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紙の国内需要は減少、1人あたり紙消費量は約240kg

掲載日: 2010年03月21日

【印刷界OUTLOOK2010】用紙

国内紙・板紙の需要は2786万トン

日本製紙連合会の調査発表によると、2008年の紙・板紙の国内需要(国内出荷+輸入±流通在庫増減分など)は、前年比3.1%減の3074万トンであり、2009年は9.4%減の2786万トンが見込まれている。

国内需要は2006年まで4年連続の増加だったが、サブプライムローンショックのあった2007年以降は3年連続で減少し、2009年は3000万トンの大台を割り込んだ。2009年の見込みで見ると、紙・板紙に占める紙は約60%、板紙が約40%の構成になっている。2009年は紙と板紙がそれぞれ揃って9%超の落ち込みとなった。

紙は新聞用紙(構成比20.3%)、印刷・情報用紙(60.2%)、包装用紙(4.6%)、衛生用紙(10.7%)、雑種紙(4.2%)から構成される。衛生用紙は最も景気の影響を受けにくく、経済が大打撃を被った大型の景気後退の2009年も0.5%しか減少しなかった。

包装用紙は産業資材向けが大きく減少した影響を受けて2009年は17.4%減だが、通常は90万トン前後で安定推移しているようだ。新聞用紙は21世紀に入ってからも3600~3700万トン台で堅調に推移していたが、2009年は6.0%減の3413万トンになった。

印刷・情報用紙は10.8%の2桁減になり、内訳は情報用紙8.0%減、非塗工印刷用紙8.8%減、塗工印刷用紙12.5%減になっている。塗工印刷用紙は2003年から4年連続で史上最高を更新する活況だったが、2007年より減少に転じた。非塗工印刷用紙は2001年から漸減して9年連続で減っている。情報用紙はPPC用紙を中心に近年は堅調だったが、2009年は大幅に減少した。

国民1人当たり消費量は241.5kg

日本紙パルプ商事『図表:紙・パルプ統計』によると2008年の国別紙・板紙消費量は、米国が8169万トンで最も多く、以下中国7913万トン、日本3069万トン、ドイツ、イギリス、イタリア、フランスの順で続く。国民1人当たり紙・板紙消費量で見ると、トップが米国265.9kgで、次がドイツ247.4kg、以下日本241.5kg、イタリア190.8kg、イギリス184.9kgと、上位には先進国が並ぶ。

2008年の国別古紙利用率は韓国の80.5%がトップで、以下中国69.5%、ドイツ67.8%、日本62.1%、フランス60.3%となっている。

 

(「JAGAT info」2010年2月号)

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