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凸版印刷ほか2社:広島高速交通で車両内サイネージの実証実験

掲載日: 2009年11月09日

凸版印刷、広島アキハバラ塾、広島高速交通は11月6日、広島高速交通が運行する「アストラムライン」にてデジタルサイネージ運用における共同実証実験を11月8日-13日まで実施すると発表した。

実証実験は、乗客に対してリアルタイムな情報提供を行うことにより利便性の向上を図ることを目的としており、アストラムライン車両内に凸版印刷が開発したUQ WiMAXを利用したデジタルサイネージ機器を設置してコンテンツ配信をおこなう。

具体的には、アストラムラインの24 編成車両中、2 編成の中間車両に各1 台のモニタを設置し、広島市内各社から提供されたニュースや各種案内情報といったを10~15 秒間隔で10 件程度、2~3 分間隔で繰り返し表示する。表示内容は車両内に設置したデジタルサイネージ端末が、無線LAN ルータを通じ、専用のコンテンツサーバにインターネット経由でアクセスして一定間隔でダウンロードする仕組み。

通信環境は広島アキハバラ塾の協力により、アストラムラインにすでに設置・運用されているフリースポットと今回新設する無線通信回線を使用する。凸版印刷 はデジタルサイネージ端末の設置・運営・検証、広島アキハバラ塾は通信環境の設定支援、広島高速交通は実験車両環境の提供をおこなう。 

今後は、駅ホームおよび沿線の施設に車両内デジタルサイネージと情報連携する仕組みを導入し、生活者の利便性向上を図るとともに、その生活動線の把握と広告の効果検証も含めたソリューションの構築を目指す。

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