デジタル一眼動画とDTVが変えるコンテンツの世界

デジタル一眼による動画撮影とDTVによるコンテンツ制作は、新たなグラフィックビジネスの1つである。

PAGE2010の電塾コーナーでご紹介したように、今、ビデオ・写真の世界ではデジタル一眼動画がホットな話題になっている。CANON 5D/7Dの人気たるや驚くばかりであり、実際のコンテンツもデジタル一眼を使用したものが話題になっている。

それも単なるブームではなく、DTP革命のように業界の根底から覆ってしまうようなパワーを感じさせている（とにかくコストが2桁落ちるのだ）。DTPのときにコストダウンと共に他業界からの参入を許してしまった印刷業界にとって、デジタルサイネージやWeb、マルチメディアコンテンツ向けの動画制作に参入できるまたとない機会である。

動画コンテンツと言っても、TVで流れているCM（CF：コマーシャルフィルム）を印刷業界に作れというのではない。会社案内を受注したのなら社長の挨拶ビデオくらいは必ず付いている。そんなものは自分で作れるのがデジタル一眼動画だし、デスクトップVideo（DTV：AppleのFinal Cut Studioなら1本\106,000）なのである。もちろんYou Tubeを見ていただければプロよりも素晴らしい動画作品が沢山アップされているので、印刷会社にも多大なチャンスがあるのはいうまでも無い。

デジタルメディア・コンテンツに興味がある方は、新書など読むより手っ取り早く実践的な知識が得られるハズである。

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■14:00-14:15 デジタル一眼動画&DTVと印刷業界

JAGAT 研究調査部長 郡司 秀明

■14:15-15:15 デジタル一眼動画の実際