OpenIDでビジネスが拡がるのか?
掲載日: 2009年01月14日
多様化する認証システム ~OpenIDをはじめとするWeb認証技術がビジネスを拡大する~ のご紹介
JAGATクロスメディア研究会では、1/26(月)に「多様化する認証システム ~OpenIDをはじめとするWeb認証技術がビジネスを拡大する~」と題して、OpenIDを取り上げた拡大ミーティングを開催する。(
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その開催意図としては「OpenIDの導入が進んでおり、その技術の生まれた背景と展望を知り、ビジネスに活かす」といったところである。
OpenID自体は一昨年ごろから話題が出始め、昨年のYahoo!対応より認知が拡大した。今回講師をお願いしているOpenIDファウンデーション・ジャパンが設立されたのもこの頃である。
OpenIDはサイトを超えて共通のIDとパスワードを使える仕組みであり、URIを識別キーとして使用することで実現している。これによりユーザは複数サイトで異なるIDとパスワードを管理せずに済む。
メリットを見ると、シングルサインオンと似ているが、果たして違いはなんだろうか。
シングルサインオンはサイト内の異なる業務システムやソリューションを一回のログインで繋げてしまう仕組みである。認証サーバの使用や、権限設定の一元化などの要素もあるが、内容としては同じ。共通のIDとパスワードにより、利用者のストレスを軽減しようという狙いである。(また、サイト管理者のストレスも軽減する)
そもそもの動機が、簡略化であったりストレス軽減であったりするわけだが、例えば顧客管理システムと経理システムにそれぞれIDとパスワードを打ち込んで似たような業務を行う、というのはおかしな話で、これらを解決する方向がシングルサインオンの向かうところである。Yahoo!とミクシィで同じIDとパスワードを使えることとは根本的に違うところであろう。
そうなると、OpenIDのような「サイトを超えて、共通のログイン」というようなシステムは、どのように取り込んでいけばビジネスに繋がるのであろうか。
導入における技術的なトピックも習得しておきたいが、事例=導入にあたっての課題、その課題の解決、そしてビジネスへの拡がりを掴んでおきたいところである。
シックス・アパート株式会社、日本ベリサイン株式会社の方々もご登壇予定。Webサイト、メディア系のディレクターやプロデューサーにはぜひ勉強する機会と捉えていただければ幸いである。
1/26(月)のクロスメディア研究会拡大ミーティング「多様化する認証システム ~OpenIDをはじめとするWeb認証技術がビジネスを拡大する~」の
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