実現可能で適切な提案ができるかを判断しますので,多様なメディアを活用した提案をしたことがある方なら,難しくはありません。
Q:カリキュラムの範囲が広すぎて,とても受かるとは思えません。
A:すべての範囲に専門的な知識を要求しているのではありません。特に1.メディア概論,2.経営概論,3.IT概論といった概論の部分については,基礎的な知識や用語の理解などを重視した問題がだされます。
ディレクターとして,プロデューサーやシステム・インテグレーター,デザイナー,オペレータなどさまざまな職種の人と調整して仕事をするために,幅広い知識が必要になります。
実際に,デジタルメディアのディレクターとして仕事をしている方なら,決して難しい試験ではありません。
Q:具体的な例を紹介してください。
A:例えばある学習塾では,生徒の学習効果を上げるために,教材提供の工夫やコミュニケーションの充実を図りたいという課題を抱えていたとします。
この解決策として,教材をデータベースに入れて,各生徒にあわせたプリントオンデマンドによる教材作成や,eラーニングを提供するということも考えられるでしょう。また,電子メールや掲示板の利用により,生徒や家庭とのコミュニケーションを図るという提案もあるでしょう。
以上のような提案をするためには,システムを検討するためのIT分野の知識が必要です。顧客サービスの拡充という塾の経営戦略を理解する力が必要です。さらに,学習塾の経営状況などを把握することで,実現できるシステムの見積もりなどを検討することができます。
eラーニングを採用するためには,インターネットの知識はもちろん,映像や画像処理の編集に関する知識も役立ちます。そして,ソリューションを実現するためにはディレクターとしてワークフローの検討や,プロジェクト管理を行わなければなりません。
以上のように,クロスメディアエキスパートには,幅広い基礎的な知識を持ち,地道な作業をひとつずつ正確にこなしていく能力が必要になります。
求められる多能工的なメディアのコーディネーター
Q:幅広い知識よりもXMLやJava,データベースなど専門的な知識を習得したほうが仕事に役立つのではないですか。
A:もちろんXMLやJava,データベースなど特定の技術の専門知識を持つことは仕事に役立ちます。しかし,技術の進歩は早く,一度習得した技術で一生仕事ができるとは限りません。むしろ限られた技術だけに頼るほうがリスクは高いといえるでしょう。メディアとITが密接に関わったことにより,常に新たな技術に関する勉強が必要となっています。
クロスメディアエキスパート認証制度は受験すること自体が有効な勉強の機会になります。得意な分野を持ちながら,広範な知識を習得する。これにより,広い視野を持ちつつ適切なメディアを組み合わせたり,効率的なメディアの活用したりする提案が可能な電子メディアの制作ディレクターの育成を目指します。
出題範囲・カリキュラムについて
Q:カリキュラムを教えてください。
A:「出題範囲」がDTPエキスパート認証制度のカリキュラムに相当します。 ただし,「出題範囲」とあるように内容はクロスメディアエキスパート認証試験の対象となる分野やキーワードが記載されています。DTPエキスパート認証制度のカリキュラムのように,仕組みの紹介や用語の解説などは含まれません。
Q:カリキュラム送付の費用を教えてください。
A:カリキュラムに相当する「出題範囲」を記載した資料を「無料」で送付します。ただし,内容につきましてDTPエキスパート認証制度のカリキュラムのように,仕組みの紹介や用語の解説などは含まれず,出題される分野と関連項目やキーワードが記載されたものになります。
資料請求のページに登録していただければ、印刷物の「出題範囲」を送付いたします。
資料について
Q:資料請求をしたいのですが。
A:Webから資料請求ができます。
なお,資料は現段階ではすべて揃っておりません。資料請求画面に登録していただければ,各資料が出来次第,順次お送りいたします。
https://expert.jagat.or.jp/siryo.html
お問い合わせ:
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=9036
Q:参考資料を教えてください。
A:概論(1 メディア概論,2 経営概論,3 IT概論)については一般の常識レベルを問うことになります。また,メディアの制作に関係する分野(4 クロスメディア,5 ネットワークとデータベース,6 デジタルコンテンツ)については順ある程度専門性が問われますので,目安となる資料やサイトを順次クロスメディアエキスパート認証試験のサイトで公表する予定です。
2005/06/15 00:00:00