第33期DTPエキスパート認証試験 新出題/変更問題項目
掲載日: 2010年02月22日
33期試験は昨年12月に改訂したDTPエキスパートカリキュラム第8版が出題範囲です。3月14日(日)に実施する第33期DTPエキスパート認証筆記試験問題について、新出題/変更問題項目を発表します。 変更点にはあたらない、より深い知識を問う予定である項目についても記載しております。
※注意 この発表は新項目であり、新問題の発表ではありません。試験の公平性維持のため、以下の項目以上の情報提供はいたしかねますので予めご承知おき下さい。
1.印刷見積もり(積算)(C2:印刷発注知識)
従来エキスパート認証試験はDTP(技術)サイドから出題され、営業もこの程度の技術的な知識を持つべきであるという視点に立った問題ばかりであった。しかしコスト意識なしには全てのワークフローが成立しなくなった現在では、DTPサイドも営業的な常識・センスを持つことが求められている。実践的知識を再確認するため、簡単な見積もり計算にも取り組んでいただきたい。
2.知的財産権、個人情報保護法(C2:印刷発注知識)
これまで出題されていた知的財産権や個人情報保護法について、ポジティブな視点に立った問題として出題していた。今回の試験においても「ITビジネスは問題ばかりだ」という間違った認識を払拭したい。
3.デバイス関係のリニューアル(C5:コンピュータ知識)
前回の試験では、デバイスやアプリケーション、フォーマット関連の記述を全般的に見直しを行った。エキスパートとして対処できなくては困る項目と、時代に適合したした項目を再確認する。
4.標準印刷規格(C3:印刷工程知識)
標準印刷規格を利用することによって、各工程のさまざまな出力機器における色合いを管理する方法がとられている。米国の「SWOP」「GRACol」や欧州の「FOGRA」と同様、日本国内でも国際規格となる印刷の標準が定められている。Japan Color 2003 Web CoatedもAdobe社から提供され、総合的且つ実践的な知識を問う出題をする予定である。
5.モニターの解像度(C5:コンピュータ知識他)
デジタルサイネージの浸透と共にDTPコンテンツを紙ではなく画面に映し出すことが一般的になってきた事に伴って、各画面サイズの知識がないことで低レベルのトラブルも顕在化している。よって解像度や周波数を含めた基本知識を再確認を行う。
6.RGBフロー(C3:印刷工程知識)
RGBフローによるデータの受け渡しについて、ワンソースマルチユースとしてのRGBフローを再考するための出題を検討している。
※ 以上の6項目がそのまま問題数と対応するわけではありません。項目によっては2つ以上の出題になる場合があります。また、新出題にともなって従来問題の入れ替え/統合/削除などが発生しますし、それ以外の従来問題についても修正を行ないます。結果的に、新出題項目を中心として全体の20%くらいの問題が入れ替わることになります。