JAGAT Japan Association of Graphic arts Technology


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特別セミナー「電子メディアの中での収益モデル」開催報告

掲載日: 2010年09月22日

印刷会社がこれから電子雑誌ビジネスに取り組む場合に、いままでのノウハウを軸に新たなサービスを付加することで、新たな収益モデルとなる可能性がある。

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2010年9月17日(金)、特別セミナー「電子メディアの中での収益モデル」が開催された。同セミナーは、日本デジタルオフィスほか3社が新たに広告効果測定するシステムを構築したことにあわせて開催されたもので、電子雑誌発行における新たな収益モデルをテーマとして取り上げた。当日は50名近い方に参加いただいた。

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日本デジタルオフィスの濱田氏からは、今後の電子書籍ビジネスの可能性についてお話いただいた。

印刷会社は単に書籍・雑誌コンテンツをデジタル化するだけではなく、出版社、広告主に有用なデータを提供することでビジネス範囲を拡げることができる。電子雑誌を閲覧しているユーザーが他にどのコンテンツに興味を持ったのか、どのような順番でページを閲覧したかなどを定量データとして把握することで、今まで持っていたノウハウに加え、それらデータをクライアントにフィードバックすることができ、マーケティングやプロモーションに活用したり、広告効果を高めるコンテンツ作成に役立てるなど期待できるという。

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また広告効果測定システムの具体的な機能についても紹介いただいたほか、電子ブック作成ソフトの説明及びデモをおこない、参加者に実際の操作を体験いただいた。

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なお、次回開催については現在日程を調整中である。広告効果測定サービスを導入した電子雑誌を開始するモーターマガジン社の事例や新たにリリースされるログ分析システムを取り上げる予定。

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当日のレジュメは下記からダウンロードできるので、ご興味がある方はご参考ください。
★2010/9/17セミナーレジュメ

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