JAGAT Japan Association of Graphic arts Technology


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電子書籍のビジネスチャンスと収益化 【クロスメディア研究会セミナー】

CM No. 101530268

【電子書籍ビジネス事例研究(1)】 出版社が低コストで参加しやすい制作システムを提供するブックパブ、新たな顧客層を開拓したハーレクイン、フリーペーパーに新たな価値を生み出した「ANA Virtual Airport」の事例を取り上げる。


印刷用データを流用したiPhoneアプリ制作、ストア運営など、電子書籍ビジネスに取り組む印刷会社が増えてきている。しかし積極的に取り組んでいるところだけではなく、クライアントからの要望があり試行錯誤で取り組むところや、収益化への道筋が見えずに足踏みをしているところなどさまざまであろう。

本セミナーでは、電子書籍ビジネスに取り組む出版社、ベンダーなどさまざまな立場からの取り組み事例を聞くことにより、電子書籍が持つビジネス可能性や収益化モデルについて探ることを目的としている。各社の電子書籍ビジネス参入の経緯や収益化への取り組み、今後の課題等の情報を整理し、自社でどのように電子書籍をビジネスとして取り込んでいくかの手がかりとしていただければと考えている。

今回は事例研究(1)として、出版社が低コストで参加しやすい制作システムを提供するブックパブ、新たな顧客層を開拓したハーレクイン、フリーペーパーに新たな価値を生み出した「ANA Virtual Airport」の事例を取り上げる。

【関連情報・記事】
ハーレクイン社は2005年という早い時期から電子書籍に取り組んでいる出版社。ロマンス小説・コミックという、比較的読者層が固定されそうなジャンルにおいて携帯配信、電子コミックをスタートさせ、新しい読者を獲得しました。

・従来層とは異なる世代にリーチ、専門出版社ハーレクインの電子書籍

美術出版社が発行する『美術手帖』は、2011年8月よりtwitter連携ビューアによる無料ページ公開を開始しました。現在は情報発信、ユーザー間コミュニケーションを目的としていますが、将来的には有料版の販売も開始していきたいと考えているようです。そのためにはいかに認知度を高め、訪問してもらうかが重要になってきます。

・美術出版ネットワークスのリリース (外部サイト・PDF)
・電子雑誌は紙媒体にプラスとなるか、HTML5でビューア構築

電子書籍は制作後も販売努力が不可欠。iPhoneアプリで電子絵本をリリースしたムームーでは、App Storeで42万もあるタイトルのなかから自社コンテンツを販売するためにキャンペーンを実施するなどいろいろと実施しました。

・電子書籍アプリは制作した後がたいへん、売上げUPには施策が必須

開催日程・開催時間

2011年10月28日(金) 14:00-16:20(受付開始:13:30より)

詳細

14:00-14:40 出版社による電子書店の試み〜ブックパブ

三和書籍 代表取締役 高橋 考氏/株式会社モバキッズ 代表取締役 田村 健太郎氏


1)ブックパブ設立の経緯
2)出版社の視点での電子書籍展開のあり方
3)読者視点で使いやすい電子書籍をどう作るか
4)ブックパブへの出稿の仕方

・配布資料1 /配布資料2


14:40-15:20 iPadアプリ:ブランディング・ツールとしての可能性~"ANA Virtual Airport"事例紹介

株式会社方正 河田 京三氏


1)ANA Virtual Airport 開発の経緯
2)iPadで何が出来るか?
3)iPadをブランド構築に利用しよう
4)今後の展開

(休憩10分)

15:30-16:10 ハーレクイン社の電子書籍への取り組み

株式会社ハーレクイン デジタル・マーケティング・スーパーバイザー 本間 頼子氏


1)電子書籍への取り組み経緯
2)ハーレクイン社の電子書籍展開
3)ビジネス収益化からみた利点と課題
4)今後の展望

(質疑応答10分)



sanwa_takahashi.jpg 三和書籍  代表取締役
高橋 考氏

【略歴】
1953年生まれ。岩手県出身。大学卒業後、人文系出版社の老舗「三和書房」に入社。専門図書を中心に出版活動を展開。83年「積算ポケット手帳編集部」へ移動。「日本建材情報センター」を経て89年に独立。同年「建築情報研究所」を設立。94年三和書房東京支店を吸収合併し「サンワコーポレーション」に社名変更。2001年文京区音羽への移転を期に、現在の「三和書籍」に社名変更。05年NPO法人「北東アジア交流協会」を設立。三和書籍のCSR活動として中国で植林活動を行う。現在までの植林面積293ha、212万本を達成した。著書に「建築カタカナ語事典(共著)」井上書院など。

mobakids_tamrua.jpg 株式会社モバキッズ  代表取締役
田村 健太郎氏

【略歴】
モバイルを中心としたWebプロモーションの企画・開発に一貫して従事。各業種の特色を生かしたIT活用のプロデュースと、開発工数を絞り込むことによる低コストでのIT実装を得意としており、近年はEラーニング・電子出版分野でのサービス開発を主に行う。



方正 河田氏方正株式会社  出版ビジネスユニット
河田 京三氏

大学卒業後、東京グラフィックアーツに入社。同社にて技術営業・企画担当として印刷CAD・製版システムの企画・開発・販売に関わる。その後、アーツテック社にて大手出版社のエディトリアル・デザインシステム、各社年賀状システムなどを担当。 2000年に方正・コニカ・ヤフー3社のジョイント・ベンチャーであるパワープリント株式会社に設立当初より関わり、2001年より同社の責任者を務める。2008年に方正に戻った後は、出版業界担当として、出版システムのクラウド化・SaaS化提案を推進するとともに、日本における電子ブック・プラットフォーム構築に関わっている。

harlequin_honma.jpg 株式会社ハーレクイン  デジタル・マーケティング・スーパーバイザー
本間 頼子氏

ウィスコンシン大学経済学部卒業。米国でのウェブ制作、外資系広告代理店で大手IT企業向けにインターネット上のマーケティングを提案。ハーレクイン社では、ホームページでの紙書籍、電子書籍販売を開始。現在は一人でも多くの女性の方にハーレクインの電子書籍を届けることができるよう取り組みを行っている。

申込要項

<会場>

社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)


<参加費>

一般/JAGAT会員:10,500円(税込)
クロスメディア研究会会員:無料


<要項>

※お申込は、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
新規Web会員登録はこちら

参加申し込み(ショッピングカートへ移動します。)

[有料] 一般/JAGAT会員はこちら
[無料] クロスメディア研究会会員はこちら

FAXからの参加お申込み

この申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(クロスメディア研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)  

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PDF版の案内はこちら から

■参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。
代わりの方のご出席をお願いします。

  • 口座名:(社)日本印刷技術協会
  • 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

 

■ 問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 クロスメディア研究会担当   電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して
サービスサポートセンター   電話:03-5385-7185(直通)

 

 

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