【DTPキーワード】文字組

掲載日:2016年6月29日
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日本の文字組は幅広い字句を用いるため、非常に複雑である。そのため多くのルールが存在する。ここでは字取り、省略語句、数字について一部解説をする。

字取り

レイアウトアプリケーションやワードプロセッサーアプリケーションなどには、「字取り組み」という組み方がある。字取り組みとは、決められた組み幅に文字を均等に分割配置することを指し、名簿の姓名や、一覧表などの項目名など、字数が様々なものを一定の組み幅に揃えて組むときに用いられる。

字取り組みでは、アキの総量を字間数(字数-1)で割った値が、個々の字間アキ量となる。

組み幅は最大字数によって決められることが多く、伝統的には5・7・9・11字取りなど、処理の便宜上から奇数字取りが行われてきた。これは、字間アキ量に端数が出やすい字取りが避けられてきたためである。例えば、7字取りでは人名が6字の場合に5分アキを生じるが、その他の2字から5字については半角アキや全角アキの処理となる。

奇数字取りの理由

奇数字取りの理由

字取りにおける均等配置の例外として、欧文用文字の字間は基本的に2~3分アキを保つ。

省略語句

省略語句の用法は和欧混植組版に共通である。語句の省略は既に固定化されたものがある。

省略単位にはkgのようにピリオドを付加しないが、月名や曜日を省略した場合には、必ずピリオドを付加する。

単位を表すポンド(pound)はlb、オンス(ounce)はozなどと省略し、複数でもsを付加しない。

午前、午後を表すa.m.(ante meridiem)やp.m.(post meridiem)は、基本的に小文字を使用し、ピリオドをつける。

mm、kg などの単位表記は、立体の欧文小文字で表記し、全角は使用しない。

文を区切ったりつないだりするための欧文約物には、それぞれの使用法や意味の強さがあり、原則に従った使用をする。

省略表記

数字

数字表記においては、数学記号、アラビア数字、ローマ数字など数字の表記の用法および規則、年代、日付、時間などの表記規則を踏まえて原稿整理する。

ローマ数字の大文字は、I II III IV V VI VII VIII IXXなどを用いた数字で、欧文文字を使用する。

時計文字は、ローマ数字に似ているが異なるものであり、Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ Ⅹなどを用いた数字で、全角合字を使用する。

アラビア数字は、1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 などを用いた数字で、欧文文字に属している。欧文では、数字はそれぞれの書体とともにデザインされている。アルファベットと数字は、同じ書体を使用する。
数字表記

有限会社 セネカ
代表取締役
野尻 研一

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