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*実証実験の一環として字形データベースと検索ツールの公開説明&意見交換会を開催する。【参加無料】
デジタル出版で外字を使用することは、コスト面だけでなく複数デバイスや検索対応などの問題があり、結果的に電子書籍コンテンツの普及を妨げる。
そのため、経産省は「外字・異体字が容易に利用できる環境の整備」事業として、「字形共通基盤」という字形データベースを構築し、実証実験を始めることとなった。
約23,000種類のAJ1-6の文字に背番号が振られ、漢字の字形、読みや画数などの属性情報、JIS、AJ1-6、UCS、IVS、大漢和など漢字を特定する文字コードが参照できる。
文字を検索すると、データベースに登録されている各文字集合の字形が128×128のビットマップで表示される。例えば、小塚明朝、秀英体明朝、凸版明朝、文字鏡明朝の字形が一覧で表示され、書体デザイン差なども把握することができる。
異体字がある場合は異体字の字形も表示される。必要な字形がどの文字集合に含まれているか、どの文字集合にも存在しないものなのか、容易に検索し判別することができる。文字集合に存在しない字形は、現時点では外字だが、将来拡張すべき字形の候補とも言える。
データベースはWebサーバー上に構築されている(ログインが必要)が、エディタ形式の入力・検索ツールもアプリケーションとして提供される。
JAGATでは、実証実験の一環として字形データベースと検索ツールの公開説明&意見交換会を開催する。
外字・異体字問題に関心のある方に参加していただき、さまざまな要望や意見を寄せていただきたい。
■関連記事:「電子出版における外字・異体字問題と実証実験」
2011年11月22日(火) 17:30-19:30 (受付は17:00より)
<会場>
社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
無料
<要項>
■FAXからの参加申込み:
申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3168)にてお申し込みください。
■MAILからの参加申込み:
会社名、参加者氏名、「参加希望」と明記の上、tginfo1@jagat.or.jpまでお申込みください。
●お申し込み及び内容に関して
(テキスト&グラフィックス研究会)TEL:03-3384-3113