本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
ビジネス誌サイトNo.1「東洋経済オンライン」の事例とともに2014年以降のメディア環境と変革について探る。2020年に向けて、印刷業界はメディアの変化にどう対応していけばよいのか、そのヒントをつかむ。
電通「2013年 日本の広告費」によると2013年は5兆9,762億円、前年比1.4%増となり、2年連続で前年を上回った。ただし、新聞、雑誌、ラジオなどは減少が続き、衛星メディア関連広告費やインターネット広告費がプラス推移している。そして、動画広告なども注目されている。 メディアの主役が生活者に移行し、広告におけるKPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)も変 化して、広告主からは、より費用対効果の向上と可視化が求められている。
今後も印刷会社にとって、メディア環境の変化に対応していくことが引き続き重点課題となる。そこで本セミナーは、『東洋経済オンライン』をリニューアル、わずか4ヵ月で5300万PVを獲得してビジネス誌系サイトNo.1に導いた佐々木紀彦氏を招き、デジタル時代の変化のあり方についてお聴きする。5年後のメディアの行方について語っていただき、メディアビジネスのマネタイズモデルを展望する。
また、今や他の文学賞よりも売れ行きを左右する『本屋大賞』の立ち上げなど、既存の手法にとらわれないマーケティングに定評のある嶋浩一郎氏を招き、既存メディアの活性化手法やメディアの立ち上げ方を聴く。本セミナーでは、メディア環境の変化への先進事例を知り、2014年以降のメディア展望を考えることで、今後の印刷経営のヒントをつかむ。
2014年03月26日(水) 14:00~16:30(受付は13:30より)
14:00-15:00 「2014年のメディア動向について――5年後、メディアは稼げるか?」
(1)『週刊東洋経済』と『東洋経済オンライン』
(2)リニューアルの戦略ストーリー
(3)なぜ、5年後なのか―広告、新聞、出版、Webの行方
(4)5年後、メディアは稼げるか?
佐々木氏略歴:1979年福岡県北九州市生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2007年9月より休職し、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。2009年7月より復職し、『週刊東洋経済』編集部に所属。『30歳の逆襲』『非ネイティブの英語術』『ストーリーで戦略を作ろう』などの特集を担当する。2012年11月、「東洋経済オンライン」編集長に就任。リニューアルから4カ月で5301万ページビューを記録し、同サイトをビジネス誌系サイトNo.1に導く。著書に『米国製エリートは本当にすごいのか』『5年後、メディアは稼げるか』(ともに東洋経済新報社刊)がある。
15:10-16:10 「メディアニュートラル時代のキャンペーンプランニング」
多くのコミュニケーションツールが登場した現代。広告コミュニケーションのプランニング方法は必然的に変化してきている。多くのクライアントもニュートラル発想の課題解決を望んでいる。ケトルの事例をもとに統合コミュニケーションのプラニングの最新手法を紹介。また、統合コミュニケーションの中で特に紙メディアの果たす役割も検証していきたい。
(1)ケトルのプラニング手法を例に、ニュートラル発想の企画立案プロセスを紹介
(2)新しいプラニング手法の中で既存のメディアの役割はどうなっているか検証
嶋氏略歴:93年博報堂入社。コーポレート・コミュニケーション局配属。企業の情報戦略に携わる。01年朝日新聞社に出向。スターバックスコーヒーなどで販売された若者向け新聞「SEVEN」編集ディレクター。02-04博報堂「広告」編集長。06年既存の手法にとらわれないクリエイティブ・エージェンシー博報堂ケトルを設立。トヨタ、KDDI、味の素、ソニーなどの統合キャンペーンを企画・実施すると同時にネットニュース配信、カルチャー誌「ケトル」の発行などコンテンツビジネスにも力を入れる。04年本屋大賞の設立に関わり、現在NPO本屋大賞実行委員会理事。11年ブック小ディネータ内沼晋太郎と共同経営の形で東京下北沢に本屋B&Bを開業。11年、13年のカンヌ広告祭PR部門の審査員もつとめる。著書「なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか」(祥伝社)など
<会場>
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
JAGAT会員・一般 15,750円
<要項>
※お申込は、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
新規Web会員登録はこちら
参加申し込み(ショッピングカートへ移動します。)
[有料]
一般/JAGAT会員はこちら
[無料]
プリンティング・マーケティング研究会会員はこちら
クロスメディア研究会会員はこちら
【FAXでのお申込み】
こちらの申込書を出力して、FAX(03-3384-3216)にて申し込みください。
プリンティング・マーケティング研究会・クロスメディア研究会メンバーの方は別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。
■参加費振込先
参加費は、下記口座にセミナー開催日までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。 代わりの方のご出席をお願いします。
■問い合わせ先
内容に関して
プリンティング・マーケティング研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 販売管理 電話:03-5385-7185(直通)