JAGAT Japan Association of Graphic arts Technology


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各地の声(2009年5月)

掲載日: 2009年08月22日

依然として印刷経営の環境は好転しない。5月は大阪方面で新型インフルエンザの影響も観測された。印刷業にとっても今回の景気後退の影響は大きいが、自らを鼓舞するような気持ちの経営者が多いことに救われる。

茨城:商業
北関東道延伸の影響か、昨年度の県内観光客が2.2%増加、観光による消費額も14%増加しています。さらに観光客が増え、地域の活性化、経済効果、販促費の増加につながればと思います。

東京:出版
挑戦と改革でスタートしました。昨年より少し意識が高まり、数字の上では増収増益ですが、毎年7月以降の下半期が苦戦する傾向です。目標達成の気持ちの強さが結果を呼びます。

富山:包装
板紙等の主要材料とインキ等が高止まっているのに受注価格は下がり、収益性が低下しています。

静岡:商業
連休明けは厳しい受注環境でした。仕事量が減少して安値受注が横行し、混迷を極めています。

石川:商業
低調な業況に慣れ、鈍感になってきたことに危うさを感じます。設備や技術は従になり、知恵や知識というintangibleが主になりつつあるのではないでしょうか。構造変化です。

岐阜:商業
厳しい状況が続きます。がんばるしかない!!

愛知:商業
昨年より取り組んできた経費削減・事業戦略の見直し、企業体質の改善効果が出てきました。売り上げの変動に対応できる体制作りをさらに推進したい。(メーカー関連は厳しい!)

大阪:商業
売り上げが4月5月と大幅にダウンして、6月も回復の兆しが見えません。第2四半期に期待したい。事業戦略の見直しを行います。

兵庫:商業、出版
大手の取引会社の不調に新型インフルエンザの影響も加わり、経営成績が低下しています。

山口:総合
「紙離れ」1445年グーテンベルグ活版印刷以来の危機か?地方自治体の歳入不足に伴い、経費節減重点項目のひとつに印刷物は極力作らず、HP等で対応のことと明記されていた。

広島:商業
情報伝達手法は多様化した。印刷も含む既存メディアは変化を受け入れ、従来のメディア特性と新しいメディア特性を組み合わせた新しい事業領域を形成しなくては。ケータイなどと共生できれば「仕事が減った」と嘆かなくても済むだろう。

※1ヵ月ディレイ。最新情報はJAGAT会員企業限定の月刊誌「JAGAT info」に掲載。

(「2009年5月度 印刷業毎月観測アンケート」より)

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