CIP4から届いたニュースレターから海外のJDFユーザー事例を紹介する。
正直に言うとJDFはすでに枯れた技術という認識で、ここ何年も動向をウォッチするのをやめていた。ときおりバージョンアップは行われているもののエンジニアでもない限り仕様を理解する必要はないと思っていた。
趣旨
JDFが最も脚光を浴びたのは2004年のdrupa展においてだろう。当時は「JDF drupa」と呼ばれた。それから約20年が経過し、製造機器やシステムのJDF対応は進んだもののブラックボックス化し、単語を耳にする機会はあっても仕様を理解する人は少なくなった。一方で、更なる小ロット化や労働人口減少への対応が迫られ、自動化への関心は高まっている。
JDF drupaと呼ばれたのが2004年に開催されたdrupa(4年ごとにドイツで開催される国際印刷展示会)である。今から15年以上前になる。
現在(2017年4月時点)のJDFの最新バージョンはJDF1.5であるが、CIP4では大がかりなバージョンアップの検討が続いている。XJDFと呼ばれているJDFの次のバージョンについてCIP4の資料から紹介する。
DXは抽象的な概念で、企業の数だけ各社のDXの取り組みがあると考えているが、DXに取り組むための印刷業界のベースはある程度共通化できると考えている。