【DTPキーワード】表の組み方

掲載日:2016年7月7日
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DTP以前手作業の時代から表の作成は組版の中でも手間の掛かる作業の一つであった。手作業からDTP に変わっても長らくその手間はさほど変わらなかった。
アプリケーションソフトの種類によっては、プラグインソフトやエクステンションプログラムといった後から機能追加するものはあった。アプリケーションソフト本体に不足している機能を補うための小さなソフトウエアが種々存在していたが、そもそもアプリケーションソフト本体に初めから組み込まれていないと普及は難しい。結果的には、表のための機能ではないが、表の作成に有効な使い方ができる機能をユーザーが考え、工夫をして作業していることも少なくなかった。
DTPレイアウトアプリケーションソフトとしては後発のAdobe InDesignには、表の機能が初めから組み込まれて発売された。高度な機能が準備されているがデフォルトで使用しても十分見栄えのする表が作成できる。しかし表をデザインする上では以下のような点に留意したい。

表の基本形式

  • 表は行と列(2 次元)で構成されるのが一般的。
  • 行と列は内容ごとに高さと幅をそろえる。
  • 横軸か縦軸または両方に見出し(項目)を設ける。
  • 見出し名や項目名は表内文字より目立たせる。
  • 各区切りには罫線、空白、色網などを用いて区別する。
  • 表の文字位置は内容に合わせて、左/中央/右などのそろえを行う。また文字は罫線などにかからないように左右上下に余白を設ける。その際用いる機能に、インデントやタブなどを活用する。
  • 上下の文字位置も一般にセルや罫線などの区切りの中央に位置される。セル(cell)とは小区分、小部屋、欄などを意味し、ここでは表の中で扱う個々のマス目を指す。表の左上を起点に、縦方向(行)と横方向(列)で区切り、各セル位置(アドレス)を行と列の組み合わせで示す。表計算ソフトとの連携ができるDTP アプリケーションソフトもある。

表の基本設計手順

  1. ①表全体を収める範囲(縦横の大きさ)を決める。
  2. ②目的に合った表の形状を決める。
  3. ③最小文字の大きさを先に決め、文字数に合わせてセルの大きさを設計する。最小文字の大きさは、読み手のターゲット層や内容に見合った可視性を考慮して決める。
  4. ④残りのセル大きさを文字数を考慮して作成する。

表組

有限会社 セネカ
代表取締役
野尻 研一

(Jagat info 2013年12月号より転載)

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