本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
印刷会社が単なる価格競争から抜け出し、付加価値のある情報加工産業として収益構造を改善するには、印刷を核とした差別化を図らなければなりません。
総合的な知識と問題解決能力を身に着けた人材によるコーディネーション機能こそがこれからの印刷とメディア展開を支え、他社を一歩も二歩もリードする力となります。
印刷物の製造工程がデジタル化されたことによって、印刷会社のワークフローも大きく変化しました。デジタルならではのデータ加工の柔軟性や効率アップは実現しましたが、いまだに数値化、標準化されていない部分もあります。また、データの不具合や省力化によりトラブル内容も多様化しています。
顧客ニーズの品質を確保しつつ、生産効率を上げるためには、全体を見通した上でワークフローを整理・設計し、社内外のコミュニケーションを円滑に取り、ディレクションするプリンティングコーディネータの養成が必須です。
JAGATが考えるプリンティングコーディネータとは、表現設計(印刷イメージの構築と設計への支援)、品質設計(制作手法と手段)、さらには工程設計(運用手法とフロー体制作り)能力を備えた人材です。
具体的には………
■ 顧客の要望をつかみ、最終的な印刷物のでき上がりがイメージできる人
■ 印刷物の実現に向け、具体的な技術支援や調整ができる人
■ 他メディアへの有効利用を視野に入れ、そのための最適なワークフローを構築できる人
■ 総合知識と問題解決能力で時代をリードできる人
また、印刷物のデジタル化の成果として、あるいは電子メディアの成果として、デジタルデータの有効活用や資産化のためのインターフェイス設計も視野に入れなければなりません。効果的に品質を維持・向上させるためには、デジタルデータ作成と印刷表現の方向性について、指示(ディレクション)・調整・統率できる人材が必要です。
JAGATでは1996年から15年にわたり、「プリンティングコーディネータ養成講座」を実施してまいりました。これまでに200名を超える方々が講座を受講し、それぞれの職場で活躍されています。
今年も下記の日程で、「第15期プリンティングコーディネータ養成講座」を開催します。13人の経験・実績とも豊富な講師陣による、12テーマの講義内容を全7回47時間で学ぶ、印刷メディアの総合ディレクション講座です。印刷現場及び企画・営業の若手から中堅社員の方々に、ぜひご参加いただきたいと思います。より多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
■「第15期プリンティングコーディネータ養成講座」
開催日程
2011年10月12日(水)-2011年11月11日(金) 全7回(47時間)
スケジュール&内容詳細
カリキュラム
講師紹介
※資料請求及び講座詳細お問い合わせにつきましては JAGAT教育サポート部までご連絡ください。
(tel:03-3384-3113 e-mail:
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