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新入社員の早期戦力化が企業の将来を支える

掲載日: 2012年03月08日

今年も新入社員を迎える時期が訪れようとしている。業績向上を目指す会社にとって、新入社員の早期戦力化が企業の将来を支える原動力になる。

JAGATが実施した「2011年度新入社員意識調査」では、印刷産業のビジネスとは何かを問う設問に対して「情報サービス業」「クリエイティブ業」という回答も増えつつあるが、依然「製造業」が多い。一方、「印刷業界」のイメージ」そのものに対しては、「色々な業界とかかわることができる」「これから変わっていく業界」と期待する声も挙がった。

伝統と革新を内在させながら模索する印刷業界に対して、新入社員もまた期待と不安を抱きつつ、企業人としての第一歩を踏み出そうとしている。環境や価値観が大きく変わりつつある今、これからの印刷業を支える人材は多様化する顧客のニーズに応えられる対応力・企画力が求められる。新入社員たちが習得しなければならない領域もこれまでの印刷物制作に関する知識だけにとどまらず、メディアへの展開を前提とした知識やコミュニケーション力、提案力にまで広がりつつある。新入社員にただ仕事を覚えさせるだけでなく、人材戦略の一環と考え、主体的に動ける人材の育成をどのように構築していくかが問われている。

新入社員たちを1日も早く育成し、主要な戦力として自立させるために、多岐にわたる必須知識とスキルの習得を短期間で効率よく盛り込んだ研修プログラムの活用が効果的だ。 JAGATでは、毎年「新入社員関連セミナー」を開催し、早期戦力化をはかる上での様々なプログラムを用意している。


■ビジネスマナーと印刷全般の基礎知識を習得
「新入社員養成講座」
スタートにあたり、「印刷業とは何か」をわかりやすく解説。業界の動向から、情報社会における印刷の役割を理解する上で必要な必須知識や社会人としてのビジネスルールなど、広範な基礎知識を習得。

■チームワークに欠かせない「コミュニケーションスキル」を磨く
「新入社員コミュニケーションスキルアップセミナー」

コミュニケーションによって円滑な関係をつくることは、自身の成長とともにチームの発展にもつながる。よりよい仕事の実現に向けて、職場や顧客との人間関係づくりに「コミュニケーション」を活かす方法を学ぶ。

■印刷物ができるまでの流れを講義と演習を通して体得
「印刷製作入門講座(講義編)」
「印刷製作入門講座(実技研修編)」
デザイン~製作~印刷~製本加工までの製作工程を理解し、DTPによる実習やカラー印刷実習を通して、印刷技術全般の基礎知識の習得を目指す。

■情報社会の変化に対応できる印刷営業の育成
「印刷営業20日間集中ゼミ」
顧客の要望を的確につかみ、迅速に行動できる営業パーソンの育成が急務となっている今、「技術知識」「商品知識」にとどまらず「情報コミュニケーション動向」や「企画提案」など多岐にわたる分野を網羅した短期集中・即戦力化プログラム。

 

 






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