【DTPキーワード】禁則処理と調整

掲載日:2016年8月5日
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和文組版処理は、字間の調整を行うスペーシングと、禁則処理の2 つに大きく分けられる。

禁則処理

禁則処理は、行頭や行末にきてはいけない禁則文字(文字/句読点/括弧類などの約物や、単位などの記号)を追い込みや追い出し、ぶら下げを行って適切に処理することをいう。

行頭禁則文字

行頭にきてはいけない文字をいう。句読点、疑問符、感嘆符、受けの括弧類、中黒、拗促音、音引きなど。
なお中黒、拗促音、音引きは許容する場合がある。

行末禁則文字

行末に来てはいけない文字をいう。起こし括弧、前置省略記号など。

分離(分割)禁止

文字間を空けたり、途中で2 行にまたがることを禁止する文字をいう。連数字(漢数字は可)、2 点リーダー、3 点リーダー、2 倍ダーシ(ダッシュ)、グループルビなど。

行揃え

組版の揃え処理には、行頭揃え、行末揃え、欧文組版に多い中央揃え、日本の組版に多く使われる頭末揃えがある。このうち主に頭末揃えにおいて行末のアキが不揃いにならないようにしなければならない。

スペーシング調整

スペーシングは、約物が連続して現われる場合の間隔調整や和文中に英単語が入る場合に、アキを入れるなどの処理を行う。
禁則処理や欧字挿入で生じた行中や行末のアキの過不足を目立たないようにするため、再度スペーシングで約物まわりや字間に案分する。この両者がバランスよく行われるのがよい組版である。
調整方法は新聞や雑誌、出版社や書籍の方針によって異なる場合がある。

約物を詰める場合
約物を詰める場合

日本語組版の基本的アルゴリズムは、JIS X 4051:2004「日本語文書の組版方法」に規定されている。
禁則処理

有限会社 セネカ
代表取締役
野尻 研一
(Jagat info 2014年4月号より転載)

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