JAGAT Japan Association of Graphic arts Technology


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各地の声(2009年7月)

掲載日: 2009年10月18日

状況が厳しいことに変わりはないが、底を打った可能性、受注減の一服感を指摘する声が散見され始めた。回復と言うにはほど遠く、受注減が常態化しつつはあるものの、一時期ほどの先行き不透明感でもなくなってきたか。

茨城:商業
政府は7月の月例経済報告で、景気の基調判断を「このところ持ち直しの動きが見られる」としていましたが、コンビニ弁当や衣料品(ジーンズ)、PB商品などの価格下落を見ているデフレスパイラルが続いているとしか思えません。印刷業界にもデフレの波はありますが、知恵を出し、対抗策を講じるのみです。

岐阜:商業
夏場の仕事が少ないのは昨年同様です。問題は年末に向けた仕事の引き合いが減らないことなので、今後に期待したいと思います。

静岡:商業
残念ながら民事再生法を申請した恒陽社がタイヘイに45000万で引き取られたとのこと。業界の垣根や企業価値について考える機会になりました。

愛知:商業
当社の主要なお客様の景況は底を打った感がありますが、上期決算を前に大幅な予算削減は続きます。8・9月はさらに「商閑期」で厳しい状況が続きます。「企業体質」を強化するチャンスになるよう取り組みたい!

愛知:パッケージ
話題が出始めてからほぼ一年。ようやく総選挙が実施されることは我が業界にとってはプラスですが、地方には恩恵が少ないです。

大阪:商業
仕事不足の一言です。

広島:商業
「ワンストップサービス」、「クロスメディア」と格好つけて言っているが、果たしてこれらの領域やメディアは減り続ける印刷市場をカバーできる市場なのだろうか?時々疑問に思うことがある。「印刷メディアが減った分は印刷メディアでカバーするのが、我々に一番合った方法ではなかろうか、と。もちろん営業エリアを広げ、メディアを組み合わせながらのことである。

※1ヵ月ディレイ。最新情報はJAGAT会員企業限定の月刊誌「JAGAT info」に掲載。

(「2009年7月度 印刷業毎月観測アンケート」より)

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