本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
本セミナーでは現状の電子書籍ビジネスについての状況整理と、今後の「電子書籍ならでは」の可能性を探る。
photo by Pen Waggener "Sea Change " (Creative Commons Attribution 2.0 Generic License )
電子書籍ビジネスの成否は以前から取り沙汰されてきたが、昨年からiPad登場もあって「電子書籍元年」とこれまで以上に盛り上がった。しかし端末、フォーマット、プラットフォーム、コンテンツサプライヤー、そして権利関係など様々な立場でこれといったデファクトが登場せず、議論は進むがなかなか一般大衆のライフスタイルを変えるまで至っていないのが現状である。ただ、スマートフォン端末の爆発的普及、iPadに続くAndroidタブレットが続々投入されるなど、人々の手の中の読書環境は大きく変化しているのがここ一年ほどである。
果たして電子書籍はビジネスとしてどういう可能性があるのか?そのために現状での可能性と電子書籍ならではの可能性の2つにわけて、今後の電子書籍ビジネスの可能性を再検討する。
電子書籍ビジネスの現状の可能性とは
電子書籍の多くの企画を手がけ、海外向けコンテンツ展開やePubフォーマットによる雑誌など試行錯誤を続けるCMパンチ佐々木氏より、現状の電子書籍に関する制作機会と今後の想定をうかがう。
電子書籍ならではの可能性とは
ソーシャルリーディングによる新しい読書体験を提供するためプラットフォーム確立を目指すスピニングワークスの事例を学ぶ。スピニングワークス白形氏は昨年以来の登壇だが、この一年でソーシャルリーディングというものがどのような状態だったか、を振り返ることで、「電子書籍ならでは」の方向性を模索していきたい。
なお、電子書籍という可能性を模索する機会として「PART II」をPAGE2012カンファレンスにて開催する予定である。こちらでは電子書籍ビジネスのコスト構造について考察していく。
CMパンチ 佐々木康彦氏
・出版社・印刷会社から依頼されるパターンと、そこへの提示事例、今後の方向性の予測
・ePub3の可能性、自社での試行錯誤について
スピニングワークス 白形洋一氏
・ソーシャルリーディングとは何か、海外の事例、国内の事例
・操作イメージ、プラットフォーム提供による今後の出てきそうな事例
・電子書籍ならではのスタイルを提供することとは
iPadアプリ「ANA Virtual Aiport」が電子書籍の一つの解となるか
ANAの事例は、電子書籍の一つの形でもあると同時に企業Webサイトの次の形としての可能性を感じた。アプリの中に動画もリンクも電子書籍もあり、ログインしてマイレージサービスにも直結するのである。
電子書籍時代に拡がる「ソーシャル読書」サービス
本の感想やコメントなどを電子書籍上で共有するソーシャルリーディングが広がっている。いままでも類似のサービスは存在していたが電子書籍の普及に伴い、新たな機能を付加した専用サービスとして発展した。
2011年11月25日(金) 14:00-16:00(受付開始:13:30より)
<会場>
社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
一般/JAGAT会員:10,500円(税込)
クロスメディア研究会会員:無料
<要項>
※お申込は、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
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参加申し込み(ショッピングカートへ移動します。)
[有料]
一般/JAGAT会員はこちら
[無料]
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FAXからの参加お申込み
この申込書 をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(クロスメディア研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)
■参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。 代わりの方のご出席をお願いします。
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問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 クロスメディア研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理) 電話:03-5385-7185(直通)