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広い視野と知識が求められるDTPエキスパート DTPエキスパート認証試験対策 通信教育講座

掲載日: 2012年04月23日

「チャレンジthe DTPエキスパート」 講座 2012年4月開講

本講座は2011年1月から一次休講していたが、テキスト「DTPの基礎」の改訂に伴い、内容を刷新して2012年4月より再開講した。

DTPエキスパートを目指すには、試験の出題範囲「DTPエキスパートカリキュラム 」の確認が最初の一歩だ。現在のカリキュラムは第9版で、DTPエキスパートのWebサイトに掲載しており、冊子も送料のみ負担いただけば無料で配布している。カリキュラムを見ることによって試験に向けた学習内容と、自身の得意分野や不得意分野を確認することができる。

カリキュラムは大きく「グラフィックアーツ」と「コンピュータ環境」に分かれており、DTPエキスパート筆記試験ではこの中から「DTP関連知識」「印刷発注側知識」「印刷工程知識」「色の知識」「コンピューター関連知識」の五つのカテゴリーとして出題される。
ご覧いただくと分かる通り、カリキュラムには実に様々なキーワードを掲載している。その中には「編集校正知識」「印刷料金の見積もり(積算)」「印刷」「品質管理」「後加工」「ネットワーク」「システム設計」「電子書籍」「デジタルサイネージ」などもあり、DTPイコール前行程(プリプレス行程)と思っていると範囲の幅広さに戸惑うかもしれない。

しかし印刷メディア制作は、DTPでデータを作成すれば終わりではなく、その後印刷や後加工の行程を経て印刷物として完成する。自分の携わる部分だけではなく、その前後の行程も俯瞰して考えることは、トラブルの未然防止や行程の効率化にも繋がるだろう。印刷物は発注者(顧客)に渡り、さらに顧客のお客様へ届けられ、顧客の目的達成のために活用される。

DTPエキスパートには、それぞれが携わる仕事から一段高い場所から全行程を見ることができる広い視野が求められ、そのためにカリキュラム範囲は幅広いものとなっている。このカリキュラム内容が、印刷メディア制作に携わる方々の必須知識、基本知識であると認知していただき、自身のスキルアップや社内の人材教育などに活用いただいている。受験者は、職種では制作部門の方を初め、営業、企画、印刷の方々、業種では印刷、メーカーやディーラーなど印刷とその関連業はもちろん、発注側である一般企業など多種多様である。

多くの方に受験いただいているDTPエキスパート認証試験だが、筆記試験の合格には全てのカテゴリーで80%以上の正解率を必要とする。合格基準をクリアするためには不得意分野の克服が必要不可欠となる。

 「DTPの基礎 」 は、カリキュラムの解説書であり、特に理解が難しいと思われる要点を分かりやすく解説している。
本講座ではテキストで学習し理解を深めながら、三つの添削課題によって更にポイント整理ができる内容になっている。また、学習を進める中で疑問に感じたことを質問相談できることが、通信教育の最大のメリットだろう。更に教材に含まれるDTPエキスパート通信添削模擬試験によって実力測定も可能だ。試験に向けた各種対策ツールを有効に活用して、ぜひDTPエキスパートを目指して欲しい。

■通信教育講座「チャレンジthe DTPエキスパート 」
受講期間:3ヶ月
受講料(税込):21,000円

※詳しくは通信教育のWebサイトをご覧いただくか、通信教育担当までお問い合わせください。

(DTPエキスパート認証試験関連情報)
■第38期DTPエキスパート認証試験
試験日:2012年8月26日(日)
会場:東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌、他指定講座会場、団体受験会場
申請期間:2012年6月26日(火)~7月26日(木)(Web申請 8月2日(木)まで)

■第38期DTPエキスパート直前模擬試験 2012年7月開催予定

※詳しくはDTPエキスパート認証試験のWebサイトをご覧いただくか、資格制度事務局までお問い合わせください。

<Webサイト>
JAGAT通信教育
DTPエキスパート認証試験

お問い合わせ先:
JAGAT通信教育 電話03-3384-3113
JAGAT資格制度事務局 電話03-3384-3115

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