本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
※デジタルカメラや画像の環境は大きく進化したが、以前の画像処理、作業フローを引きずっていることも多い。
高性能デジタルカメラが普及し、印刷業界における画像データの入稿形式、処理形態も大きく変わっている。
しかし、なかにはアナログ時代の画像処理を引き継いだままの状況であることも多い。
アナログ原稿と現在のデジタルカメラの画像データ入稿とでは、画像品質も容量も大きく違っており、ワークフロー、画像処理を見直していかなければならない。
例えば、アナログ原稿では、スキャナ分解時に仕上がりサイズに合わせて、逆算して倍率を設定していた。
デジタルカメラデータの入稿になると、当初はデジタルカメラの撮影サイズ(画素数)が小さく、いかにして仕上がりサイズまで拡大するかが課題であった。現在では撮影サイズは十分で問題となることはなくなり、大きなデータをいかに縮小するかが検討されなければならなくなった。
自動露光によってデジタルカメラの適正露光の精度は格段に上がった。そのため、従来なら製版時に必要とされていた明るさの調整や色合わせなどレタッチ作業が激減することになった。
HDR(High Dynamic Range)機能によって調子再現は飛躍的に改善し、画像合成やマスク処理の作業も大幅に減ることになった。
さらに、撮影データを印刷以外のメディアへ展開することが一般的になり、適正な容量、カラーマネジメントなど、多メディア展開を前提にした画像入稿とワークフローが求められている。
本セミナーでは、現代の最適な画像入稿とワークフローを再考する。
※検討項目
・画像品質(ホワイトバランス、露光補正、調子再現、USM)
・画素数、データ容量、倍率変更
・色の再現領域、RGBとCMYK、モード変換
・ファイルフォーマット(RAW、JEPG)
・出力デバイス(オフセット印刷、POD、PC、タブレット)
※講演者は、デジタルカメラ設計者、写真家、制作会社担当者とそれぞれの立場で講演する。
2013年02月18日(月) 14:00-16:30(受付は13:30より)
<構成と内容>(講師や時間割はやむを得ず一部変更する場合があります。)
<会場>
公益社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
一般 10,500円(税込)/テキスト&グラフィックス研究会会員 無料
<要項>
■FAXからの参加申込み:
申込書をプリントして必要事項をご記入の上、FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
PDF版の案内はこちら から
■参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。 代わりの方のご出席をお願いします.
●内容に関して
(テキスト&グラフィックス研究会)TEL:03-3384-3113
●お申し込み及びお支払に関して
(管理部(販売管理)) TEL:03-5385-7185