本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
第34期試験は「DTPエキスパートカリキュラム第8版」が原則的に出題範囲です。8月22日(日)に実施する第34期DTPエキスパート認証筆記試験問題について、新出題/変更問題項目を発表します。
今回は、知識共有の意味合いでカリキュラムの範囲外の出題予定もありその項目についても記載しております。
※注意 この発表は新項目であり、新問題の発表ではありません。試験の公平性維持のため、以下の項目以上の情報提供はいたしかねますので予めご承知おき下さい。
1.印刷見積り(C2:印刷発注知識)
個々の取り扱い方が異なるのが印刷の見積りです。原理原則では、細かい作業単位ごとに積算していきますが、実際には現実的でなかったりします。一方、現実の仕事で実際に行なわれている見積り事例も踏まえると、受験者の方々にも所属される部署・部門に関係なく常識・センスを持つことが求められています。実践的知識を再確認するため、単なる単価の積み上げだけでなく、必要な作業工数を把握して発生するコストを予測するという意図で、簡単な見積り問題の出題を予定しています。
2.計算問題改訂(C2:印刷発注知識)
これまで出題されていた表組、見出しと行取り、組版設計と画像データ処理の計算、DTP組版設計などの設問の数値の変更を予定しています。新問題では、ありませんが、該当問題の基本的な考え方をよく理解してこれらの問題に取り組んでください。
3.Photoshopでの確認(C3:印刷工程知識)
画像データが入稿された時にPhotoshopで開いて確認するための基本作業やモニターでその色味をチェックする際に何が必要なのかといった知識を問う出題を予定しています。
4.PDF作成関連問題(C5:コンピュータ知識)
PDFの基本的な作成方法、入稿時のチェック方法、圧縮などPDFを取り扱うことに関しての基本知識として出題を予定しています。
5.図版問題(C3:印刷工程知識)
網点形状(AM・FM・ディザ・誤差拡散など)、モアレ事例、トラッピングなどの図版を提示し、それらに関連した形での設問の出題を予定しています。
6.電子書籍に関する問題(C5:コンピュータ知識)
昨今、電子書籍が話題となっています。本来この項目は「カリキュラム」には入ってはいませんが、受験者の方々にも、基本知識として知っていてもらいたい項目であると考えます。電子書籍の基本事項について問題を読みながら理解してもらうことを目的とした設問を出題を予定しています。
※以上の6項目がそのまま問題数と対応するわけではありません。項目によっては2つ以上の出題になる場合があります。また、新出題にともなって従来問題の入れ替え/統合/削除などが発生しますし、それ以外の従来問題についても修正を行ないます。結果的に、新出題項目を中心として全体の約20%くらいの問題が入れ替わることを予定しています。