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ついにCS6が登場!
注目はCreative Cloudメンバーシップ
予想はしていたが、4月23日にAdobeからCS6が発表された。5月11日(金)リリースということなので、CS5.5から約1年、CS5からは約2年での登場ということになる。DTP関連で言えば、DesignとWebのパッケージ製品が統合されAdobe® Creative Suite® 6 Design&Web Premiumとなったことが変更点として挙げられるが、 もっとも注目したいのは、Adobe Creative Cloudメンバーシップだろう。概要に関する発表は以前からあり、既にご存知の方も多いと思うが、変更になっている部分もあり、簡単にその内容を解説しておく。
Adobe Creative Cloudメンバーシップとは、月単位、あるいは年単位で契約することで、Adobeのアプリケーションをはじめとする、さまざまなサービスを受けられるというものだ。Master Collectionに含まれるアプリケーションが使用できるのはもちろん、MuseやEdge Previewといった今後、日本語版のリリースが予定されるアプリケーション(ベータ版がAdobe Labsで公開中)も含まれる。また、20GBのサーバースペースやタブレット用のTouch Appsとの連携、Creative Community、さらにはDigital Publishing SuiteのSingle EditionやTypeKitのエントリーレベル、Business Catalystのエントリーレベルも使用できる予定だ。
まさに盛りだくさんといった内容となっているが、5月の発売当時にはまだ使用できないアプリケーションやサービス等もある。Creative Cloudの大きな特徴は、メンバーシップに加入さえしていれば、新しいアプリケーションやサービスが追加になった場合には、すぐに利用できるようになるという点だろう。例えば、次のバージョンが出る前に新しい機能が追加されたアプリケーションを使用可能になるといったこともありえる。これまでのようなパッケージを購入するといった使い方と大きく異なり、あとからリリースされたアプリケーションや追加されたサービスがすぐに使えるようになるわけだ。Adobeとしてみれば、常に“進化”していくサービス、それがCreative Cloudということなのだろう。
気になる価格は、個人版の年間プランが月額5,000円、企業向けのグループ版(年内に販売開始予定)が月額8,000円となっているが、発売記念版ということで8月31日までに個人版の年間プランを購入すると、1年間は月額3,000円で利用できるというキャンペーンも展開される(CS3.x、CS4、CS5.xのユーザーのみ)。
森 裕司[もり・ゆうじ]
名古屋で活動するフリーランスのデザイナー。
ウェブサイト「InDesignの勉強部屋」(http://study-room.info/id/ )や、名古屋で活動するDTP 関連のデザイナーやオペレーターなどを対象にスキルアップや交流を目的とした勉強会・懇親会を行う「DTPの勉強部屋」を主催。DTP やInDesign に関する著書も多数。アドビの『AdobeInDesign CS4 入門ガイドBack to Basic』の執筆も担当している。