【DTPキーワード】組版の単位系

掲載日:2016年8月4日
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組版は活字の配列を意味したので、活字の寸法が全ての単位の基準となった。

ポイント

欧文組版の単位系ではポイント(point、単位記号はpt)が使われ、基準単位は72 分の1 インチで、2 分割、3 分割をしやすいように考えられた。

パイカ

パイカ(pica、単位記号はpc)はひと回り大きい欧文組版の単位で、12 ポイントに相当し、6 パイカで1インチ(inch、単位記号はin)になる。主に段組の幅や版面の大きさを指定する場合によく用いられる。

JISでは1 ポイントを0.3514mm としており、72 分の1 インチとは異なる。DTP では72 分の1 インチ(約0.3528mm)が使われる。

単位系
ポイント

号数

和文組版は、古くからの活版の基準単位で鯨尺に由来する号数が使われ、ワープロフォントのベースともなった。

級/歯

印刷/出版では日本で写真植字機が生まれたときの単位系の級数/歯数が多く使われた。級は文字などの大きさにより異なるレンズのサイズを用いた。歯は文字などの位置や距離、間隔などを決める際に印画紙の位置を移動するために、歯車の最小回転ピッチが基準となっていた。この基準単位は0.25mm でメートル法に基づく。しかし欧米で生まれたDTP 環境は、ポイントを基本単位とする。
歯車のピッチ
アプリケーションによっては単位系が異なると、最も近い文字サイズを選んでも端数の誤差が積み重なって行末やページ末に生じる場合がある。実際に組版されるシステム/プリンターを想定してレイアウトしなければならない。

有限会社 セネカ
代表取締役
野尻 研一
(Jagat info 2014年2月号より転載)

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