本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
JAGAT/プリバリ印は『社会的活動についてのウェブアンケート』を実施いたしました。【PAGE2011・プリバリ印コーナー】では、調査レポートを各日先着300名様にお配り致します。
企業による社会的活動など、CSR(Corporate Social Responsibility)活動に対する関心は今後ますます高まると思われますが、そうした議論のベースを考えるため、社団法人 日本印刷技術協会(JAGAT)発行の月刊誌『プリバリ印(イン)』 (2011年1月号)では「印刷(関連)会社の社会的な活動への取り組み状況」「社会的活動に対する考え方」「CSRという言葉の認知率」などを把握することを目的にwebアンケート調査を実施いたしました。
その結果、約8割がなんらかの社会的活動に取り組んでおり、社会活動の意味については、企業が払うべきコストと捉えているところが多く、社会的活動に取り組むメリットとして、企業イメージの向上を挙げるケースが多いことが分かりました。
また、フリーアンサーには、社会貢献やCSR活動に対して肯定的な意見と懐疑的な意見の双方がみられましたが、建設的な意見も数多く見受けられました。いずれのフリーアンサーからも、社会貢献やCSRに対する真摯な姿勢がうかがわれました。コストや義務といった意識を超えて、継続的で、ビジネスにプラスとなる社会的活動への取り組み方が模索されているようです。
以下、調査結果の概要とポイントをご覧ください。
【調査結果の概要】
◆取り組んでいる社会的活動の上位5項目は、「省エネルギー」「廃棄物の減量化」「地域活動・教育文化支援・清掃活動など」「資源の再利用」「環境マネジメントシステム」
◆社会的活動に取り組むメリットの上位3項目は、「企業イメージの向上」「販売先や納品先との関係強化」「従業員の満足度の向上」
◆社会的な活動の意味の上位3項目は「払うべきコスト」「コミュニケーション」「社会還元」
◆CSRという言葉の認知率は7割超、内容についてよく知っているのは3割弱
社会環境が大きく変化している現在、印刷ビジネスにも環境保護や社会的活動、CSR活動に対する取り組みが求められつつあります。
本調査結果が、社会に必要とされる印刷ビジネスとは何かを考えていく一助となれば幸いです。
■『社会的活動についてのウェブアンケートの調査レポート』
PAGE2011にて 各日先着300名様にお名刺と引換でプレゼント
■引換場所
展示ホールA・ワールドインポートマート4階
月刊『プリバリ印』 コーナー
月刊『プリバリ印』1月号
特集:印刷で社会を変える!-CSRと印刷イノベーション
http://www.jagat.jp/content/blogcategory/114/402/
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■プリバリインタビュー
足立直樹氏(サステナビリティ・プランナー)
印刷産業は、持続可能な産業として高いポテンシャルを持っている
■特集
印刷で社会を変えよう!
●社会的活動についてのウェブアンケート+緊急座談会
CSRは社会システムであり、
印刷業には地域におけるつながりを再生する役割が期待されています
●社会貢献が先で、印刷は後から付いてくる
株式会社大川印刷
●お客様の目線に立つことが自分たちのメリットになる―それがCSRの本質
ハイデルベルグ・ジャパン株式会社
●やってみた人じゃないと見えない景色って、あるんですね
カワセ印刷株式会社
●特別寄稿
印刷業におけるCSRと価値創造
伊東美穂 電通 ソーシャルソリューション局 プランニング・ディレクター