JAGAT Japan Association of Graphic arts Technology


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子どもたちの読書量は増えている!?

掲載日: 2010年11月28日

出版や印刷が子どもたちの成長をどのようにサポート出来るか。月刊『プリバリ印』11月号 子どもと印刷 〔スペシャルリポート〕より


少子高齢化の時代を迎え、子ども同士の交流機会が減少したり、親の期待や管理が過度に強まり、
子どもの自律性や社会性が育まれにくくなるといったマイナス面が指摘されています。
情報化やマルチメディア化は人々の生活を変え、意識や価値観を変化させます。将来の子どもたちに
ついて考える時には、従来の価値観や感覚ではなく、新しい枠組みが必要になってくるでしょう。
現在の子どもたちとメディアのかかわりを軸に、未来の社会において、出版や印刷が子どもたち
の成長をどのようにサポート出来るか考えてみたいと思います。

※以下「スペシャルリポート」本文より

〔前略〕

「活字離れ」が言われて久しいですが、子どもたちは本当に本を読まなくなったのでしょうか。
「1カ月平均読書量」の推移を見てみると、小学生でも中学生でも、冊数で見る読書量はここ数年
増加傾向にあります[グラフ2]。小学生ではここ10数年の間に5冊も増え、2008年には11冊を超えて
います。また、中学生でも2冊近く増えており、約4冊となっています。
この数値をどのように見るかは、人によってそれぞれでしょうが、小学生と中学生の読書量が
増加傾向にあることは間違いないでしょう。

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一方、「1カ月平均雑誌読書量」を見ると、小学生、中学生ともに緩やかな減少傾向にあることが分
かります[グラフ3]。1987年と2008年を比較すると、小学生でマイナス2.6冊、中学生でマイナス4.5
冊と、特に中学生で雑誌を読む人が少なくなっているようです。
こうしたことから、仮に「活字離れ」が正しいとしても、それは雑誌に限っての話であり、本を
読む時間は増えているというのが実情なのです。

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〔後略〕

112010.jpg月刊『プリバリ印』11月号 
特集:子どもと印刷
http://www.jagat.jp/content/blogcategory/114/402/

【インタビュー】
■プリバリインタビュー
鈴木のりたけ
命や政治をテーマに絵本を描いてみたい

■特集
子どもと印刷
●世界でたったひとつの「マイねずみ」を作ろう!! 

●スペシャルリポート
社会が育てる子どもたち

●月刊絵本クロニクル
キンダーブックと子どもたち

●printing experience for kids
大好きなコミックにセリフを入れてみよう!
グラフィックデザイナーになろう!

●仕掛け絵本コレクション
飛び出す力、立体の魔術を堪能しよう!
ひっぱってみよう、さわってみよう!
サンタさんのラジカル・ミステリー・ツアー


【NEWS】
JAGAT「社会的な活動に関するウェブアンケート調査」へのご協力お願い  
(~11月30日まで)

「印刷会社の社会的な活動への取り組み状況」を把握することを目的に
「ウェブアンケート調査」を下記にて実施させていただくことといたしました。
結果は月刊『プリバリ印』1月号で掲載予定です。

詳しくはこちら↓
http://www.jagat.jp/content/view/1436/402
ご協力の程よろしくお願い致します。

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