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適材適所!あなたの色彩識別能力はどのくらいですか。

掲載日: 2012年03月16日

人間の色の見え方は、残念ながら加齢を含めて個人差がある。とくに色に関する仕事に従事している方は注意が必要です。

人間は、センサである眼を通して光を感じ、脳で処理をして色として解釈している。
色の見え方は、加齢(水晶体の変化など)を含め個人差がある。

画像処理などに携わる方が、ある色域において色彩識別能力が劣っている場合、ディスプレイ上のオペレーションが困難になるケースもある。簡単に言うと、1cm刻みのスケールでコインの厚みを測定するようなもので、正確な作業ができない。
したがって、画像処理など色に関する仕事をしている方は、自身の色彩識別能力がどの程度なのかを客観的に把握することも重要である。また、適材適所という観点から、オペレータ全体の色彩識別能力を測定するも重要ではないだろうか。

たとえば、Munsell 100 Hue Scoring Systemを使用して検査を行うと、「色彩識別能力を持った方」、「平均的な色彩識別能力を持った方」、「色彩識別能力が劣る方」などに分類することができる。また、色彩錯誤域を測定することも可能である。

結果の良し悪しは別として、自分のセンサである眼の能力を一度測定してみてはいかがでしょうか。
以下は、x-rite社が扱うMunsell 100 Hue Scoring Systemです。
今回、x-rite社のご厚意により、高価な同システムをお借りした(3/19~3/29)ので、ぜひ測定に来てください。(申し訳ございませんが、今回は先着10名さま、測定はJAGAT東京本部に限らせていただきます)
※ご希望の方は、 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい  まで「色彩識別力検査希望」としてメールにてご連絡ください

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(教育サポート部 大沢昭博)
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